確定申告をMacでする|作成コーナーを専用の窓で開く

確定 申告 mac で調べると、Macでは使えないという記事と、問題なく終わったという記事が並びます。食い違いの原因は、国税庁が用意しているものが1つではないためです。パソコンに入れて使うe-Taxソフトと、ブラウザで使う確定申告書等作成コーナー、そしてブラウザで使うe-Taxソフト(WEB版)があり、対応するOSが違います。結論から書くと、Macで進める道はブラウザ側にそろっています。加えて、作業の期間が長いこの手続では、画面の置き場所を先に決めておくと途中でやり直す回数が減ります。

Macで進める道はどちらか

入れて使うe-Taxソフトについては、国税庁のダウンロードコーナーに Microsoft Windows 11 だけが推奨環境として示され、Macでは利用できないと明記されています。配られている共通プログラムのインストーラは exe 形式で約89.8MBで、Mac用の配布物はありません。

一方、ブラウザで使うe-Taxソフト(WEB版)の推奨環境には、macOS 13 Ventura、macOS 14 Sonoma、macOS 15 Sequoia、macOS 26 Tahoe が挙げられ、ブラウザは Safari 18.6 と Safari 26.0、PDFの閲覧は Adobe Acrobat Reader DC と記載されています。事前準備セットアップもMac向けが dmg 形式で約7.3MB配られています。

確定申告書等作成コーナーは、画面に入力していくと申告書や決算書、収支内訳書ができあがる仕組みです。トップページには令和7年分と表示され、Scriptを有効にしていないと使えないという注記が出ます。ここからそのまま送信まで進める形なので、Macを使っている人は入れて使うソフトを探す必要がありません。

  • 入れて使うe-Taxソフトは、Windows 11向け
  • ブラウザで使うe-Taxソフト(WEB版)は、macOS 13以降とSafari
  • 確定申告書等作成コーナーは、ブラウザで入力して作る画面

毎年、前提が変わる前提で読む

この分野は、去年のやり方がそのまま通るとは限りません。制度の改正に合わせて画面も仕様も変わります。フリーランスで毎年自分で出している人ほど、前の年の手順を覚えているぶん戸惑います。

既に前年度までで確定申告を経験済みの方は、今年の確定申告において仕様が変更されている可能性もあります。随時バージョンアップや修正が入る為、確定申告を行う前に必ず確認しましょう。 出典: geechs-job.com

実際に変わる箇所は、消費税のように制度そのものが動いている部分に出ます。インボイス発行事業者の登録を受けた事業者は消費税の申告が必要になり、免税事業者から登録した場合は納税額を売上税額の2割に軽減できる特例が使える場合があります。ただし、基準期間である2年前の課税売上高が1,000万円を超える場合や、高額な資産を仕入れた場合、課税期間を短縮している場合などは、この特例を使えないとされています。

自分がどの扱いになるかは、毎年の状況で変わります。確認の作業が要るという前提で始めるほうが、途中で止まったときに慌てません。そして確認の作業が入るからこそ、入力の画面を開いたままにしておきたくなります。

中断と再開が前提の作りになっている

作成コーナーは、1回で終わらせる前提ではありません。トップページには、新規に作成するほかに、途中で保存したデータを読み込んで再開する入口と、過去の申告書データを利用して作成する入口が並んでいます。保存したデータの拡張子は .data です。

提出したあとの入口もあります。送ったデータの受付結果はe-Taxソフト(WEB版)のメッセージボックスで確認する形で、そこからダウンロードした .xtx のデータを読み込むと、申告の内容を後から見返せます。誤りがあった場合は、更正の請求書や修正申告書を作る入口も用意されています。

集計を助けるファイルも配られています。支払った医療費の内容や受け取った配当の内容を表計算ソフトで入力する、医療費集計フォームと配当集計フォームです。マイナポータル連携を使う場合は、給与所得の源泉徴収票の情報、生命保険や損害保険の情報、医療費通知の情報、寄附金控除の情報を取り込む流れになります。

