gemini mac アプリの選び方|条件と窓の作り方
gemini mac アプリで探している人が知りたいのは、たいてい2つです。公式のアプリがあるのか、そして自分の機体で動くのか。答えは、公式のデスクトップ版が配られていて、動く条件が決まっている、という形になります。条件から外れる機体では別の道を取ることになり、条件を満たしていても、ブラウザで開いていた画面をそのまま窓にしたい場合には作り方が変わります。この記事では、公開されている条件を先に押さえたうえで、機体ごとにどの道を選ぶかを整理します。
公式のデスクトップ版が動く条件
提供元のページにあるよくある質問には、動作条件が明記されています。Windowsは10以降のx64とARM64で動作します。macOSについては、Apple シリコン搭載の MacBook で動作し、macOS Sequoia(15.0)以降が必要と書かれています。
この1行は読み方に注意が要ります。書かれているのはApple シリコンとmacOS 15以降という2つの条件で、Intel搭載の機体や、macOS 12から14で止めている機体は条件の外になります。macOS 15へ上げられない機体を使っているなら、公式のアプリを探し続けても入りません。手元の条件は、アップルメニューから「このMacについて」を開けば、チップとOSのバージョンの両方が1画面で分かります。
利用できる国と言語については、Geminiアプリがサポートされているすべての言語と国で使えると案内されています。ただし同じページに、利用できる機能は状況によって異なるという注記と、一部の機能はGoogle AIのサブスクリプションに登録した18歳以上の利用者が使えるという注記が付いています。アプリが入ったのに特定の機能が見えない場合、機体の条件ではなく契約と年齢の条件を見る順序になります。
パソコンでの実際の作業に合わせて構築。Windows と macOS での日々の作業を Gemini がどう効率化するかをご覧ください。 出典: gemini.google
呼び出し方と、Macだけにある機能
条件を満たしている機体では、呼び出し方が2段階に分かれています。Option+Spaceでミニチャットが開き、Option+Shift+Spaceでフル機能のチャットが開きます。どちらもアプリの設定から変更できると案内されています。Windowsの側はAlt+Spaceの1種類で、タスクバーとシステムトレイから起動する形です。
Macでは、画面上部のメニューバーにあるアイコンか、DockにあるアイコンからもGeminiを開けます。つまり常駐するメニューバーの項目と、Dockのアイコンの両方が置かれる形で、キーボードを覚えなくても開ける道が残っています。
現時点でmacOS側に先行して入っている機能も示されています。Commandキーを2つ同時に押すと画面のコンテキストを共有でき、その内容を踏まえた回答が返ります。音声入力では、話した内容が整ったテキストとして書き起こされ、開いているアプリ全体に対して内容を編集できると説明されています。さらにローカルフォルダをつないで、ファイルの整理や要点の統合を任せられる機能も挙げられています。これらの追加機能はまずmacOSで使え、Windowsには順次対応していく予定と書かれています。
アカウントの扱いも押さえておきたい点です。同じGoogleアカウントにログインしていれば、チャット履歴とメモリーはすべてのデバイスで同期されると案内されています。スマートフォンで始めた会話をパソコンで続けられる前提なので、アプリを入れたからといって履歴が分かれることはありません。
タブに置いたままにしていると起きること
公式のアプリが入る機体でも、ブラウザのタブで開き続けている人は少なくありません。そのままにしておくと、決まった形で困りごとが出ます。
1つめは、閉じる操作の取り違えです。調べもののタブと対話のタブが同じ窓に並んでいると、Command+Wを押した先が対話のタブだった、ということが起きます。書きかけの質問文はそこで消えます。2つめは、戻る手数です。Command+Tabで前に出るのはブラウザで、そこから目的のタブを探す作業が残ります。1日に20回開くものなら、この2段階は積み上がります。
3つめは、重くなったときの切り分けです。同じ窓に多数のページが同居していると、動きが鈍った原因がどこにあるか分かりません。対処が「ブラウザ全体を閉じて開き直す」しかなくなり、他の作業も巻き込みます。窓が分かれていれば、閉じる単位が小さくなります。
4つめは、通知の宛先です。ブラウザに対して通知を許可していると、そのブラウザを終了した時点で通知が止まります。独立した窓に許可を与えておけば、調べもののブラウザを閉じても通知は届き続けます。
条件から外れる機体で取れる道
Intel搭載のMacや、macOS 14以前で止めている機体では、公式のアプリが入りません。この場合に残る道は、ブラウザで開いている画面を独立した窓に出す方法です。やることは、ブラウザで表示しているページを、Dockから開けるアプリの形に変えるだけです。
この道を取ると、公式のアプリにある画面共有や音声入力の追加機能は付きません。代わりに、ブラウザで使えるものはそのまま使えます。拡張機能を入れているなら、その拡張機能も動きます。翻訳やパスワード管理を拡張機能に任せている使い方なら、公式のアプリよりも都合がよい場合があります。
もう1つの利点は、条件に縛られないことです。macOS 12以降であれば、ブラウザが動く限り同じ形にできます。手元に古いMacが1台あって、そこでも同じ画面を開きたいという場面では、この道だけが通ります。
- 公式のアプリを使える条件は、Apple シリコンとmacOS 15以降の2つ
- 条件の外にある機体では、ブラウザの画面を独立した窓に出す
- 拡張機能を使い続けたい場合も、窓に出す道のほうが合う
複数のGoogleアカウントを使い分けるとき
仕事用と個人用でGoogleアカウントを分けている人には、もう1つの論点があります。公式のアプリは、ログインしているアカウントに紐づいて動きます。ブラウザで複数のアカウントを切り替えて使っている場合、どちらの履歴として残るのかを意識する場面が出てきます。
