コミックシーモアをPCで読む|Macで本棚を別の窓にする

「コミック シーモア pc」で調べている状況は、たいてい2通りに分かれます。スマートフォンで買った作品をMacの大きな画面で読みたいのか、あるいはPC向けのアプリを探して見つからず戸惑っているのか。後者には明確な答えがあり、それを知らないまま探し続けると時間だけが減ります。この記事は、PCで読むときの公表された条件を並べ、そのうえで本棚の画面をブラウザのタブから独立した窓へ移す判断材料を示します。

PCで読むときの推奨環境と、Macでの条件

コミックシーモアは推奨環境のページを用意しており、端末ごとに推奨OSと推奨ブラウザが表の形で並んでいます。PCの行は2つに分かれます。Windowsはウェブサイトが Windows 11、本棚アプリは非対応。Macはウェブサイトが Mac OS X 12 以降、本棚アプリは非対応です。スマートフォンとタブレットの行は、iPhoneとiPadがウェブサイトと本棚アプリのいずれもiOS 16以降、AndroidがいずれもAndroid 10以降となっています。

推奨ブラウザはSafariの最新バージョン、Google Chromeの最新バージョン、そしてMicrosoft Edgeの最新バージョンで、Edgeにはカッコ付きでWindowsのみと添えられています。つまりMacで推奨されているのはSafariとChromeの2つです。古い端末やOSを使っていると最新バージョンのブラウザを使えない場合があるため、最新バージョンがサポートされている端末を使うようにという注記も並んでいます。

ここまでで、Macでの選択肢は絞られます。OSはMac OS X 12以降、ブラウザはSafariかChromeの最新版。この2つを満たしていれば読む環境としては整っており、残る論点は「その画面をどこに置くか」だけになります。逆に言えば、読めないときにまずブラウザの拡張機能や設定を疑う前に、OSとブラウザのバージョンがこの範囲に入っているかを見るのが順序として早いです。

PC版の本棚アプリは提供が終わっている

Macで専用のアプリを探して見つからないのは、探し方が悪いからではありません。PC版の本棚アプリは、かつて提供されていたものの、すでに終了しています。当時の案内が利用者のコミュニティに転載されて残っています。

Windows 11 で Android アプリを動かすのはまだハードルが高いですね。 現在のところ正攻法では Amazon アプリストアに限定されています。 Mac で iPhone/iPad アプリを動かす方がスジが良さそうなのですが、 App Store を「シーモア」で検索しても本棚アプリが出てきませんでした。 出典: cmoa.jp

この書き込みが投稿されたのは、PC版の本棚アプリの提供終了が告知された直後でした。同じスレッドに転載されている公式の案内によると、2023年4月12日をもってPC版の本棚アプリの提供が終了し、新たなインストールができなくなりました。すでにインストール済みの利用者は6月末まで使えるものの、それ以降はダウンロード済みの作品も閲覧できなくなると書かれています。以降はブラウザビューア、またはスマートフォンやタブレットなど他の端末から利用するよう案内されました。本棚アプリからのみ可能だった編集機能は、ウェブの本棚からも使えるようになったと添えられています。

現在の案内も同じ内容です。本棚アプリの紹介ページには、PCの本棚アプリはないこと、PCで読む場合はブラウザで読むことが明記されています。アプリの特徴の欄でも、PCは本棚アプリに対応していないと注記されています。

したがってMacで読む道はブラウザ1本です。これは抜け道が塞がれているという話ではなく、提供されている形がそうだという話です。そして道が1本に決まった時点で、改善できる対象は2つに絞られます。どのブラウザで開くか、そしてその画面をどこに置くか。

コンテンツブロッカーを有効にすると正常に動かない

推奨環境のページには、ブラウザの選択よりも細かい条件が1つ書かれています。Safariでコンテンツブロッカーを有効にすると正常に動作しないため、無効にして利用するようにという注記です。