つまり、作業が何日にも分かれるだけでなく、途中で別の道具を行き来する作りです。表計算のファイル、控除の証明書、会計の画面、そして作成コーナー。この行き来をブラウザのタブでやろうとすると、置き場所が足りなくなります。

送信の前に用意しておくもの

作成コーナーで作った書類を、そのまま送信するには準備が要ります。国税庁の案内では、e-Taxを使うに当たって電子証明書の取得、事前準備セットアップ、開始届出書の提出という3つが挙げられています。順序を飛ばすと、入力が終わったのに送れないという状態になります。

電子証明書は、送るデータが本人の作成で改ざんされていないことを示すために使います。マイナンバーカードに組み込まれている公的個人認証サービスに基づく電子証明書などを、事前に取得しておく形です。カードの形の証明書を使う場合は、ICカードリーダライタとそれを動かすためのドライバも別に必要になります。

ここで注意が要るのは機器の組み合わせです。国税庁のページには、使っているICカードリーダライタと端末の種類によっては電子署名が正常に動作しない場合があると明記されており、対応状況はリーダライタのメーカーへ問い合わせるよう案内されています。入力を全部終えてから気づくと、期限が迫った状態で機器を探すことになります。

送信できる時間にも定めがあります。e-Taxの利用可能時間の範囲内で送る形で、ダイレクト納付による即時納付やインターネットバンキングでの電子納税は、加えて金融機関のシステムが動いている時間に限られます。送信の日を決めるときは、この2つの時間の重なりを先に見ます。

つまずいたときに読む先を1つに決める

作成コーナーには、よくある質問のページが別に用意されています。掲載されているのはヘルプデスクのオペレーターが実際に回答に使っている上位70件で、これで確定申告期間中の約7割に答えていると説明されています。実際の画面を使って手順が示されているので、操作で詰まったときの一次情報はここになります。

分類は、利用にあたっての話、利用環境の話、e-Taxを使う場合の話、各画面の入力と操作、作成の中断と再開、印刷と提出と送信という具合に、作業の順序に沿って並んでいます。所得税や消費税、贈与税の扱いを調べる分類も別にあります。税の中身の質問はタックスアンサーへ、操作の質問はこのページへ、という切り分けです。

読む先を1つに決めておくと、検索結果に並ぶ古い年の記事を踏まなくなります。前の年の画面を説明した記事は、画面の並びが変わっていると役に立ちません。操作で詰まったら公式のよくある質問、制度の判断は税の相談先、という順序を先に決めておくのが速い進め方です。

作成の画面を独立した窓にする

ここまでを踏まえると、確定申告は数週間にわたって同じ画面を開き直す作業だと分かります。ブラウザのタブに置いたままにしておくと、仕事のタブに押されて閉じられます。入力の途中で閉じると、保存していないところからやり直しになります。

Macの標準機能で、この画面を独立した窓にできます。macOS Sonoma 14以降であれば、Safariで作成コーナーのページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を付けて追加します。作られたものはホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockやSpotlightからも開けるようになります。

Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。Webアプリで行ったことは、その中だけで完結します。 出典: support.apple.com

Safariで作ることには、この用途では意味があります。推奨環境のブラウザがSafariで、事前準備セットアップもSafari用だからです。作った窓はSafariの仕組みで動くため、済ませた準備がそのまま効きます。Cookieが分かれる点は把握しておく必要があり、Safariで既にログインしていても作った窓では改めて求められます。

窓の置き方で、作業の進み方が変わる

置き場所を固定すると効きます。Dockのアイコンを右クリックして「オプション」を開き、「このデスクトップ」を選ぶと、その窓は決めたスペースで開くようになります。申告の期間だけ右のスペースを申告用にし、期間が終わったら窓を削除する。作業の区切りが画面の区切りと一致します。

