調整さんをPCで使う|日程の集計を専用アプリで開く
調整 さん pc という言葉で探す人が詰まっているのは、スマートフォンで作った出欠表をパソコンで開き直して集計したい、あるいは印刷して名簿にしたいという場面です。結論から書くと、パソコン用のアプリは配られていません。パソコンでの利用はブラウザが前提で、公式ヘルプも推奨するブラウザを明記しています。ただしMacの標準機能を使えば、出欠表のページを独立した窓として切り出せます。Dockのアイコンから1回で開く形になるため、専用アプリを入れたときとほぼ同じ扱い方ができます。
パソコン用のアプリはなく、ブラウザで使うことが前提になっている
公式ヘルプセンターの「アプリ版の調整さんはありますか?」という項目には、iOS とAndroid のアプリがあると書かれています。案内されているダウンロード先も App Store とGoogle Play ストアの2か所で、Mac 向けやWindows 向けの実行ファイルは案内されていません。
一方で、パソコンでの利用そのものは想定された使い方です。公式サイトのトップページには、みんなに使われる理由のひとつとして「パソコンやスマホで使える!」と書かれており、対応機種を気にする必要はないという説明が添えられています。ログインしなくても出欠表を作れる点も、ここで示されています。
調整さんは飲み会、会議、同窓会、送別会などどんなイベントにも使えます。 パソコンやスマホで使える!みんなが平等かつカンタンに利用できます。対応機種を気にする必要はありません。 出典: chouseisan.com
公式サイトには2006年に誕生したという記載もあります。長く使われてきた道具ほど、後から書かれた解説記事の画面と現在の画面が一致しなくなります。手順を確かめるときは、解説記事より公式ヘルプセンターを先に開くほうが早く済みます。
推奨されているブラウザを先に確かめる
公式ヘルプセンターには推奨環境の項目があり、OS ごとに使えるブラウザが並んでいます。Mac の場合は、最新バージョンのGoogle Chrome と最新バージョンのSafari の2つです。Windows の場合は、最新バージョンのGoogle Chrome と最新バージョンのMicrosoft Edge の2つになります。iOS はSafari、Android はGoogle Chrome が対象です。
Internet Explorer については、開発元がサポートを終了したことに伴い、推奨の対象から外れたことが明記されています。古い環境が社内に残っている場合は、先にこの点を確かめておくと、出欠表が正しく表示されない原因を探す時間を使わずに済みます。
Mac で窓を切り出す手順は、Safari とChrome のどちらでも用意されています。推奨環境がその2つと一致しているため、どちらの経路を選んでも表示の前提は満たされます。選び方の目安は使っているmacOS の版です。Sonoma より古い環境ではSafari の手順が使えないため、Chrome の手順を選びます。
Macで出欠表を独立した窓にする2つの手順
1つめはSafari の機能です。macOS Sonoma 14以降であれば、Safari で出欠表のページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を入力して「追加」をクリックします。作られたものはホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、Dock からもSpotlight からも開けるようになります。
Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。 出典: support.apple.com
Cookie が分かれる点は、このサービスでは特に効きます。ログインせずに出欠を入力した場合、あとから自分の回答を編集できるのは同じブラウザからアクセスしたときだけです。窓を分けるとブラウザが変わったのと同じ扱いになるため、普段のSafari で入力した回答を作った窓から編集しようとすると、編集できない状態になります。幹事として使うなら、窓を作ったその場で会員のログインまで通しておくのが確実です。
2つめはChrome の機能です。Chrome で出欠表のページを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。Chrome のヘルプでは、ウェブサイトがアプリとして機能し、パソコンやモバイルデバイスのランチャーやホーム画面からアクセスできるようになると説明されています。どちらの手順も費用はかかりません。
出欠表のダウンロードと印刷でつまずく箇所
パソコンで開き直す目的が集計であれば、公式ヘルプの2つの記述を先に押さえておくと手戻りがありません。
1つめはダウンロードの形式です。出欠表の画面に表示されている「出欠表をダウンロードする」から、イベントの開催候補日、登録者の名前、出欠情報、コメントなどをCSV 形式で取得できます。アプリ版から取得した場合の文字コードはUTF-8 のみで、Shift-JIS で出力したいときはブラウザ版から取得するよう案内されています。取得したあとの並べ替えは表計算ソフトの側で行う前提です。
2つめは印刷です。ダウンロードせずにそのまま印刷すると、パソコンの設定によって出欠情報の記号が空欄になることがあります。公式ヘルプでは、印刷の詳細設定で「背景のグラフィック」を印刷する設定にすれば記号が出るようになると説明されています。出欠表を紙で配る場面では、この設定を1回確かめておくだけで刷り直しが減ります。
ダウンロードした表をそのまま名簿として使う場合は、列の並びを先に決めておくと作業が一度で終わります。取得できるのは開催候補日、登録者の名前、出欠情報、コメントで、会費の管理や座席の割り振りといった項目は含まれません。必要な列は表計算ソフトの側で足すことになるため、参加者に追加で聞きたいことがあるなら、出欠表のコメント欄に何を書いてもらうかをイベントの案内文の段階で指定しておくと、あとから個別に問い合わせる手間がなくなります。
登録できる人数について、公式ヘルプはシステム上の上限を設けていないと説明しています。参加者が100名を超えるイベントでも使える前提です。ただし人数が増えると出欠表が横に長くなるため、ブラウザの幅が狭いと読み取りにくくなります。ここが、窓を分けて幅を決めておく効果が出る場面です。
