Amazon PhotosをPCで開く|見る画面とバックアップを分ける

amazon photos pcで検索すると、デスクトップアプリを入れる話とブラウザで開く話が混ざって出てきて、自分がどちらを探していたのか分からなくなります。先に結論を書くと、Amazon PhotosのPC向けの入口は2つあり、役割がはっきり分かれています。デスクトップアプリはパソコンの中のフォルダをバックアップする担当で、写真を見て探して整理する画面はブラウザの側にあります。ここでは2つの入口の違い、保存容量の前提、そして毎日開く側の画面をブラウザのタブから独立した窓へ出す手順までを整理します。

PC向けの入口は2つあり、担当する仕事が違う

Amazon自身のヘルプは、Amazon Photosへのアクセス手段を並べて書いています。自動バックアップ機能付きのiOSおよびAndroid用のモバイルアプリ、ウェブ、Windows版およびMac版デスクトップアプリ、そしてEcho ShowやFire TVなどのAmazonデバイスです。Macにもデスクトップアプリがあるという点は、ここを読まないと分かりません。

その2つの役割の分かれ方も、機能の説明の中に書かれています。自動保存機能はiOSまたはAndroidからカメラロールを自動的にバックアップし、デスクトップバックアップ機能はWindowsまたはMacのフォルダを保存する、と説明されています。つまりパソコン側のアプリは、スマートフォンのアプリと同じく「送り出す側」の道具です。

一方で、写真を探して整理する機能はウェブとモバイルに集まっています。画像認識で人物や場所や物や日付で並べ替える機能、撮影場所を地図に出すマップビュー、自然言語での検索。Amazonのヘルプはマップビューについて、iOS、Android、ウェブで使用できると明記しています。パソコンで写真を探したいなら、行き先はブラウザになります。

Amazon Photos Web版URL:https://www.amazon.co.jp/photos/ 出典: storagelab.jp

この住所を覚えておくかどうかで、毎回の手数が変わります。Amazonのトップページから入って、アカウントのメニューをたどって写真の画面に着く経路だと、たどり着くまでに3手か4手かかります。

保存容量の前提を、先に押さえておく

どちらの入口を使うにしても、容量の条件を知らないまま始めると途中で止まります。Amazonの案内は次のように分かれています。

  • Amazonを利用しているすべての利用者に 5GB の無料ストレージ
  • プライム会員は容量無制限のフル解像度の写真ストレージと、ビデオやその他のファイル用に5GB
  • 追加の保存容量は有料プラン

見落としやすいのは、無制限の対象が写真だけだという点です。Amazonのヘルプは「動画ファイルは、容量無制限の対象ではありません」と注記しており、別のページでも、ビデオはプライム会員を含むすべての利用者にストレージ制限が適用されると書いています。家族の動画をまとめて保存する用途では、プライム会員でも5GBの枠を使うことになります。

ファミリーフォルダの条件も具体的です。Amazonのヘルプによれば、ファミリーフォルダはプライム会員を含む最大6人が利用でき、招待して追加することで写真やビデオを共有できます。さらに、ファミリーフォルダの各メンバーは追加料金なしで自分のAmazon Photosアカウントを持ち、そこには容量無制限の写真ストレージと、ビデオやその他のファイル用の最大5GBが含まれると書かれています。家族で1つの枠を分け合う形ではないので、写真の量が多い家庭では効いてきます。

用途の制限も明記されています。ヘルプには、Amazon Photosは個人利用の非営利目的でのみ利用でき、業務利用や商業利用はできないと書かれています。仕事で撮った商品写真の保管先として考えていた場合は、ここで選択肢から外れます。

追加の保存容量と、上限を超えたときに何が起きるか

容量が足りなくなったときの選択肢は有料プランです。Amazon Photosの案内ページには、100GBのプランが 月額250円 から、1TBのプランが月額1300円と示されています。案内の中では、100GBで約14時間の1080pのHDビデオ、1TBで約140時間の1080pのHDビデオを保存できるという目安も添えられています。写真の枚数では見当がつかない人でも、動画の時間なら見積もりやすい書き方です。

上限を超えたときの挙動も公開されています。Amazonのヘルプによると、すでに保存されている写真やビデオは引き続き表示、ダウンロード、共有ができます。できなくなるのは新しい写真やビデオのアップロードで、空き容量を増やすかストレージを追加するまで止まります。加えて、自動保存とバックアップは制限が解消されるまで一時停止されると書かれています。

