CAMPFIREをPCで開く|支援と活動報告をひとつの窓で見る

campfire pc で調べたときに手が止まる原因は2つあります。1つは、同じ名前の別物が検索結果に混ざること。もう1つは、クラウドファンディングのCAMPFIREにたどり着いても、パソコン用のアプリの配布先が見つからないことです。結論を先に書くと、パソコン向けの実行ファイルは配られておらず、公式に示されている推奨ブラウザはChrome、FireFox、Safariの最新版です。パソコンからはブラウザで開くことが前提になっています。Macであれば標準機能だけで、支援の画面を独立した窓として切り出せます。

同じ名前の別物を、先に切り分ける

検索結果に混ざるものは3種類です。1つめが、国内のクラウドファンディングのCAMPFIREです。2つめが、Nianticが提供している位置情報ゲームの利用者向けアプリのCampfireで、これをパソコン上で動かす手順を説明したページが上位に並びます。手順の中身はAndroid用のアプリをパソコンで動かす仕組みを入れる作業で、クラウドファンディングとは関係がありません。3つめが、Hello Gamesが手がけたゲームのThe Last Campfireです。ゲームの配信ページやセールの情報が並ぶため、動作環境の記載を見て自分の目的と噛み合わないことに気づく流れになります。

見分け方は単純です。目的がプロジェクトの支援や活動報告の確認であれば、アプリの入手先を探す必要はありません。ブラウザで開く画面が本体です。パソコンへのインストールを説明しているページに当たったら、それは別のアプリの話だと判断して離れるのが早道です。

この取り違えは、時間だけの損で終わらない場合があります。目的と関係のない実行環境をパソコンに入れると、後で動作が重い原因を切り分けるときの手間が増えます。名前が重なっているだけで中身が違うということを先に押さえておけば、余計な導入を避けられます。

公式が示す推奨ブラウザと、対象外の環境

運営元のヘルプページには、推奨ブラウザが一覧で示されています。

推奨ブラウザ以外では正常に動作しない場合がございます。 推奨ブラウザをあらかじめご確認いただけますようお願いいたします。 【推奨ブラウザ】・Google Chrome(最新版) ・FireFox(最新版) ・Safari(最新版) 【サポート対象外・動作保証外】・Internet Explorer ・モバイルアプリ 出典: help.camp-fire.jp

読み取れるのは2つです。Macで使う場合、ChromeとSafariのどちらも推奨の側に入っていること。そして、モバイルアプリがサポート対象外として並んでいることです。アプリの中に内蔵されたブラウザで開くと、決済の画面などで思った通りに進まない可能性があるという意味になります。SNSに流れてきたリンクをアプリの中でそのまま開いて支援まで進めると、この範囲に入ります。

パソコンのブラウザで開くという経路は、この一覧のいちばん内側にあります。窓を作るという話は、経路を変えるのではなく、同じブラウザで開く動作を1回に縮める工夫です。推奨されている環境から外れないまま、専用アプリのような扱い方に近づけられます。

Macで独立した窓を作る2つの手順

1つめはSafariの機能です。macOS Sonoma 14から、SafariでWebページをWebアプリとして保存できるようになりました。Safariで支援の履歴やお気に入りの画面を開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を入力して追加します。作られたものはホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockやSpotlightから開けるようになります。

Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。 出典: support.apple.com

2つめはChromeの機能です。Chromeでページを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。Chromeのヘルプでは、ウェブサイトがアプリとして機能し、パソコンやモバイルデバイスのランチャーやホーム画面からアクセスできるようになると説明されています。作った窓はChromeの側からアンインストールでき、一覧の管理もできます。

推奨ブラウザにChromeとSafariの両方が並んでいるため、どちらの手順を選んでも推奨の範囲に収まります。判断の目安は、パスワード管理や翻訳の機能拡張を窓の中でも使いたいかどうかです。Safariの機能拡張を入れている場合は、Webアプリの設定の機能拡張タブから有効と無効を切り替えられます。

