FacebookをDockに置く|仕事の窓と分けて置く

Facebook pc アプリという形で探している人が本当に困っているのは、たいてい仕事と個人が同じ画面に混ざっていることです。ページの投稿を管理しながら、友人の投稿が目に入る。返信しようとしたら、どちらのアカウントで入っているかを確かめる作業が挟まる。結論を先に書くと、Mac向けの公式アプリは配布されていない代わりに、標準機能で窓を2つ作って役割を分ける形が現実的な落ち着きどころです。ここでは、Metaが配っているアプリの範囲、Macで窓を作る2つの手順、仕事の窓と個人の窓を分けて置く組み立て方を順に整理します。

Metaが配っているのはスマートフォン向けのアプリ

App StoreのFacebookの掲載情報を見ると、提供の範囲がはっきりします。

販売元 Meta Platforms, Inc. サイズ 507.1 MB カテゴリ ソーシャルネットワーキング 互換性 iOS 15.1以降が必要です。 出典: apps.apple.com

互換性の欄はiOSだけで、Macの行は置かれていません。表示は日本語とその他31言語に対応しているとされています。パソコンから使う場合の入口はブラウザで、facebook.comを開く形になります。

仕事で使う側の画面も、同じくブラウザが入口です。MetaはFacebook、Messenger、Instagramのビジネス向けの活動をまとめて扱う画面を用意しており、投稿やストーリーズの作成と日時の指定、メッセージへの返信、インサイトの確認をデスクトップとモバイルの両方から行えると説明しています。デスクトップ側の実体はブラウザで開く画面です。

ここまでを踏まえると、パソコンで求められているものは「アプリという実体」ではなく、「ブラウザのタブから出て独立して立っている窓」だと整理できます。その形はmacOSの標準機能で作れます。

Macで独立した窓を作る2つの手順

Safariを使う手順が1つ目です。macOS Sonoma 14以降であれば、Safariで対象のページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を付けて追加します。作られたものはホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockからもSpotlightからも開けるようになります。Appleの説明では、名前とアイコンは好きなものを指定でき、設定画面の「アプリケーションURL」から参照先の住所を後から差し替えられるとされています。

もう1つがChromeを使う手順です。Chromeで対象のページを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。サイトによってはアドレスバーの右側にインストールのアイコンが出ます。Chromeのヘルプでは、こうしたウェブアプリにはオフラインでコンテンツを閲覧するための追加のストレージ、通知、ファイルシステムへのアクセス、アイコンバッジといった機能が含まれる場合があると説明されています。

作った窓で見える画面は、ブラウザで開いたときと同じです。変わるのは置き場所と切り替え方で、具体的には次の4点です。

  • Command+Tabの並びにアイコンが入る。タブを探す動きが、アプリを切り替える動きに置き換わります
  • 通知を窓の中で許可すれば、Dockのアイコンに未読の件数を出せます
  • 通知の設定がアプリ単位になります。システム設定の通知一覧には、住所ではなくアプリの名前で並びます
  • ログイン項目に追加しておけば、Macにサインインした時点で開いた状態にできます

仕事の窓と個人の窓を分ける

窓を2つに分ける実利は、ログイン状態の持ち方から来ます。

Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。 出典: support.apple.com

作った窓は、元のブラウザとCookieやWebサイトデータを共有しません。したがって、窓を2つ作れば、それぞれ別のサインイン状態を持たせられます。仕事の窓ではページやビジネス向けの管理画面の住所を、個人の窓ではタイムラインの住所を指定しておけば、開いた時点でどちらの役をしているかが決まります。

分ける単位の決め方は、日常の動きから逆算すると迷いません。

  • 投稿の予約や返信のように、決まった画面で繰り返す作業は、その画面の住所から窓を作る
  • 友人の投稿を見る、イベントの連絡を確かめるといった用途は、タイムラインの住所から別の窓を作る
  • グループの運営が主な仕事なら、そのグループの住所を1つの窓にする

住所が分かれている画面なら、その画面を直接開く窓を作れます。開いてから目的地まで進む手数が消えるため、1日に何度も開く画面ほど効きます。Appleの説明にある通り参照先は後から差し替えられるので、最初に選んだ住所が違っていても作り直す必要はありません。

グループの運営を任されている人は、窓を分ける効き目が特に出ます。運営として承認や削除の判断をする画面と、参加者として投稿を読む画面は、頭の中では別の仕事です。同じタブで行き来していると、運営の作業をしている途中で流れてきた投稿に気を取られ、戻ったときにどこまで処理したかを思い出す作業が入ります。窓を分けておけば、運営の画面はその窓の中で開いたままになり、承認の列も自分が中断した位置に残ります。

名前とアイコンを変えられる点も、この使い分けでは実用的です。Dockに同じアイコンが2つ並んでいると、結局どちらかを開いて確かめる動きが戻ってきます。仕事の窓にはページの名前を、個人の窓には自分の名前を付けておけば、開く前に選べます。

通知を仕事の窓だけに残す

窓を分けたあとで整えるのが通知です。窓を分けただけでは通知の種類が増えたり減ったりせず、どこで受け取るかを選べるようになるだけです。ここを取り違えると、窓を作ったのに通知が来ないという状態になります。

現実的な落ち着きどころは、仕事の窓だけ通知を出し、個人の窓は通知を切る形です。返信の速さが求められるのは仕事の側で、友人の投稿は自分が開いたときに見れば足りるという整理です。窓が分かれていれば、この調整が窓ごとにできます。窓を分けていない状態では、Mac側の設定はブラウザに対する設定になるため、通知を切ると同じブラウザで開いている他のサービスまで黙ります。

