アットホームのPC版を独立したウィンドウで開く|検索条件を残す

「アット ホーム pc 版」で調べている画面は、2つに分かれます。スマートフォンで開いて簡易版に回され、絞り込みの条件を細かく指定できないまま止まっている画面か、Macのブラウザで何十枚も開いたタブのどこかに紛れてしまった画面です。前者は表示の切り替えで片が付きますが、後者は切り替えでは直りません。この記事が扱うのは後者、つまりMacでアットホームのPC版をどこに置くかを決めるための材料です。

住み替えの検討は、1日で終わる作業ではありません。条件を決めて一覧を見て、気になった物件を残し、翌日また同じ条件で見る。この繰り返しが数週間から数ヶ月続きます。だからこそ、入口を探し直す手間と、残した条件が消える事故の両方が、そのまま検討の質に跳ね返ります。

PC版を探している場面は、2つに分かれる

物件の一覧は、横に長い表です。賃料、間取り、専有面積、築年数、駅からの徒歩分数が横に並び、それを縦に何十件も見比べます。スマートフォンの幅では折り返されるので、比べる作業が上下のスクロールに変わります。PC版が欲しくなる理由の半分は、この一覧の見比べにあります。

もう半分は、絞り込みの条件です。アットホームの検索は、沿線と駅、市区町村、こだわりの条件を組み合わせて指定します。条件の数が増えるほど、画面の広さが要ります。指定した条件を確かめながら次の条件を足していく操作は、広い画面のほうが間違えにくくなります。

そして、この2つが片付いたあとに残るのがタブの問題です。条件を組み立てた画面は、閉じたくないので開いたままにします。ところが不動産の検討中は、開いたままにしたいタブがアットホームだけではありません。地図、学区の資料、住宅ローンの試算、引越しの見積もり。どれも同じブラウザに積み上がり、目的の1枚が沈みます。ここから先は、表示の設定では解決しない話になります。

推奨環境のページに並んでいる組み合わせ

アットホームは推奨環境のページを公開しており、OS、ブラウザ、JavaScript、Cookieの4項目に分けて書いています。OSの欄には Windows XP、Windows Vista、MacOSX が並びます。ブラウザの欄は、Windows側が Microsoft Edge 最新版 と FireFox最新版、Mac側が Google Chrome最新版、Safari最新版、FireFox最新版 です。Macについては、主要な3つのブラウザが揃って挙がっています。

同じページには、アットホームがJavaScriptを利用したサービスを行っているのでJavaScriptを有効にすること、Cookieを利用したサービスを行っているのでCookieを有効にすることが書かれています。Cookieについては、ウェブページを利用したときにブラウザとサーバーとの間で送受信した利用履歴や入力内容などを、利用者のコンピュータにファイルとして保存しておく仕組みだという説明まで添えられています。

この2行は、あとの判断に直結します。画面上部には「お気に入り」「最近見た物件」「保存した検索条件」の3つが常に出ています。どれも、ブラウザ側に何かが残ることで成り立つ機能です。Cookieを厳しく制限したブラウザや、閉じるたびに履歴とサイトデータを消す設定の窓では、せっかく組み立てた条件が翌日には残っていません。PC版を開けるかどうかではなく、残るかどうかが問題になる場面です。

ログインで使えるようになるもの、ログインしなくても足りるもの

アットホームには、メールアドレスとパスワードで入るログインがあります。何が使えるようになるのかは、アットホームログイン規約の別紙に列挙されています。

物件検索:不動産物件情報の検索と、ログイン利用者からの問合せ情報等を不動産物件情報掲載企業に転送するサービス 新着お知らせメール:ログイン利用者が登録した希望条件に対して、不動産物件情報の提供企業が新たに登録した不動産物件情報等が合致した場合、ログイン利用者に対してメールで配信するサービス 出典: athome.co.jp