決済の途中で窓を閉じない置き方にする

窓を分ける効果がいちばん分かりやすく出るのは、支援の手続きの最中です。支援の方法は複数用意されており、クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済、楽天ペイ、au PAY、PayPay、FamiPay、PayPalが並んでいます。外部の決済の画面へ移る方式が多く、途中で窓を閉じる操作が失敗に直結します。

ヘルプページには、au PAYの決済ページおよびアプリへ移ったあと、不安定な通信環境や途中でページを閉じて決済を完了できなかった場合、支援は自動でキャンセル扱いになると明記されています。キャンセルされた場合は残高に返金される仕組みです。支払いの方法によって締切も違い、PayPalは募集終了日前日の18時までと案内されています。締切の直前に手続きを始めると、方法を選び直す時間が残りません。

支援金額に加えてかかる費用も公開されています。支援金額が 1万円未満の場合はシステム利用料が228円と消費税22円、1万円以上の場合は支援金額の2.27%と消費税です。決済は支援金の支払いと同時に行われ、All-or-nothing方式でプロジェクトが不成立になった場合は返金されます。月額課金型のサービスやふるさと納税のプロジェクトは対象外と注記されています。

タブを20個並べたブラウザで決済に進むと、隣のタブを閉じるつもりで決済の窓を閉じる事故が起きます。支援の窓を1つだけ独立させておけば、手続き中の窓は他のタブと物理的に離れた場所にあります。締切が迫った案件を扱うときほど、この差が効きます。

プロジェクトを作る側は、素材の条件を先に揃える

掲載する側の作業も、窓を分けたほうが早く終わります。画像と動画の推奨サイズが公開されており、メイン画像と本文内の画像は横1200px、縦800px程度で比率は3対2、容量は 10メガバイトまでです。リターンの画像は横900px、縦600px程度で比率は同じく3対2、容量も10メガバイトまでです。プロフィールは縦横200px以上の正方形が推奨され、縦横のサイズが異なる場合は表示時に比率が歪む可能性があると注記されています。

GIF画像については推奨していないと書かれ、動作しない場合はデータ容量を下げるか動画での掲載を検討するよう案内されています。動画はYouTubeまたはVimeoのURLを設定する形です。つまり、入稿の前に手元で画像を書き出し、動画は別のサービスに上げておく段取りになります。

この段取りは、画面を行き来する作業です。

  • 素材を書き出すフォルダをFinderで開き、画面の左半分に置く
  • 入稿の画面を独立した窓にして、画面の右半分に置く
  • 書き出したファイルをドラッグして入れ、比率が崩れていないかその場で見る

ブラウザのタブで入稿画面を開いていると、Finderから戻るたびにタブを探し直します。長い本文を書く作業では、この探し直しが積み上がります。作成中の内容は画面の操作で保存する形になるため、席を離れる前に保存まで済ませる習慣とあわせておくと安心です。

活動報告を見落とさない受け取り方

支援したあとに続くのは、活動報告とリターンの発送の連絡です。ここを追いやすくするのが、窓を作るもう1つの目的です。Appleの説明では、通知を配信するサイトの場合、DockのWebアプリのアイコンに未読の通知の件数をバッジとして表示できるとされています。この機能を使うには、通知の求めにSafariの中ではなくWebアプリの中で応答する必要があり、その後はシステム設定の通知の一覧にWebアプリの名前で並びます。

ログイン時に自動で開くように、ログイン項目として追加することもできます。毎朝パソコンを立ち上げたときに支援の画面が開いている状態にしておけば、報告の確認が習慣になります。開き忘れが減ると、リターンの届け先の変更が必要になったときの気づきも早くなります。