これは、独立した窓を作るときに具体的に効いてきます。サイトをアプリにする道具でChromiumのエンジンを選ぶと、Chromeウェブストアの拡張機能をそのまま使えます。広告を遮る種類の拡張機能を普段から使っている人は、その窓にも同じ拡張機能を入れたくなりますが、電子書籍のビューアは表示の制御が細かいため、遮る動きと衝突する可能性があります。アプリごとに拡張機能を切り替えられる作りであれば、読書用の窓だけ拡張機能を切っておき、他の窓では入れたままにできます。書籍を読む窓に限って遮る仕組みを外すという使い分けが、この条件への素直な答えになります。

同じ考え方は、プライベートな窓の設定にも当てはまります。ログインを必要とするサービスでは、履歴やCookieを残さない設定にすると毎回ログインをやり直すことになります。読書は続きから読む操作が中心なので、読みかけのページを覚えておいてもらうほうが実務に合います。窓を作った直後に、ログインが最後まで通ること、そして作品を開いてページ送りができることの2点を確かめておくと、あとで原因を探す時間が要りません。

無料で読める範囲と、月額メニューの形

費用の形は2階建てになっています。会員登録そのものは無料で、まるごと無料で読める作品や期間限定の無料作品が日替わりで並びます。ここまではログインだけで進みます。

その上に月額メニューがあります。金額は330円、550円、1,100円、2,200円、3,300円、5,500円、11,000円、22,000円の各段が用意され、選んだ金額が解約するまで毎月課金される定期購入の形です。ポイントは1ポイントが1円(税抜)として使え、所有できるポイントの上限は100,000ポイントと定められています。購入後の所有ポイントが上限を超える場合、超過分は追加されません。月の途中で登録した場合も支払いは日割りではないと明記されています。

読み放題は別建てで、フルとライトの2つがあります。フルは236,137冊、ライトは人気作品94,472冊が対象として案内されており、いずれも7日間の無料お試しが用意されています。読み放題ライトでは一部の作品が対象外になると注記されています。

PCで読む人にとって、この構成が持つ意味は1つです。無料の作品、ポイントで買う作品、読み放題の対象作品が同じ画面に混在するため、何が今読めるのかを確かめる操作が毎回入ります。入口を開くまでに手間が積み上がると、この確認の前に疲れてしまいます。だからこそ、入口を短くする価値が出ます。

同期できる台数と、読む場所が複数あるときの考え方

本棚アプリの説明には、購入済みの作品は同一アカウントで最大5台まで同期できると書かれています。これはアプリ側の話で、PCはアプリに対応していないため、Macで読む分はブラウザのログイン状態で決まります。

ここが、窓を分ける判断につながります。同じMacを家族で共用している場合、アカウントは1つでも読む人が複数になります。ブラウザのプロファイルは1つのサイトについて1つのログインしか保てないので、別のアカウントで読みたい人が出た時点で、ログインのやり直しが発生します。窓ごとにログイン状態を分けられる作りなら、この切り替えが要りません。読む人ごとに窓を1つ持つという整理ができます。

逆に、1人で使っているMacであれば、窓を分ける理由はログインの数ではなく画面の性質になります。漫画を読む画面は、縦長のページを大きく表示して、キーボードでページを送る種類の画面です。タブが並んだブラウザでは、全画面にすると他のタブが見えなくなり、戻すと読んでいた位置を見失います。作業用のブラウザを閉じると読書も終わります。窓が1つ独立していれば、この衝突が起きません。

Macで本棚を別の窓に出す2つの道

手数がいちばん少ないのは、macOSに含まれている機能です。Appleの手引きには次のように書かれています。

Webアプリがホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockやSpotlightからも開けるようになります。 出典: support.apple.com

Safariでページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選ぶだけです。同じページには、Webアプリが閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報をSafariと共有しないこと、名前とアイコンを変えられること、ツールバーに戻る、進む、共有のボタンとインストール済みのSafari機能拡張のボタンが並ぶことも書かれています。追加の費用はかかりません。MacではSafariが推奨ブラウザの1つなので、この道はコミックシーモアと素直に噛み合います。

もう1つは、Chromiumのエンジンで窓を作る道です。推奨されているもう一方のChromeで開けること、窓ごとにログイン状態を分けられること、拡張機能をアプリごとに切り替えられることが、この道を選ぶ理由になります。サイトをアプリにする道具でできることの範囲はできることにまとめられており、作る手順そのものは使い方ガイドが順を追って説明しています。

開く先のURLも決めておきます。既定のままトップページを開くと、新刊や特集が先に並び、自分が読みかけの作品にたどり着くまでに数回のクリックが挟まります。ログインした状態で本棚のページを開き、アドレスバーのURLをそのまま窓の開く先に指定すると、その手数が消えます。

対応サービスの並びから見える、窓にすべきサイトの条件

サイトをアプリにする道具の対応サービスの一覧には、読むための場所が一群として並んでいます。Amazon Kindle、WEBTOON、pixiv、note、Medium、Feedly、日本経済新聞、NewsPicks。ジャンルはばらけていますが、共通点は3つです。ログインが前提であること、1回の利用が数十分続くこと、そして読んでいる間は他の作業と画面を分けたいこと。コミックシーモアは、この3つにそのまま当てはまります。

一覧に並んでいないサイトの傾向も読めます。一度きりの手続きで終わるサイト、検索から入って読んで閉じるサイト、ログインを持たないサイトは、独立した窓にする理由が薄くなります。無料の作品を探して読むだけなら、ブラウザのタブのままで足ります。窓を作る意味が出るのは、購入した作品を継続して読む段からです。どんなサイトが対象として用意されているかは対応サービス一覧で確かめられ、費用の考え方は料金に、判断に迷う点はよくある質問に出ています。

そして電子書籍のサイトに限っていえば、窓を分ける効き目は「探さずに開ける」ことよりも「読書が他の作業に中断されない」ことのほうが大きくなります。PC版のアプリが無いという条件は変えられませんが、ブラウザのタブのままにしておくかどうかは選べます。選べる範囲を先に決めておくのが、この題材での現実的な進め方です。

よくある質問

MacにコミックシーモアのPC版アプリを入れられますか?

入れられません。PC版の本棚アプリは2023年4月12日に提供が終了し、同年6月末をもって利用停止となりました。現在の案内にも、PCの本棚アプリはないこと、PCで読む場合はブラウザで読むことが明記されています。本棚アプリが提供されているのはiPhone、iPad、Android、Amazon Fireタブレットの各端末です。

Macで読むなら、どのブラウザがよいですか?

推奨環境のページでは、推奨ブラウザとしてSafariの最新バージョンとGoogle Chromeの最新バージョンが挙げられています。Microsoft EdgeはWindowsのみと注記されているため、Macでの選択肢はこの2つです。あわせて、MacのOSはMac OS X 12以降がウェブサイトの推奨環境として示されています。

広告を遮る拡張機能を入れたまま読めますか?

推奨環境のページには、Safariでコンテンツブロッカーを有効にすると正常に動作しないため無効にして利用するようにと書かれています。独立した窓を作る場合も、読書用の窓だけ拡張機能を切っておき、他の窓では入れたままにするという使い分けが素直です。アプリごとに拡張機能を切り替えられる道具であれば、この設定は窓ごとに済みます。

PCに作品をダウンロードして、通信のない場所で読めますか?

できません。ダウンロードして読む機能は本棚アプリ側の機能であり、PCは本棚アプリに対応していないためです。PC版の本棚アプリが使えた時期はダウンロードが可能でしたが、提供終了後はブラウザビューアからの閲覧のみとなりました。通信のない場所で読む必要がある場合は、スマートフォンやタブレットの本棚アプリを使うことになります。

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