同じ規約には、この機能の利用料金は無料だと書かれています。認証情報はメールアドレスとパスワードで、これを第三者に使わせないこと、定期的にパスワードを変えることが利用者の責任として定められています。さらに、一定の期間サイトのサービスを利用していないと判断された場合には、了承を得ることなくログイン機能を停止することがあるという条項もあります。検討をいったん中断して半年後に戻る場合、以前の状態がそのまま残っているとは限らないという意味です。

注意したい一文が、別紙の末尾にあります。PC、スマートフォン、タブレット向けサイト、スマートフォン、タブレット向けアプリの一部ではログイン機能が利用できない、と明記されています。つまり、どの入口から入ったかによって、できることが変わります。条件を残す運用を続けるなら、入口を1つに固定したほうが混乱が少なくなります。

公式アプリはMacでも動く。ただし画面はiPhone向け

Macで代わりにアプリを入れる道があるかどうかは、App Storeの掲載を見れば決まります。アットホームが出している「賃貸・売買の物件検索 アットホームで部屋探し・家探し」は無料で、カテゴリはナビゲーション、サイズは84.3MB、言語は日本語と英語です。

互換性の欄が肝心です。iPhoneはiOS 14.0以降、iPadはiPadOS 14.0以降、iPod touchはiOS 14.0以降、Apple VisionはvisionOS 1.0以降、そしてMacについては macOS 11.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMacが必要 と書かれています。Apple SiliconのMacなら、iPhone向けのアプリをそのまま入れられる形になっています。

ただし、入るからといってPC版の代わりになるわけではありません。App Storeから入るのはiPhone向けに作られた画面で、縦長の1件ずつ見る作りです。この記事の出発点だった「横に長い一覧を見比べたい」「条件を細かく足したい」という要件には届きません。アプリは外出先で1件を確かめる道具、PC版は机の上で比べる道具、という住み分けになります。Macの画面でやりたいのが比較なら、ウェブサイトのほうを整えるのが順序です。

Macで独立したウィンドウに出す2つの道

手数がいちばん少ないのはSafariに用意されている機能です。Appleの手引きには次のように書かれています。

Webアプリがホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockやSpotlightからも開けるようになります。 出典: support.apple.com

Safariでアットホームを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選ぶだけです。ブックマークではなく実体のある項目になるので、Spotlightで引けて、Dockの位置が固定され、Cmd+Tabで直接たどり着けます。アプリの名前とアイコンを変えられること、開くURLを編集できること、戻る・進むなどナビゲーションの表示を選べることも、同じページに書かれています。費用はかかりません。

この道で確かめておく点が1つあります。窓の中身がSafariのエンジンで動くこと、そしてSafariの設定がそのまま効くことです。アットホームの推奨環境にはMac向けのブラウザとしてSafari最新版も挙がっているので、表示の面では素直に動きます。一方、Cookieの扱いを厳しくしている人は、保存した検索条件の残り方をここで一度試しておくほうが安全です。もう1つの道は、Chromiumのエンジンで窓を作る道具を使う方法です。窓ごとにログイン状態を分けたい、アイコンを揃えたいといった条件が出てきたときに効きます。サイトを独立したアプリとして切り出せる道具でできることはできることに整理されており、作る手順は使い方ガイドが順を追って説明しています。

窓にするサイトを選ぶ基準と、物件探しの当てはまり方

毎日開くサイトを全部Dockへ出すと、タブの山がアイコンの山に置き換わるだけです。選ぶ基準は3つに絞れます。毎日開くか。自分のログインがあるか。見落としたときに費用や機会の損失が出るか。

アットホームは、住み替えを検討している期間だけ、この3つすべてに当たります。毎日開き、保存した検索条件があり、良い物件は先に決まってしまいます。逆に検討が終われば、3つのどれにも当たらなくなります。ここから出てくる使い方は、常設ではなく期間限定です。検討を始めた週にDockへ出し、契約が済んだら外す。時期が来たときだけ使う道具も、毎日使う道具と同じ仕組みで作れます。どんなサイトが対象になるかは対応サービス一覧で確かめられ、費用の考え方は料金に出ています。