ここで効くのが、アプリごとにブラウザのプロファイルを分ける形です。プロファイルが分かれていれば、Cookieとログインの状態がアプリごとに独立します。仕事用のアカウントで開く窓と、個人用のアカウントで開く窓を並べて置いても、片方をログアウトせずに使い続けられます。切り替えの操作そのものが消えるので、間違ったアカウントで質問を投げてしまう事故も減ります。
Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。Webアプリで行ったことは、その中だけで完結します。 出典: support.apple.com
ただしSafariで作る形は、1つのサイトに対して1つの窓という単位になります。同じサイトを2つのアカウントで同時に開きたい場合は、アプリごとに独立したプロファイルを割り当てられる道具を使うほうが手数が少なくなります。アプリ単位でプロファイルを分ける仕組みがあるかどうかはWebアプリ化ツールのできることで確かめられます。
Macの標準機能で独立した窓にする手順
追加の道具を入れずに作る道が2つあります。1つはSafariです。macOS Sonoma 14以降であれば、Safariで対象のページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を付けて追加します。ホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockからもSpotlightからも開けるようになります。アイコンは設定画面から差し替えられます。
もう1つはChromeです。Chromeでページを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。Chromeのヘルプでは、こうして作ったウェブアプリはランチャーやホーム画面から開ける形になり、通知やアイコンのバッジ、オフライン用の追加ストレージを含む場合があると説明されています。Safariの手順が使えないmacOS 13以前でも、この道なら通ります。
どちらも費用はかかりません。違いが出るのは拡張機能とプロファイルの扱いです。Safariで作った窓はSafariの機能拡張を引き継ぎ、Chromeで作った窓は作成時のプロファイルを引き継ぎます。後者は、そのプロファイルにログインしている他のアカウントも一緒に付いてくるという意味でもあります。窓ごとに中身を切り分けたいなら、ここが分かれ目になります。
窓を分けたあとの置き方
窓を作ったら、大きさと置き場所を決めておくと定着します。見やすい大きさに変えて一度閉じると、次に開いたときも同じ大きさで開きます。Dockのアイコンを右クリックして「オプション」を開き、「このデスクトップ」を選べば、その窓は決めたスペースで開くようになります。質問する窓を右のスペース、作業中のブラウザを左のスペースに置けば、Control+方向キーがそのまま行き来の操作になります。
キーボードでの呼び出しも足せます。公式のアプリのようなグローバルショートカットは付きませんが、macOSのSpotlightでアプリ名を打てば2打鍵か3打鍵で前面に出ます。Command+Tabの一覧にも独立した名前で並ぶので、ブラウザを探してからタブを探すという2段階が1段階になります。
通知の扱いも変わります。システム設定の通知の一覧には、URLではなく窓に付けた名前で並ぶため、その窓だけ通知を切るという調整ができます。作業に集中したい時間帯だけ静かにする、という運用が窓の単位で可能になります。
作る手順そのものは3段階にまとまっています。URLとアプリ名を入れて、アイコンを選んで、作成を押す形です。手順の流れは使い方ガイドに並んでいます。
どのサイトを独立した窓にするかの決め方
窓を分ける対象は、多いほどよいわけではありません。判断の基準は2つです。1日に何回開くか、そして閉じられたときに困るかどうか。毎日何度も開いて、閉じられると続きを探し直すものが最優先になります。対話の履歴が残るサービス、通知が来るサービス、ログインしたまま置いておきたいサービスは、この基準を満たしやすいです。
逆に、月に1回しか開かない管理画面や、読んで閉じるだけのページは、ブックマークのままで足ります。窓を増やすとDockが埋まり、探す手間が戻ってきます。まず1つ作って1週間使い、2つめが要ると感じてから足す順序が確実です。
どのサービスがプリセットとして用意されているかを先に見ておくと、URLとアイコンを手で設定する手間が省けます。300以上のサービスが選ぶだけで作れる形になっているかどうかは対応サービス一覧で確かめられます。費用は3アプリまで無料で、それ以上を作るときに買い切りで足す形です。内訳は料金にあります。ブラウザが更新されたときに壊れないか、通知はどう扱われるかといった疑問はよくある質問に並んでいます。
よくある質問
Intel搭載のMacでも公式のデスクトップ版は使えますか?
使えません。提供元のよくある質問には、macOSではApple シリコン搭載の MacBook で動作し、macOS Sequoia(15.0)以降が必要と書かれています。Intel搭載の機体やmacOS 14以前で止めている機体では、ブラウザで開いている画面を独立した窓に出す道を取ることになります。
Macでの呼び出し方には何がありますか?
Option+Spaceでミニチャット、Option+Shift+Spaceでフル機能のチャットが開きます。ショートカットキーはアプリの設定から変更できます。キーボードを使わない場合は、画面上部のメニューバーにあるアイコンか、Dockのアイコンからも開けます。
パソコンとスマートフォンで履歴は分かれますか?
分かれません。同じGoogleアカウントにログインしていれば、チャット履歴とメモリーはすべてのデバイスで同期されると案内されています。スマートフォンで始めた会話をパソコンで続ける使い方が前提になっています。
仕事用と個人用のアカウントを同時に開いておけますか?
アプリごとにブラウザのプロファイルが分かれていれば同時に開けます。プロファイルが分かれるとCookieとログインの状態が独立するため、片方をログアウトせずに並べて使えます。Chromeで直接作った窓は作成時のプロファイルを引き継ぐので、この用途にはアプリ単位でプロファイルを割り当てられる道具が向きます。