書類と並べる作業も楽になります。控除の証明書のPDFを開く窓と作成の画面を左右に並べると、数字を写すときに画面を切り替えずに済みます。医療費集計フォームを表計算ソフトで開いている場合も同じで、Split Viewで並べておけば入力の往復が短くなります。

  • 入力する日は、作成の窓と証明書の窓を左右に並べる
  • 数字を集める日は、作成の窓を閉じて会計の画面だけを開く
  • 送信する日は、作成の窓を全画面にして独立したスペースに置く

通知も分けられます。システム設定の通知一覧には、URLではなく付けた名前で並ぶため、申告の窓だけ通知を切って集中する調整ができます。金額を扱う作業では、この静けさが効きます。開いた瞬間に出すページも設定画面から差し替えられるので、入力の期間は作成の入口を起点にし、送信後はメッセージボックスを起点にする使い分けができます。

独自データから見た、窓にすべき画面の見極め方

サイトをアプリにする道具の側からこの話を見ると、窓にする価値が出る画面には共通点があります。作業が複数日にまたがる、閉じたときに元の状態へ戻す手間が大きい、ログインを保ったまま置いておきたい、この3つです。確定申告の画面は3つすべてに当てはまります。

作り方をそろえたい場合は、専用の道具を使う経路もあります。URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る形で、アプリごとに別のブラウザプロファイルを割り当てるものが多く、ログイン状態の分離を前提に設計されています。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる作りであれば、よく使うサイトはURLの入力もアイコンの用意も要りません。どこまで作れるかはできることにまとまっており、実際の流れは使い方ガイドで確認できます。

ただし、税務の画面に限っては注意点があります。推奨環境がSafariに定められている以上、別のブラウザエンジンで作った窓が同じように動くとは限りません。この画面はSafariの機能で作るのが素直で、道具を使うのは会計や請求、銀行の画面といった周辺のサイトをそろえる場面です。どのサイトが登録済みかは対応サービス一覧で確認でき、費用の区切りは料金に書かれています。挙動の違いはよくある質問に整理されています。

進め方としては、作成の画面を1つ窓にして、今年の申告をそのまま通すのが確実です。開くまでの手数が減ったか、誤って閉じる回数が減ったかを見ます。そこで足りるなら追加の道具は要りません。会計や銀行の画面も同じ形にそろえたいと感じた人だけが、次を検討すればよい話です。

よくある質問

確定申告はMacだけで終わらせられますか?

ブラウザで進める範囲なら終わらせられます。入れて使うe-Taxソフトは推奨環境がMicrosoft Windows 11だけでMacでは利用できませんが、ブラウザで使うe-Taxソフト(WEB版)はmacOS 13 VenturaからmacOS 26 Tahoeまでが推奨環境に入っています。確定申告書等作成コーナーも画面に入力して作る仕組みです。

入力を途中でやめて、後日続けられますか?

続けられます。作成コーナーには、途中で保存したデータを読み込んで再開する入口が用意されており、保存したデータの拡張子は .data です。過去の申告書データを利用して作成する入口もあります。提出後にダウンロードした .xtx のデータを読み込めば、送った内容を後から見返せます。

操作で詰まったとき、どこを見ればよいですか?

作成コーナーのよくある質問のページです。掲載されているのはヘルプデスクのオペレーターが実際に回答に使っている上位70件で、これで確定申告期間中の約7割に答えていると説明されています。税の中身についての質問はタックスアンサー、操作についての質問はこのページ、と読む先を分けておくと速く進みます。

作成の画面を独立した窓にする意味はありますか?

確定申告は数字を集める日、入力する日、送信する日に分かれ、数週間にわたって同じ画面を開き直す作業です。窓を分けると仕事のタブに押されて閉じられることがなくなり、控除の証明書や集計のファイルと左右に並べて入力できます。SafariのDockに追加する機能で作れば、推奨環境から外れません。

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