プライム会員をやめた場合の扱いも整理されています。5GBの無料ストレージに戻り、保存したコンテンツが新しい制限を超えるとアカウントが上限超過の状態になり、制限内に戻すにはアイテムを削除する必要があると案内されています。無制限だからと動画を大量に保存したまま解約すると、あとで選別の作業が発生します。プランを切り替えた場合については、古いプランで日割り計算による返金が行われ、新しいプランの全額が請求されるという説明があります。

空き容量を増やすときの手順にも注意点があります。ヘルプは、不要なアイテムを削除したうえで、ゴミ箱を空にして空き容量を増やすよう案内しています。削除しただけでは枠が戻らない作りなので、片付けたつもりでアップロードが止まったままという状態が起きます。

デスクトップアプリが担当するのは、フォルダのバックアップ

パソコンの中に溜まっている写真を送り出すなら、デスクトップアプリの仕事です。Amazonのヘルプは、バックアップオプションを有効にする手順を次のように示しています。

  • Amazon Photosデスクトップアプリを開く
  • バックアップタブで「バックアップするフォルダを追加」を選ぶ
  • バックアップしたいフォルダを選ぶ
  • 定期的なバックアップやファイルの種類など、バックアップの設定を行う
  • 「保存」を選ぶ

フォルダ単位で指定する形なので、写真の入っている場所が散らばっているパソコンでは、先に手元の整理が必要になります。逆に、撮影のたびに決まったフォルダへ取り込む習慣があるなら、その1つを指定するだけで済みます。

ここで押さえておきたいのは、デスクトップアプリを入れても、写真を探す画面が手元に増えるわけではないという点です。マップビューや自然言語での検索、ファミリーフォルダへの追加、写真の編集といった機能はウェブとモバイルの側にあります。パソコンでの使い方は、送り出しはアプリ、見るのはブラウザ、という2本立てになります。

アップロードできないファイル形式が決まっている

送り出す前に見ておくと手戻りが減るのが、ファイルの条件です。Amazonのヘルプは対応する形式を細かく挙げています。写真はJPEG、JPEG XL、BMP、PNG、GIF、ほとんどのTIFF、AVIF、HEIF、HEVC、iOSのバースト写真、iOSのライブ写真、HEIC、ProRaw、JP2、WEBPなど。ビデオはMP4、QuickTime、AVI、MTS、MPG、ASF、WMV、Flash、HEIF、HEVC、OGGです。RAWについては、NikonのNEF、CanonのCR2とCR3、SonyのARW、CanonのCRW、OlympusのORF、DNG(限定的なサポート)、ERF、MRW、KDCが挙げられています。

対応していないものも明記されています。Googleモーションフォト、Samsungモーションフォト、3D写真、360度のパノラマ写真、レンチキュラー写真、Leica Photosです。スマートフォンの機能で撮った動く写真が対象外になるので、Androidの端末から移してきたファイルが一部だけ上がらない、という形で気づくことがあります。

ファイル名の制約もあります。特殊文字を含む名前や、CON、PRN、AUX、NULなどで終わる名前、スペースやピリオドで終わる名前は使えず、ファイル名とフォルダ名は255文字未満にするよう書かれています。カメラから取り込んだままの名前なら問題になりませんが、自分で長い説明を付けて整理している場合は引っかかることがあります。

ウェブ版をタブに開いたままにしている人が困る場面

写真を見る側の画面がブラウザにあるという構造は、それ自体は不便ではありません。困るのは、その画面がタブの列に紛れることです。

写真を探す場面は、たいてい急いでいます。家族に送る1枚を探す、保険の手続きで撮った書類の写真を出す、修理を頼むために不具合の写真を見せる。どれも頻度は低いのに、思い出したその場で開きたい用事です。タブが十数個並んだ状態でこれをやると、ブラウザを前に出して、タブを探して、見つからなければ新しいタブで住所を打ち直す、という流れになります。

もう1つはアカウントの混線です。ブラウザのログイン状態はブラウザ単位で共通なので、家族で1台のパソコンを使っていると、誰のAmazonアカウントで開いているのかが分かりにくくなります。買い物の画面と写真の画面が同じログイン状態を共有しているため、写真を見るつもりで開いた画面が別の家族のものだった、という取り違えも起きます。