幹事として毎回同じ形で開く置き方
窓を作ったあとは、幅と置き場所を一度決めてしまうほうが扱いやすくなります。出欠表は横に長い表なので、窓を画面の幅いっぱいまで広げてから閉じると、次に開いたときもその幅で開きます。
Dock のアイコンを右クリックして「オプション」を開き、「このデスクトップ」を選ぶと、その窓は決めたスペースで開くようになります。出欠表の窓を片側に置き、案内文を書くメールの窓を反対側に置く形にすれば、Control と方向キーの操作がそのまま集計と連絡の行き来になります。
名前とアイコンも変えられるので、進行中のイベントが複数あるときは、イベント名を付けた窓をそれぞれ作っておくとDockに並んだときに取り違えません。使い終わった窓は、ホームフォルダの「アプリケーション」フォルダからゴミ箱にドラッグすれば削除できます。
- 締め切り前に回答状況を見る場合は、窓を全画面にして1画面で読む
- 案内文を書きながら確かめる場合は、Split View で左右に並べる
- 複数のイベントを並行して進める場合は、イベントごとに窓を分けて名前を付ける
開いた瞬間に出てくるページも決められます。Safari で作った窓の場合、メニューバーのアプリ名から「設定」を開き、アプリケーションURL を入力するか「現在開いているページを指定」をクリックすれば、起点となるページを差し替えられます。進行中のイベントのページを起点にしておくと、開いた直後から回答状況が読めます。
回答締切と回答保護は、作る前に決める項目である
公式ヘルプには、パソコンで作業する前に決めておくべき項目も書かれています。ここを後から変えられないものがあるためです。
回答保護は、自分の出欠を他の人に勝手に変更されないようにする仕組みです。公式ヘルプには、有効にできるのはイベントの作成時だけで、作成後に解除することはできないと明記されています。パソコンで出欠表を作る段階で、詳細設定の中にあるこの項目にチェックを付けるかどうかを決めておく必要があります。
この違いは、パソコンで作るかスマートフォンで作るかに関係なく共通です。ただし詳細設定の項目は画面の下のほうに置かれているため、画面の狭い端末では見落としやすくなります。参加者の人数が多いイベントや、取引先を含むイベントを作るときにパソコンから作業する理由のひとつが、この見落としを避けられることです。
回答締切と日程の確定は、作成後にも設定できる項目として案内されています。締切を過ぎたあとに出欠を入力する手順も別の項目で説明されているため、締切を設けても後から追加できる余地は残ります。広告が表示されない画面で使いたい場合は、法人向けの調整さんビジネスが用意されており、料金は月額1ユーザーあたり100円(税抜)からで、最小の利用人数は100人と案内されています。シングルサインオンやIP アドレスによるアクセス制限も、こちらの機能として示されています。
窓にすべきサイトを見極める基準
窓にする価値が出るかどうかは、2つの点で決まります。イベントを進めている期間に何度も開くか。そして、誤って閉じたときに元の状態へ戻す手間が大きいか。出欠表のページは、URL を控えていないと探し直しになる点で後者に当てはまります。
同じ形を複数のサイトでそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路もあります。URL とアイコンを指定して独立したアプリを作る形で、アプリごとに別のブラウザプロファイルを割り当てるものが多く、ログイン状態を混ぜないことを前提に設計されています。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる作りであれば、よく使われるサービスは URL の入力もアイコンの用意も要りません。どこまで作れるかはできることにまとまっており、作成の流れは使い方ガイドで確認できます。
選ぶときに見る点は3つです。ブラウザが更新されたあとも作ったアプリがそのまま動くか。窓の幅と置き場所を覚えてくれるか。ログイン状態をアプリごとに分けられるか。横に長い表を読む用途では、開いたときに前回と同じ幅で出るかどうかが読みやすさに直結します。あらかじめ登録されているサービスは対応サービス一覧で確認でき、無料の範囲でいくつまで作れるかは料金に書かれています。細かい挙動の違いはよくある質問に整理されています。
進め方としては、進行中のイベントを1つだけ窓にして、そのイベントが終わるまで使うのが確実です。探し直す回数が減ったか、集計が早く終わるようになったかを見ます。それで足りるなら追加の道具は要りません。macOS の版が合わない、日程調整以外のサイトも同じ形にそろえたい。このどちらかに当たった人だけが、次を検討すればよい話です。
よくある質問
調整さんにパソコン用のアプリはありますか?
配られていません。公式ヘルプセンターで案内されているのはiOSとAndroidのアプリで、ダウンロード先もApp StoreとGoogle Playストアの2か所です。パソコンでの利用はブラウザが前提で、公式サイトも「パソコンやスマホで使える」と説明しています。ページを独立した窓に切り出せば、専用アプリに近い扱い方ができます。
Macではどのブラウザを使えばよいですか?
公式ヘルプセンターの推奨環境では、Macは最新バージョンのGoogle Chromeと最新バージョンのSafariの2つが対象です。Windowsは最新バージョンのGoogle ChromeとMicrosoft Edgeが対象です。Internet Explorerは開発元のサポート終了に伴い、推奨の対象から外れたことが明記されています。
出欠表を印刷すると記号が空欄になるのはなぜですか?
公式ヘルプでは、そのまま印刷するとパソコンの設定によって出欠情報の記号が空欄になる場合があると説明されています。印刷の詳細設定で「背景のグラフィック」を印刷する設定にすれば、記号が出るようになります。表計算ソフトで整えたい場合は、出欠表をCSV形式でダウンロードしてから印刷する手順が案内されています。
出欠表に登録できる人数に上限はありますか?
公式ヘルプは、登録できる人数にシステム上の上限はないと説明しています。参加者が100名を超えるイベントでも使える前提です。ただし人数が増えると出欠表が横に長くなるため、ブラウザの幅が狭いと読み取りにくくなります。窓を分けて幅を決めておくと、この読みにくさは抑えられます。