窓の大きさと置き場所も一度決めておくと扱いやすくなります。Dockのアイコンを右クリックして「オプション」から「このデスクトップ」を選ぶと、決めたスペースで開くようになります。支援の履歴は縦に長い一覧になるため、縦長の窓のほうが読みやすくなります。Appleの説明では、Webアプリの設定画面からアプリケーションURLを入力でき、現在開いているページを指定して差し替えることもできます。よく開く画面が変わったら、窓の起点だけ入れ替えれば足ります。

窓にすべきサイトを見極める基準

窓にする価値が出るかどうかは、2つの点で決まります。1日に何度も開くか。そして、誤って閉じたときに元の状態へ戻す手間が大きいか。支援の画面は、締切の近い案件を追う時期に前者へ当てはまり、決済の途中で閉じると手続きがやり直しになる点で後者にも当てはまります。

同じ形を複数のサイトでそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路もあります。URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る形で、アプリごとに別のブラウザプロファイルを割り当てるものが多く、ログイン状態を混ぜないことを前提に設計されています。ポップアップの扱いをアプリごとに選べるものであれば、外部の決済の画面が開く場面だけ許可する形にもできます。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる作りであれば、よく使うサービスはURLの入力もアイコンの用意も要りません。どこまで作れるかはできることにまとまっており、作成の流れは使い方ガイドで確認できます。

選ぶときに見る点は3つです。推奨されているブラウザを土台にできるか。窓の大きさと置き場所を覚えてくれるか。通知をアプリごとに切り替えられるか。決済を伴う画面では、外部のサイトへ移る動きが途中で止まらないことが条件になるため、1つめの重みが増します。あらかじめ登録されているサービスは対応サービス一覧で確認でき、無料の範囲でいくつまで作れるかは料金に書かれています。細かい挙動の違いはよくある質問に整理されています。

進め方としては、支援の履歴の画面だけを窓にして、追っている案件が終わるまで使ってみるのが確実です。活動報告の見落としが減ったか、決済の途中で迷う場面が減ったかを見ます。それで足りるなら追加の道具は要りません。掲載する側として入稿の画面も分けたい、他のサービスも同じ形にそろえたい。このどちらかに当たった人だけが、次を検討すればよい話です。

よくある質問

CAMPFIREにパソコン用のアプリはありますか?

配られていません。ヘルプページで示されているのは推奨ブラウザの一覧で、Google Chrome、FireFox、Safariの最新版が挙げられています。Internet Explorerとモバイルアプリはサポート対象外、動作保証外として並んでいます。パソコンで使う場合はブラウザで開き、Macであれば標準機能で独立した窓にする形が現実的です。

検索結果に出てくる「PCにダウンロードする方法」は使えますか?

別のアプリの話です。その手順はNianticが提供している位置情報ゲームの利用者向けアプリを、Android用のアプリをパソコンで動かす仕組みで起動する作業です。クラウドファンディングのCAMPFIREとは関係がありません。ほかに同名のゲームの配信ページも上位に並ぶため、目的が支援や活動報告の確認であれば、どちらも離れて構いません。

Macで窓を作るなら、SafariとChromeのどちらがよいですか?

推奨ブラウザに両方が入っているため、どちらでも推奨の範囲に収まります。判断の目安は機能拡張です。パスワード管理や翻訳の拡張を窓の中でも使いたい場合、Safariの機能拡張はWebアプリの設定の機能拡張タブから有効と無効を切り替えられます。Chromeの手順を選ぶと、作った窓の管理はChromeの側から行います。

支援の手続き中に窓を閉じてしまうとどうなりますか?

支払いの方法によって扱いが変わります。ヘルプページには、au PAYの決済ページやアプリへ移ったあと、不安定な通信環境や途中でページを閉じて決済を完了できなかった場合、支援は自動でキャンセル扱いになると明記されています。キャンセルされた場合は残高へ返金されます。窓を分けておくと、他のタブを閉じるつもりで決済の窓を閉じる事故が減ります。

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