確かめる順序も決まっています。窓を作ったら、まず窓の中でサインインし、通知の許可を与え、実際に通知が出る操作を1回通します。ブラウザで許可済みでも新しい窓には引き継がれないため、この1回は省けません。届かない場合は、窓の中で許可を与えていないか、サービス側の通知設定が切れているかのどちらかに当たります。

時間帯で切り替える使い方もできます。就業時間の間は仕事の窓の通知だけを出し、それ以外の時間は仕事の窓の通知を切って個人の窓を開く。窓が分かれていれば、この切り替えはアプリ単位の設定を触るだけで済みます。1つのブラウザにまとめていると、切り替えるたびにサイトごとの許可を探すことになり、結局は全部つけたままか全部切ったままのどちらかに落ち着きます。

もう1点、通知に気づいてから画面を開くまでの速さも変わります。通知をクリックしたときに、ブラウザの何番目かのタブが前に出るのではなく、その窓が前に出ます。細かい差ですが、1日に何度も起きる動作なので体感では大きく出ます。

窓を分けても変わらないこと

窓を分けても、表示される画面とサービス側の仕様は変わりません。ブラウザで開いたときにできることはできて、できないことはできません。権限の見え方も、二段階認証の要求も、サービス側が決めている範囲のままです。

変わるのは作業の流れの側です。画像や動画をFinderから添付するとき、窓を横に並べたままドラッグできるので、タブを前に出す一手が消えます。長い文章を書いている途中で別の調べ物をしても、書きかけの画面はその窓の中に残ります。画面の右半分に窓を置き、左半分に素材や原稿を並べる形にすれば、素材を選ぶ動きと投稿する動きが1つの画面で完結します。

拡張機能の扱いも先に確かめておく価値があります。Appleの説明では、Webアプリのツールバーには戻る、進む、共有のボタンと、インストールしたSafari機能拡張に関連するボタンが並ぶとされています。パスワード管理の道具を拡張として使っている場合、その窓で使えるかどうかを最初のサインインの前に確かめておくと、入力の途中で止まりません。窓の中で必要なSafariの機能に手が届かないときは、共有ボタンから「Safariで開く」を選んで元のブラウザに戻せます。

一方で、リンクの扱いは押さえておく必要があります。チャットやメールに貼られた住所をクリックしたときに開くのは、Macの既定のブラウザです。作った窓に飛ぶわけではありません。これはOS側の取り決めなので、窓の作り方で変わる話ではありません。既定のブラウザ側にも同じアカウントでサインインしておくと、後で戸惑う場面が減ります。

どの画面を窓にするか、決め方をそろえる

窓にする候補を選ぶ基準は、1日に開く回数です。回数が多いものほど、1回あたりの手数の差が積み上がります。回数はブラウザの履歴を見れば分かるので、多い順に手を付ければ効き目の大きいところから変えられます。

数が増えると、作り方のばらつきが問題になります。SafariのWebアプリはmacOS Sonoma 14以降が前提で、ChromeのPWAはプロファイルに紐づき、サイトによってはインストールの項目が出てこないこともあります。作り方を1つにそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路があります。住所とアイコンを指定してアプリの実体を作る形で、アプリごとに独立したブラウザのデータ領域を割り当てるものが多く、アカウントの分離を前提に設計されています。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる作りであれば、よく使われるサービスは住所の入力もアイコンの用意も要りません。作れる範囲はできることにまとまっており、実際の流れは使い方ガイドで確認できます。

選ぶときに見る点は3つあります。ブラウザが更新されたときに作ったアプリがどうなるか、通知をアプリごとに切り替えられるか、複数のサービスを1つの窓にまとめる形を選べるか。発信に使うサービスが3つも4つもある場合は1つの窓にまとめたほうが行き来が速く、仕事と個人を完全に分けたいならアイコンを分けたほうが向きます。登録済みのサービスは対応サービス一覧で確認でき、費用の条件は料金に出ています。挙動の細かい違いはよくある質問に整理されています。

進め方としては、SafariのDockに追加で仕事用の窓を1つ作り、1週間そのまま使う順序が確実です。見るのは2点で、アカウントの取り違えが減ったか、通知が想定どおりに届くか。これで足りるなら追加の道具は要りません。macOSの版が合わない、扱うアカウントやページが3つ以上ある、ほかの仕事の画面も同じ形にそろえたい。このどれかに当たった人だけが、次を見ればよい話です。

よくある質問

FacebookにMac用の公式アプリはありますか?

App StoreのFacebookの掲載情報では、販売元がMeta Platforms, Inc.で、互換性の欄は「iOS 15.1以降が必要です。」と記載されています。Macの行は置かれておらず、Mac向けのアプリとして配布されている実体はありません。パソコンからの利用はブラウザでfacebook.comを開く形が入口になります。

仕事用と個人用を別々の窓で開けますか?

開けます。Appleの説明では、SafariのWebアプリは閲覧履歴やCookie、Webサイトデータ、設定情報をSafariと共有しません。窓を2つ作り、一方に管理用の画面の住所、もう一方にタイムラインの住所を指定してそれぞれサインインしておけば、開いた時点で役が決まります。

仕事の窓だけ通知を出すことはできますか?

できます。窓を分けると、Mac側の通知の設定がブラウザ全体ではなくその窓に対する設定になります。仕事の窓だけ通知を許可し、個人の窓は切っておけば、返信が必要なものだけが手元に届きます。窓の中で通知を許可する手順は、作った直後に1回通す必要があります。

窓を分けるとリンクもその窓で開きますか?

開きません。チャットやメールに貼られた住所をクリックしたときに開くのは、Macで既定に設定されているブラウザです。これはOS側の取り決めなので、窓の作り方では変わりません。既定のブラウザにも同じアカウントでサインインしておくと、後で戸惑う場面が減ります。

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