Google 翻訳を専用アプリで開く|いつでも呼び出せる場所に置く
英語のメールが届くたびにブラウザのタブを探し、翻訳のページを開き直す。この繰り返しが面倒で、Google 翻訳 mac アプリという形を探す人は多いはずです。結論を先に書くと、GoogleがMac向けに配っている翻訳アプリはありません。パソコンからはブラウザで使う前提です。ただし、そのWebの画面をDockに置いて独立した窓にすれば、呼び出すまでの手数はアプリと同じところまで短くできます。
配られている公式アプリの対象
App Storeの「Google 翻訳」の情報を見ると、販売元はGoogle LLC、サイズは309.4MBで、互換性の欄にはiOS 18.0以降のiPhoneとiPadOS 18.0以降のiPadが挙げられています。Macの行はありません。Androidについても同名のアプリがストアに置かれています。
パソコンからの使い方は、Googleのヘルプがそのまま答えになっています。画像の中のテキストを翻訳する手順は「ブラウザで Google 翻訳 に移動します」から始まり、上部の[画像]タブを選び、原文と訳文の言語を選び、[パソコンを参照]をクリックして画像を選ぶ、という流れで案内されています。ヘルプの画面をパソコン向けに切り替えても、案内されるのはブラウザでの操作です。スマートフォン向けの案内にある「タップして翻訳」や、オフラインで使う言語ファイルのダウンロードは、アプリを入れたデバイスの機能として説明されています。
Mac用のアプリを探す人が多いことは、質問サイトのやり取りにも表れています。
DeepLという翻訳アプリはいかがでしょう? https://www.deepl.com/ja/macos-app/ 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
この回答が指しているとおり、翻訳のサービスの中にはMac向けのアプリを配っているものがあります。事実として並べると、Mac版DeepLはmacOS 14以降が対象で、無料でダウンロードできると案内されています。テキストを選択してcommand + C + Cを押すとアプリ内で翻訳でき、command + shift + C + Cを押すと訳文の言語を選べる、という操作も公開されています。
Macで翻訳を置ける場所は3つ
選択肢を整理すると次の3つになります。
- ブラウザのタブに置く。追加の作業は要らないが、使うたびにタブを探すことになる
- Mac向けのアプリを配っているサービスに乗り換える。呼び出しは速いが、訳の好みや社内で使ってよいサービスかどうかが先に来る
- 使い慣れたWebの画面を独立した窓にする。訳の中身はそのままで、呼び出しだけを速くする
3つ目が、この記事で扱う形です。画面も訳も変わらず、置き場所だけが変わります。費用もかかりません。
判断の基準になるのは、1日に何回開くかです。週に1回なら、タブのままで困りません。日に10回を超えるなら、1回あたりの手数の差がそのまま積み上がります。海外の取引先とやり取りする仕事、英語の資料を読む仕事、多言語のサポート対応をする仕事は、たいてい後者に入ります。
Safariの「Dockに追加」で作る手順
macOS Sonoma 14以降なら、Safariの標準機能だけで作れます。Safariで翻訳のページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を付けて「追加」をクリックします。ホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockからもSpotlightからも開けるようになります。
作った窓の性質は、Appleの説明にはっきり書かれています。
Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。Webアプリで行ったことは、その中だけで完結します。 出典: support.apple.com
同じ説明の中で、Webアプリには好きな名前とアイコンを付けられること、ログイン項目として追加してログイン時に自動で開けることも案内されています。窓を開いてメニューバーでアプリの名前をクリックし「設定」を選ぶと、アプリケーション名、アイコン、ナビゲーションコントロールを表示するかどうかを変更できます。翻訳の画面は入力欄と訳文欄だけで完結するので、戻るボタンや共有ボタンを消してしまうと、素のアプリに近い見た目になります。
翻訳のページはログインしなくても使えるため、窓を作った直後から使えます。ログインして翻訳の履歴や保存した語句を使っている場合は、Cookieが共有されない仕様のため、窓の中で改めてログインすることになります。
名前の付け方も後の使い勝手に効きます。Spotlightで呼び出すときは先頭の数文字を打つ形になるので、ほかのアプリと頭文字がぶつからない名前にしておくと、候補から選ぶ手数が減ります。複数の言語の組み合わせを日常的に使い分けているなら、その組み合わせを開いた状態のURLをもとに窓を作り、名前に言語を入れておく手もあります。開いた時点で言語の選択が済んでいるので、貼り付けてすぐ読める状態になります。アイコンについても、画像を選び直せるため、ほかの窓と色で見分けが付くものにしておくとDockの中で迷いません。
Chromeでアプリとしてインストールする手順
Chromeを主に使っている場合はこちらです。Chromeで対象のページを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。サイトによっては、アドレスバーの右側にインストールのアイコンが出ることもあります。
Chromeのヘルプでは、ウェブアプリについて、ウェブサイトがアプリとして機能し、パソコンやモバイルデバイスのランチャーやホーム画面からアクセスできるようになると説明されています。一部のウェブアプリには、オフラインでコンテンツを閲覧するための追加のストレージ、通知、ファイルシステムへのアクセス、アイコンバッジなどの追加機能が含まれるとも書かれています。
