buffalo nas macの設定画面を専用の窓にして開く
「buffalo nas mac」で検索している画面は、たいてい2つのどちらかです。MacのFinderからNASの共有フォルダーが見えなくなった画面か、NASの設定を変えたいのに設定画面までの道が思い出せない画面です。前者はプロトコルと権限の話で、後者は置き方の話です。この記事は両方を扱いますが、重点は後者に置きます。設定画面はブラウザーの中にあり、そこがタブの山に埋もれると、月に1度しか触らないNASの管理がそのたびに調べ直しになるからです。
MacからBuffaloのNASを触る入口は2つある
BuffaloのLinkStationとTeraStationは、Macから触る入口が2系統に分かれています。ひとつはFinderからの共有フォルダーへの接続で、ファイルを読み書きするための経路です。もうひとつがWeb設定画面で、共有フォルダーを作る、アクセス権を決める、RAIDを組む、ファームウェアを上げるといった管理の操作はすべてこちら側にあります。
この2系統が別だという点が、最初のつまずきどころです。Finderで共有フォルダーが開けているのに設定は変えられない、という状態は異常ではありません。逆に、設定画面には入れるのに共有フォルダーが開けない状態も起こります。後者はNAS側の障害を疑う合図になるので、どちらの入口が生きているかは切り分けの最初の材料になります。
Mac側に入れるソフトはNAS Navigator2で、これは管理画面そのものではありません。LANの中にいるNASを見つけて、そこへ案内する道具です。Buffaloのダウンロードページには、対象商品としてLinkStationとTeraStationが並び、配布の形についてこう書かれています。
※macOS 10.13以降用更新日(掲載日)およびバージョンはアプリダウンロードページでご確認ください 出典: buffalo.jp
同じページには、Mac App Storeから最新バージョンをインストールして使うようにという案内が添えられています。つまりMac版は、Buffaloのサイトからダウンロードして入れる形ではなく、App Store経由が正面の道です。
NAS Navigator2(Mac版)の対応範囲とできること
Mac App Storeの掲載では、NAS Navigator2の提供元は株式会社バッファロー、価格は0円、掲載時点のバージョンはVer.3.14で、必要なmacOSは10.13以降です。Buffaloのダウンロードページ側の記載も同じmacOS 10.13が下限で、対応機種の欄にはIntel Macと書かれています。
できることは3つに絞られています。設定画面の表示、IPアドレスの変更、ドライブ容量の確認です。この3つだけだと分かっていると、期待の掛け違いが起きません。共有フォルダーのマウントはFinderの仕事で、バックアップの設定はNAS側の設定画面の仕事です。NAS Navigator2にそれらを探しても出てきません。
役割が「探して案内する」に限られている理由は、NASがDHCPでIPアドレスを受け取る機器だからです。再起動や機器の入れ替えでアドレスが変わると、ブックマークしておいた設定画面のURLは開かなくなります。IPアドレスを覚えておく運用が続かないので、LANを見て見つけ直す道具が別に要ります。逆にアドレスを固定してしまえば、この道具を経由しない道も選べます。
Web設定画面をMacから開く2通りの道
Buffaloのよくあるご質問には、設定画面を表示する方法が2通り示されています。NAS Navigator2を使う方法と、Webブラウザーから直接開く方法です。Macでの手順は次のとおり案内されています。
Dock内のNAS Navigator2のアイコンをクリックして起動し、コントロールキーを押しながら対象のNASのアイコンをクリックして、[Web設定を開く]を選びます。ログイン画面が出たらユーザー名とパスワードを入れます。出荷時の管理者ユーザー名はadmin、パスワードはpasswordで、型番やファームウェアのバージョンによってログイン画面の見た目は異なります。
