ABEMAを独立した窓で開く|再生を続けたまま調べものをする
ABEMA pc アプリという言葉で探す人が詰まっているのは、多くの場合、番組を流したまま別の作業をしたいという場面です。ブラウザのタブで開いていると、調べもののタブを閉じるついでに番組ごと閉じてしまい、続きの位置を探し直すことになります。結論から書くと、Macに入れられる公式のアプリは配られていません。パソコンでの視聴はブラウザが前提です。ただし、Macの標準機能で独立した窓を作れば、アプリとほぼ同じ扱い方ができます。
公式が示しているパソコンの条件
提供元のヘルプにあるサポートデバイス一覧を見ると、パソコンの項目は「ブラウザ(パソコン)」としてまとめられています。Macの条件はOSがMac OS X 10.10以降、ブラウザはSafari最新版とGoogle Chrome最新版です。Windowsの条件はOSがWindows 8.1以降、ブラウザはMicrosoft Edge最新版とGoogle Chrome最新版と記載されています。
専用のアプリが用意されているのは、Androidスマートフォンとタブレット、iPhoneとiPad、Fireタブレット、テレビやセットトップボックス、そしてゲーム機です。macOS向けの行はありません。つまり、パソコンで使う限りはブラウザの画面がそのまま本体であり、そこを起点に考えるのが正しい順序です。
検索結果には「PCでアプリ化する方法」という見出しが並びます。中身を読むと、その多くはブラウザの機能でショートカットや独立した窓を作る手順です。公式のインストーラを探し続けても見つからないため、窓を分ける手順を覚えるほうが早く目的に着きます。
ABEMAは動画配信サービスです。ブラウザやアプリで視聴できるコンテンツを24時間配信しています。運営する「株式会社AbemaTV」は、2015年4月にサイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資で設立され、2016年4月にインターネットテレビ局として本開局しました。2020年4月にサービス名を「ABEMA」へ変更しています。 出典: abemaquick.com
24時間流れ続ける番組表を持つサービスなので、見たいものを選んで再生するというより、つけたままにする使い方が中心になります。この使い方こそ、ブラウザのタブと相性が悪い部分です。
Macで独立した窓を作る2つの手順
1つめはSafariの機能です。macOS Sonoma 14以降であれば、Safariで番組のページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を付けて追加します。ホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockからもSpotlightからも開けるようになります。
Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。Webアプリで行ったことは、その中だけで完結します。 出典: support.apple.com
2つめはChromeの機能です。Chromeでページを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。Chromeのヘルプでは、ウェブアプリはランチャーやホーム画面から開ける形になり、通知やアイコンのバッジ、オフライン用の追加ストレージを含む場合があると説明されています。
どちらも費用はかかりません。Safariの手順はmacOS Sonoma 14以降が前提で、Chromeの手順はそれより古い環境でも使えます。公式のブラウザ条件にSafariとChromeの両方が入っているので、どちらで作っても視聴の前提から外れません。作ったあとは、番組表のページを1本再生して、音と映像が問題なく出るところまで一度確かめておくのが確実です。
再生を続けたまま調べものをする置き方
窓を分けて最初に変わるのは、閉じる操作の取り違えが減ることです。ブラウザのタブに番組を置いていると、検索用のタブと番組のタブが同じ窓に並びます。調べものが終わってCommand+Wを押したとき、前に出ていたのが番組のタブだと、再生ごと終わります。続きの位置を探し直す手間は、番組の長さによっては1分を超えます。
置き場所の固定も効きます。Dockのアイコンを右クリックして「オプション」を開き、「このデスクトップ」を選ぶと、その窓は決めたスペースで開くようになります。番組の窓を右側のスペースに置き、作業用のブラウザを左側に置く形にすると、Control+方向キーでの切り替えがそのまま番組と作業の行き来になります。
見ている途中で回線や再生が止まったときの切り分けも楽になります。ブラウザのタブに多数のページを開いた状態だと、重くなった原因がどのタブにあるのか分かりません。窓が分かれていれば、番組の窓だけを閉じて開き直す、という対処が取れます。提供元のヘルプでも、視聴できないときは別のデバイスでの視聴を試すよう案内されており、切り分けの単位を小さくしておくこと自体が復帰の速さにつながります。
音の扱いも変わります。システム設定の通知一覧には、URLではなくWebアプリの名前で並ぶため、番組の窓だけ通知を切るという調整ができます。番組を流している間に別のサイトの通知が重なるのを避けたい場合、この切り分けが役に立ちます。
画面の大きさと、全画面にしたあとの戻り方
番組を見る窓は、大きさを決めて固定するほうが快適になります。窓を作った直後の大きさは標準のままなので、見やすい大きさに変えてから一度閉じると、次に開いたときもその大きさで開きます。作業しながら流す用途なら、画面の4分の1程度に収めて隅に置く形が現実的です。
全画面にする場合は、戻り方を先に決めておきます。Macの全画面は独立したスペースになるため、Control+方向キーか、4本指で左右にスワイプする操作で作業中のスペースへ戻れます。番組の窓を全画面にしておけば、Mission Controlの並びの中で位置が固定され、どこにあるかを探さずに行き来できます。