作ったものはchrome://appsから管理でき、アイコンを右クリックして「起動時に開く」を選べば、Macにログインした時点で開いた状態にできます。デスクトップやメニューにショートカットを作る項目も同じ場所にあります。インストールの項目が出てこないサイトもあるため、その場合はSafariの手順か、あとで触れる専用の道具を使う経路になります。
呼び出しの速さが、使う回数を決める
翻訳は、開くまでの時間が長いほど使わなくなる種類の道具です。意味の見当が付く文なら、開くのが面倒で読み飛ばしてしまうからです。窓に出すと、呼び出しの経路が3つ増えます。
- Dockのアイコンをクリックする
- Command+Tabの並びから選ぶ。作業中のアプリから2回のキー操作で戻ってこられます
- Spotlightで名前の数文字を打って開く。アプリケーションフォルダに保存されているため、ほかのアプリと同じ扱いで出てきます
ログイン項目や「起動時に開く」に入れておけば、開く操作そのものが不要になります。朝Macを立ち上げた時点で窓が用意されていて、必要になったら切り替えるだけという状態です。
置き場所を決めるときは、翻訳した文をどこへ持っていくかも合わせて考えると外しません。メールに貼るならメールの窓の隣、資料に貼るなら資料の窓の隣に並べる形です。Macの画面を左右に分割して使う場合、片側を翻訳の窓に固定しておくと、コピーと貼り付けの往復だけで作業が進みます。タブの中にあると、この並べ方ができません。
パソコンの画面でできることを押さえておく
窓にしたあとで使う機能は、ブラウザで開いたときと同じです。Googleのヘルプに載っている画像の翻訳では、上部の[画像]タブを選び、原文と訳文の言語を選び、[パソコンを参照]をクリックして画像を選びます。翻訳したあとは、[原文の表示]をオンにすると原文と訳文を並べて表示でき、オフにすると訳文を大きく表示できます。訳文はテキストとしてコピーでき、翻訳した画像をダウンロードすることもできます。新しい画像の翻訳を始めるときは、上部の消去アイコンをクリックします。
翻訳の精度についてもヘルプに注意書きがあります。小さい文字のテキスト、不鮮明なテキスト、図案化された書体のテキストは正確に翻訳されないことがあり、原文の言語と訳文の言語が正しいか、一般的なフォントで鮮明に表示されているかを確かめるとよい、という案内です。窓にしてもここは変わりません。
一方、オフラインでの翻訳は、言語ファイルをダウンロードしたアプリの機能として案内されています。インターネットに接続できない場所で翻訳する必要があるなら、その用途はスマートフォン側に残すか、Mac向けのアプリを配っているサービスを検討する形になります。窓を作っただけでは通信の前提は変わりません。
ほかの毎日開く画面も同じ形にそろえる
翻訳を窓にして具合がよければ、次は辞書、メール、チャット、社内の管理画面へと広がります。ここで問題になるのが、作り方がばらつくことです。SafariのWebアプリはmacOS Sonoma 14以降が前提で、Chromeのウェブアプリはインストールの項目が出ないサイトもあり、設定の場所もそれぞれ別です。
作り方を1つにそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路があります。URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る形で、アプリごとに別のブラウザプロファイルを割り当てるものが多く、アカウントの使い分けを前提に設計されています。300以上のプリセットからすぐ作れる作りであれば、よく使われるサービスはURLの入力もアイコンの設定も要りません。作れる範囲はできることにまとまっており、実際の流れは使い方ガイドで確認できます。
選ぶときに見る点は3つです。ブラウザが更新されたときに作ったアプリがどうなるか、キー操作がどこまで窓の中に渡るか、複数のサービスを1つの窓にまとめる形を選べるか。翻訳のように、ほかの作業の合間に何度も呼び出す画面は、メールや資料と1つの窓にまとめたほうが切り替えが速く済みます。逆に、翻訳だけをいつでも同じ位置に置いておきたいなら、アイコンを分けたほうが向きます。登録済みのサービスは対応サービス一覧で確認でき、無料の範囲でどこまで作れるかは料金にあります。細かい挙動の違いはよくある質問に整理されています。
進め方としては、まずSafariの「Dockに追加」で1つ作り、1週間そのまま使うのが確実です。開く回数が増えたか、読み飛ばしていた英文に目を通すようになったかを見ます。そこで足りるなら追加の道具は要りません。オフラインで使いたい、ほかの画面も同じ形にしたい、複数のアカウントを行き来している。このどれかに当たった人だけが、次を見ればよい話です。
よくある質問
Google 翻訳にMac用の公式アプリはありますか?
App Storeの掲載情報では、販売元はGoogle LLCで、互換性はiOS 18.0以降のiPhoneとiPadOS 18.0以降のiPadです。Macの行はありません。パソコン向けのヘルプも「ブラウザで Google 翻訳 に移動します」という案内から始まっており、ブラウザで使う前提の作りになっています。
Webの画面を窓にすると、訳の中身は変わりますか?
変わりません。表示される画面も操作も、ブラウザで開いたときと同じです。変わるのは呼び出すまでの手数で、Dockのアイコン、Command+Tab、Spotlightの3つの経路から開けるようになります。ログイン項目や起動時に開く設定を使えば、開く操作自体が要らなくなります。
窓にすればオフラインでも翻訳できますか?
できません。オフラインでの翻訳は、言語ファイルをダウンロードしたアプリの機能として案内されています。窓を作っても通信の前提は変わらないため、接続できない場所で使う必要があるなら、その用途はスマートフォン側に残すか、Mac向けのアプリを配っているサービスを検討することになります。
Mac向けのアプリを配っている翻訳サービスはありますか?
あります。たとえばMac版DeepLはmacOS 14以降が対象で、無料でダウンロードできると案内されています。テキストを選択してcommand + C + Cを押すとアプリ内で翻訳でき、command + shift + C + Cで訳文の言語を選べます。訳の好みや、業務で使ってよいサービスかどうかを先に確かめてから選ぶ形になります。