ここで押さえておくべきなのは、[Web設定を開く]の先がブラウザーだという点です。設定画面はNAS本体が持っているWebの画面で、Mac側のソフトの中で完結しません。だからNAS Navigator2から開いても、ブラウザーから直接開いても、着く先は同じ画面です。そして開いたあとは、ほかの20枚あまりのタブと同じ列に並びます。
2通りあるという事実は、使い分けの余地があるという意味でもあります。アドレスが変わりうる環境ではNAS Navigator2から、アドレスを固定している環境ならブラウザーから直接、という分け方になります。NASが2台以上ある職場では、後者のほうが手数が少なくなります。
古いバージョンが残っているときの注意
Mac App Storeの掲載には、更新にまつわる注意が明記されています。Ver.2.99以前のNAS Navigator2が入っている場合は、Finderから古いバージョンをアンインストールしてから最新バージョンを入れる必要があります。
さらに順番の指定があります。Ver.2.99以前をアンインストールするときは、あらかじめPC連動電源機能の設定を無効にしてから行います。有効のまま消してしまった場合の後始末も書かれていて、システム環境設定のユーザとグループからログイン項目を開き、NasNaviHelperを削除します。
この注意が要るのは、PC連動電源機能がMacの起動と終了に合わせてNASの電源を動かす仕組みで、その常駐部分がログイン項目に残るためです。本体を消しても常駐だけが残ると、存在しないソフトを呼び出そうとする項目がログインのたびに走ります。動作に大きな影響が出るわけではありませんが、原因の分からない挙動を1つ抱えることになります。数年前に入れたまま放置していた心当たりがあるなら、最新版を入れる前にログイン項目を見ておくほうが早いです。
Macから見えなくなったときに確かめる順番
共有フォルダーが開けない側の話に移ります。復旧の事業者が公開している整理では、原因は大きく5つに分けられています。AFPとmacOSの互換性、SMB設定の不整合や無効化、共有フォルダーのアクセス権の設定、認証情報とキーチェーンの不整合、そしてEMモードやディスク障害といった本体側のトラブルです。
本記事では、接続できない主な原因を整理し、リスクを増やさず確認すべき対処法を順を追って解説します。少しでも不安があるなら、24時間365日対応の無料診断で状況を無料で見極めてください。 出典: ino-inc.com
順番として意味があるのは、設定側と本体側の切り分けを先に済ませることです。NAS Navigator2で機器は見えているのに共有フォルダーに入れない場合、原因は設定よりも本体側に寄ります。EMモードの表示やランプの点滅が出ているときは、電源の入れ直しと初期化を繰り返す前に止めるのが定石です。ここを踏み外すと、設定の問題として扱えたはずの状態が、データの話に変わります。
設定側の3つは、いずれもWeb設定画面で確かめる項目です。SMBが有効か、共有フォルダーのアクセス権にMacからのユーザーが入っているか。ここでも結局、設定画面へ何度も往復することになります。原因を1つ試すごとに、Finderと設定画面を行き来する形です。この往復の回数が、設定画面をどこに置くかを考える理由になります。
NASが2台以上あるときに起きること
台数が増えると、ここまでの手数がそのまま倍になります。設定画面はNAS1台につき1枚のWebの画面なので、2台あれば2枚、4台あれば4枚のタブが並びます。どれがどの機器の画面なのかは、タブの幅が狭まったところでは判別できません。設定画面のページタイトルは機種名やホスト名で出るため、タブが5枚を超えたあたりから当て推量になります。
台数が増えたときに起きる実害は、取り違えです。共有フォルダーのアクセス権を変えるつもりで、隣のタブに開いていた別の機器の設定を変えてしまう。RAIDの再構築を始めるつもりで、対象の機器を間違える。どちらも設定画面そのものは正しく動いているので、あとから見て原因が分かりにくい種類の事故になります。
この形の取り違えは、画面を分けると起きにくくなります。機器ごとに別のウィンドウで、別のアイコンから開く形にしておけば、開く操作の段階で対象が決まります。Buffaloの案内にある2通りの道のうち、ブラウザーから直接開く方法はIPアドレスを固定していれば使えるので、機器ごとのアドレスをそれぞれの窓に割り当てる形が取れます。