Split Viewを使う手もあります。番組の窓と資料の窓を左右に並べて1つのスペースにまとめると、切り替えの操作すら不要になります。ブラウザのタブに置いていた状態では、同じ窓の中にあるものを左右に並べることはできません。窓を分けたことで初めて選べるようになる形です。
- 見ながら作業する場合は、番組の窓を小さくして隅に固定する
- 集中して見る場合は、全画面にして独立したスペースに置く
- 資料と見比べる場合は、Split Viewで左右に並べる
開いたときに出てくるページを決めておく
窓を作るときに地味に効くのが、開いた瞬間にどのページが出るかです。Appleの説明では、作ったWebアプリの設定画面からアプリケーションURLを入力でき、「現在開いているページを指定」を選んで差し替えることもできます。番組表のページを起点にしたいのか、よく見るチャンネルのページを起点にしたいのかで、開いてから目的に着くまでの手数が変わります。
同じ仕組みで、名前とアイコンも後から変更できます。チャンネルごとに窓を分けたい場合は、名前を分けてアイコンも差し替えておくと、Dockに並んだときに取り違えません。ニュースを流す窓とアニメを見る窓を分けて、通知や置き場所をそれぞれで決めるという使い方もできます。
ナビゲーションコントロールを表示するかどうかも選べます。戻るボタンや共有ボタンを消すと見た目が素のアプリに近づきますが、番組のURLを誰かに送る場面が多い人は、表示したままにしておくほうが手数が減ります。見た目を優先するか、共有の速さを優先するかで決める部分です。
ログイン状態と、有料プランの扱い
有料プランに入っている場合は、ログイン状態の持ち方を把握しておく必要があります。Appleの説明にあるとおり、SafariのWebアプリはCookieやWebサイトデータをSafariと共有しません。Safariで既にログインしていても、作った窓では改めてログインを求められます。
作業としては1回で済む話ですが、認証の方法によっては確認コードの受け取りが必要になります。窓を作ったその場でログインまで通しておくと、見たいときに止まりません。プランの内容や請求そのものは窓の数とは無関係です。同じアカウントで開く窓が増えるだけなので、費用に影響はありません。
一方で、変わらないことも把握しておくべきです。表示される画面も、配信の内容も、視聴できる範囲も、ブラウザで開いたときと同じです。ダウンロードして持ち出す機能のように、スマートフォンのアプリでしか用意されていないものは、窓を分けても使えるようになりません。窓を分ける効果は、あくまで置き場所と切り替えの話に限られます。
毎日開くものから順に窓にする
窓にすべきものを見極める基準は単純です。1日に何度も開くか。閉じてしまったときに元の状態へ戻す手間が大きいか。動画配信は後者に強く当てはまるため、窓にする価値が出やすい部類です。
作り方をそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路もあります。URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る形で、アプリごとに別のブラウザプロファイルを割り当てるものが多く、ログイン状態の分離を前提に設計されています。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる作りであれば、よく使われるサービスはURLの入力もアイコンの用意も要りません。どこまで作れるかはできることにまとまっており、実際の流れは使い方ガイドで確認できます。
選ぶときに見る点は3つです。ブラウザが更新されたあとも作ったアプリがそのまま動くか、窓の大きさと置き場所を覚えてくれるか、通知をアプリごとに切り替えられるか。動画を流す用途では、窓の大きさが毎回リセットされるかどうかが体感に直結します。あらかじめ登録されているサービスは対応サービス一覧で確認でき、無料の範囲でどこまで作れるかは料金に書かれています。細かい挙動の違いはよくある質問に整理されています。
進め方としては、まず毎日つけている番組表のページを1つだけ窓にして、1週間そのまま使うのが確実です。誤って閉じる回数が減ったか、切り替えが楽になったかを見ます。そこで足りるなら追加の道具は要りません。macOSの版が合わない、ほかの動画サイトや業務画面も同じ形にそろえたい。このどちらかに当たった人だけが、次を検討すればよい話です。
よくある質問
ABEMAにMac用の公式アプリはありますか?
提供元のサポートデバイス一覧では、パソコンの項目は「ブラウザ(パソコン)」だけです。Macの条件はMac OS X 10.10以降でSafari最新版またはGoogle Chrome最新版と記載されています。専用アプリが用意されているのはスマートフォン、タブレット、テレビ、ゲーム機向けで、macOS向けの行はありません。
窓を作ると、視聴できる番組や画質は変わりますか?
変わりません。表示される画面も配信の内容も、ブラウザで開いたときと同じです。窓を分けて変わるのは、置き場所と切り替え方、そして誤って閉じにくくなることです。作ったあとに1本再生して、音と映像が問題なく出るところまで確かめておくと安心です。
有料プランのログインはやり直しになりますか?
作った窓では改めてログインを求められます。SafariのWebアプリはCookieやWebサイトデータをSafariと共有しない仕様のためです。作業自体は1回で済みますが、確認コードの受け取りが必要な場合があるので、窓を作ったその場でログインまで通しておくと止まりません。
番組を流したまま別の作業をするには、どう置くのがよいですか?
Dockのアイコンを右クリックして「オプション」から「このデスクトップ」を選び、番組の窓を作業用とは別のスペースに固定する形が扱いやすくなります。見比べる作業が多い場合は、Split Viewで左右に並べると切り替えの操作そのものが不要になります。