期間限定という前提に立つと、作り方も変わります。凝ったアイコンを用意したり、複数の窓に分けたりする必要はありません。検討に使う入口を1つ決めて、それだけをDockに置く。賃貸を見ているなら賃貸の一覧、売買を見ているなら売買の一覧です。入口が2つ以上あると、どちらに条件を残したか分からなくなり、ログイン機能が使える入口と使えない入口の違いにも引っかかります。窓は1つに絞るほうが、数ヶ月の検討を通して破綻しません。

この基準で落とすものもはっきりします。相場の解説記事、街の口コミ、内装の写真をまとめたサイト。自分のログインが無く、見落としても損が出ないものは、ブラウザのタブのままで足ります。窓を作る意味は、同じ画面を何度も開くことにではなく、残した条件へ最短で戻れることにあります。

窓を作ったあとに確かめる3点と、規約の線

窓ができたら、その日のうちに3つだけ試しておくと、後の困りが減ります。1つ目は、ログインが最後まで通るか。2つ目は、窓を閉じて開き直したときに、保存した検索条件とお気に入りが残っているか。3つ目は、物件の詳細を印刷やPDFで手元に出せるかです。家族に見せる、不動産会社に持ち込む場面で、この3つ目が要ります。

もう1つ、線を引いておく話があります。アットホームのログイン規約は、禁止行為として、サイトに機械的にアクセスするなどサーバに過度な負荷を与える行為を挙げています。またサイトの各ページには著作権の表示が置かれています。

Copyright(c) At Home Co.,Ltd. このサイトに掲載している情報の無断転載を禁止します。著作権はアットホーム(株)またはその情報提供者に帰属します。 出典: athome.co.jp

窓を作るという話は、ここを越えません。やっているのは、人が自分の手で開く入口をDockに1つ置くことだけです。一覧を自動で取り込んで別の場所に貯める、更新を検知して差分を書き出す、といった作りは規約の線の外に出ます。手作業を短くすることと、取得を自動化することは別の話だと分けておけば、この道具の使いどころを踏み外しません。

道具側の細かい疑問はよくある質問にまとまっています。窓の数に制限があるか、作った窓を後から編集できるか、Cookieやログイン状態が窓ごとに分かれるか。物件の検討を数ヶ月続けるなら、この3つを先に読んでから作るほうが、途中で作り直す手戻りが減ります。

よくある質問

アットホームのPC版をMacで開くなら、どのブラウザがよいですか?

推奨環境のページには、Mac向けのブラウザとして Google Chrome最新版、Safari最新版、FireFox最新版 が挙がっています。主要な3つが揃っているので、表示の面ではどれでも支障が出る場面は限られます。分かれ目になるのはCookieの扱いで、閉じるたびにサイトデータを消す設定にしていると、保存した検索条件が残りません。

保存した検索条件やお気に入りは、どこに残るのですか?

アットホームは推奨環境のページで、Cookieを利用したサービスを行っているのでCookieを有効にするよう案内しています。Cookieはブラウザとサーバーの間で送受信した利用履歴や入力内容を利用者のパソコンにファイルとして保存する仕組みだという説明も添えられています。加えてログインすると、希望条件に合う新着物件をメールで受け取る機能が使えます。

アットホームの公式アプリをMacに入れられますか?

App Storeの互換性欄には、Macについて macOS 11.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMacが必要と書かれています。Apple SiliconのMacなら入ります。ただし画面はiPhone向けで、縦長に1件ずつ見る作りです。横に長い一覧を見比べる用途には、PC版のウェブサイトのほうが向いています。

独立したウィンドウにすると費用はかかりますか?

Safariの「ファイル」から「Dockに追加」を選ぶ方法は、macOSに含まれている機能なので追加の費用はかかりません。窓ごとにログイン状態を分けたい、Chromiumのエンジンで動かしたい、アイコンを揃えたいといった条件が出てきた段階で、専用の道具を検討することになります。まず無料の方法で1つ作り、足りない点を見てから決める順番で困りません。

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