事務所と拠点で機器を分けている場合は、さらに名前の付け方が効きます。設定画面の窓に付ける名前を機種名ではなく設置場所にしておくと、Dockのアイコンの並びがそのまま機器の一覧になります。管理の対象が3台を超えたあたりから、この差は探す時間として出てきます。
設定画面を専用の窓に出すかどうかの基準
毎日開くサイトを全部Dockへ出すと、タブの山がアイコンの山に置き換わるだけです。選ぶ基準は3つに絞れます。自分のログインがあるか。開くまでに手数がかかるか。失敗したときに手戻りが大きいか。
NASの設定画面は3つすべてに当たります。ログインは管理者のアカウントで、出荷時の値のまま使う機器ではありません。開くまでの手数は、NAS Navigator2を起動してコントロールキーを押しながらクリックして項目を選ぶところまで含まれます。そして設定を1つ間違えると、共有フォルダーが見えなくなる側の話に直結します。
逆に、この基準で落とすべきものも決まります。Buffaloの商品情報ページやファームウェアのダウンロードページは、ログインが無く、探すのも年に数回です。ブラウザーのタブのままで足ります。窓にする価値があるのは、管理者のログインを持ち、作業のあいだ何度も戻ってくる画面に限られます。
サイトをアプリにする道具でこれを作る場合、確かめておくと後の困りが減る点が3つあります。ひとつはウィンドウごとにログイン状態が分かれるかどうかです。プロファイルが分かれる作りなら、管理者のセッションが普段のブラウザーと混ざりません。共用のMacでは、ここが分かれ目になります。300以上のプリセットからすぐ作れる形の道具でも、社内向けの管理画面のようにプリセットに無いものはURLを直接入れて作ります。何が用意されているかは対応サービス一覧で確かめられます。
2つめはブラウザーエンジンの選択です。NASのファームウェアが古い機器では、設定画面が特定のブラウザーでしか正しく描けないことがあります。窓ごとにエンジンを選べる作りなら、そこに合わせられます。エンジンの選び方や、タブバーとアドレスバーを隠す設定の位置は使い方ガイドに整理されています。
3つめは対応するmacOSの下限です。NAS Navigator2の下限がmacOS 10.13である一方、この種の道具はmacOS 12以降を求めるものがあります。古いMacをNASの管理端末として置いている現場では、窓を作る前にここを見ます。無料で使える範囲と、買い切りの金額は料金に出ています。まず無料の範囲で1つ作り、往復の手数が実際に減るかを見てから決める順番で困りません。
よくある質問
NAS Navigator2のMac版はどこから入れますか?
Buffaloのダウンロードページには、Mac App Storeから最新バージョンをインストールして使うようにと案内されています。掲載されている価格は0円で、必要なmacOSは10.13以降、対象商品はLinkStationとTeraStationです。ダウンロードページ側の対応機種の欄にはIntel Macと書かれています。
NAS Navigator2を入れないとNASの設定はできませんか?
できます。Buffaloのよくあるご質問では、設定画面を表示する方法として、NAS Navigator2を使う方法とWebブラウザーから直接開く方法の2通りが示されています。IPアドレスを固定している環境なら、ブラウザーから直接開くほうが手数が少なくなります。
設定画面のユーザー名とパスワードが分からないときはどうしますか?
出荷時の管理者ユーザー名はadmin、パスワードはpasswordとBuffaloの案内に書かれています。運用中の機器は変更されている可能性が高いので、まず社内の引き継ぎ資料を確かめます。型番やファームウェアのバージョンによってログイン画面の見た目が異なる点も案内されています。
古いNAS Navigator2が入っている場合は何に気を付けますか?
Ver.2.99以前が入っているときは、Finderから古いバージョンをアンインストールしてから最新版を入れます。アンインストールの前にPC連動電源機能を無効にする指定があり、有効のまま消した場合はシステム環境設定のユーザとグループからログイン項目を開いてNasNaviHelperを削除します。