さらに、写真の一覧は読み込みに時間がかかる画面です。タブを閉じるたびに最初から読み直すことになり、探し始めるまでの待ち時間が毎回発生します。開いたままにしておくとブラウザが重くなる、閉じると次に開くのが面倒になる。どちらを選んでも損をする形になっています。

写真の一覧を、独立した1枚の窓として切り出す

この2つは、窓を独立させると同時に片付きます。Dockにアイコンが並び、アプリの切り替え画面から一手で戻せて、窓ごとにログイン状態を分けられます。写真を探す速さそのものは変わりませんが、探し始めるまでの手数が減ります。

追加の費用をかけずに作れる道が2つあります。1つはSafariの「Dockに追加」です。ページを開いてファイルメニューから選ぶと、そのページがWebアプリとして保存されます。閲覧履歴やCookie、Webサイトデータ、設定情報がSafariと共有されないため、家族と共有しているパソコンでもログイン状態を分けられます。もう1つはChromeでページをアプリとして扱う機能です。作ったときのプロファイルのログイン状態を引き継ぐので、入り直す手間は要りませんが、分離はされません。

作り方 ログインの扱い 開く場所
ブラウザのタブ ブラウザと共通 前回のまま
SafariのDockに追加 窓ごとに独立 指定したURL
Chromeのアプリとして扱う機能 プロファイルと共通 指定したURL
サイトをアプリにする道具 窓ごとに独立 指定したURL

効き目を左右するのは、どのURLで作るかです。Amazonのトップページで作ると、開いたあとに毎回写真の画面へ進むことになり、タブのときと手数が変わりません。写真の一覧そのものである amazon.co.jp/photos で作ると、開いた瞬間に写真が並びます。保存容量の残りを頻繁に見る人なら、ストレージの画面で作るという選び方もあります。窓の名前を用途で付けておくと、アプリの切り替え画面でも迷いません。

作り方をサービスごとにそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路もあります。URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る仕組みで、300以上のプリセットから選ぶだけで作れる形であれば、住所の入力もアイコンの用意も要りません。作れる範囲はできることに整理されていて、1本作るまでの流れは使い方ガイドで確認できます。どのサービスが登録済みかは対応サービス一覧にまとまっており、無料の範囲でどこまで作れるかは料金に書かれています。細かい挙動の違いはよくある質問にも並んでいます。

順序としては、まず写真の一覧の画面で窓を1つ作り、2週間使ってみるのが確実です。それで足りるなら追加の道具は要りません。家族とパソコンを共有していてログイン状態を分けたい、ほかのサイトも同じ形にそろえたい。このどちらかに当たった人だけが、次の選択肢を見ればよい話です。

よくある質問

Amazon PhotosにMac用のアプリはありますか?

あります。Amazonのヘルプは、アクセス手段としてウェブとモバイルアプリに加えて、Windows版およびMac版デスクトップアプリを挙げています。ただし担当するのはパソコンのフォルダのバックアップで、写真を探して整理する機能はウェブとモバイルの側にあります。パソコンでは送り出しと閲覧を別の入口で行う形になります。

プライム会員なら動画も無制限に保存できますか?

写真だけです。Amazonのヘルプには、動画ファイルは容量無制限の対象ではないと注記されており、ビデオはプライム会員を含むすべての利用者にストレージ制限が適用されると書かれています。プライム会員に付くのは容量無制限のフル解像度の写真ストレージと、ビデオやその他のファイル用の5GBです。

保存容量の上限を超えると、どうなりますか?

すでに保存されている写真やビデオは引き続き表示、ダウンロード、共有ができます。止まるのは新しいアップロードで、自動保存とバックアップも制限が解消されるまで一時停止されます。空き容量を戻すには、不要なアイテムを削除したうえでゴミ箱を空にする必要があります。

ウェブ版を独立した窓にするなら、どのURLで作るのがよいですか?

写真の一覧そのものである amazon.co.jp/photos で作るのが早いです。Amazonのトップページで作ると、開いたあとに毎回写真の画面へ進むことになり、タブのときと手数が変わりません。保存容量の残りを頻繁に確認する人は、ストレージの画面で作るという選び方もあります。

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