HuluのPC用アプリはある?|Dockに置いて子画面で流す

Hulu pc アプリで検索して、ダウンロードのボタンが見つからずに戻ってきた人は少なくありません。結論から書くと、Huluはスマートフォンとタブレットには無料アプリを配っていますが、パソコンについてはアプリを配っておらず、ブラウザで見る形だけを案内しています。ここではHulu自身が公表しているパソコン側の条件を確認したうえで、ブラウザのタブに埋もれさせずにDockへ置き、小さな子画面として流しておく形にするまでを整理します。

パソコン向けのHuluは、アプリではなくブラウザで配られている

Huluの対応機器のページには、テレビ、メディアプレーヤー、ゲーム機、セットトップボックス、ブルーレイプレーヤー、プロジェクター、スマートフォンとタブレット、パソコンという区分が並んでいます。このうちアプリの入手先が書かれているのはスマートフォンとタブレットの欄だけです。

外出先でも簡単にHuluをご覧いただけます。お持ちのスマートフォンやタブレットでご覧になるには、AppleのApp Store、Google Play、またはAmazon Appstoreから無料アプリをダウンロードしてください。 出典: hulu.jp

同じページのパソコンの欄には、対応するOSの版と対応ブラウザの名前しか書かれていません。ダウンロードのリンクも、アプリの名前も出てきません。つまりパソコンで見る手段はブラウザ1本に絞られており、探しても見つからないのは探し方の問題ではないということです。

もう一点、紛らわしいところを先に片付けておきます。Huluのサイトには hulu.jp/install というURLが存在しますが、これは2004年公開の同名の映画作品のページで、インストール手順の案内ではありません。検索結果からこのURLに入ってしまうと、作品紹介を読んで混乱することになります。パソコンの条件を確認したいときに開くべきなのは、対応機器のページとヘルプセンターのほうです。

Huluが示しているMacの条件

ヘルプセンターの「パソコンで視聴するためのシステム要件」には、必要な環境が具体的に書かれています。macOSについては macOS X 10.15 以降が条件で、ブラウザはChromeの最新版、Firefoxの最新版、そしてSafariの最新版です。Microsoft EdgeにはWindowsのみという注記が付いており、SafariにはmacOSのみという注記が付いています。

対応機器のページ側には macOS X 10.10 以降という古い数字が残っています。2つの数字が食い違っているときは、更新日が新しいヘルプセンター側を基準に考えたほうが安全です。古いMacをテレビ代わりに使い回している場合は、ここで先に条件を確認しておくと、窓を作ってから再生できないと気づく回り道を避けられます。

ブラウザの選択は、あとで出てくるHDCPの話と、窓の作り方の話の両方に関わってきます。Macで選べるのはChrome、Firefox、Safariの3つで、この3つはどれもHuluが最新版であることを条件にしています。自動更新を止めているブラウザを使い続けていると、ある日突然再生できなくなる形になります。窓を作る前に、使うブラウザを決めて更新しておくのが順序です。

「子画面で流す」がMacでは別のやり方になる

ながら見をしたい人が思い浮かべるのは、動画だけが小さく浮かぶピクチャインピクチャです。Huluもこの機能を提供していますが、対象はスマートフォンとタブレットのアプリに限られています。ヘルプセンターのお知らせでは、iOSに続いてAndroidでも使えるようになったこと、2024年11月20日公開の版から利用できること、そしてこの変更に合わせてスマートフォンとタブレットのミニプレイヤーの提供を終えたことが説明されています。パソコンやMacへの言及はありません。

そのため、Macで子画面のように流しておきたい場合は、機能を探すのではなく窓の置き方で解決することになります。やることは単純で、Huluだけが入った小さなウインドウを作り、画面の隅に置いて、ほかの作業のウインドウと重ならないように並べる形です。ブラウザのタブでこれをやると、タブを切り替えた瞬間に見えなくなり、ウインドウを閉じた瞬間に再生も止まります。独立した窓にしておくと、その2つが起きません。

窓を小さくしたときの見え方も、あらかじめ想像しておくと失敗しません。Huluの再生画面には、シークバー、音量、前後のエピソード、10秒の巻き戻しと送り、一時停止、設定、フルスクリーンのボタンが並びます。窓を極端に小さくするとこれらのボタンが窮屈になるため、操作はキーボードに寄せたほうが現実的です。その具体的なキーは後述します。

独立した窓にする2つの道

Macに最初から入っているものだけで作れる道が2つあります。どちらも追加の費用はかかりません。

1つはSafariの「Dockに追加」です。Appleの案内では、macOS Sonoma 14以降で、ページを開いた状態でファイルメニューから「Dockに追加」を選ぶと、そのページがWebアプリとして保存されます。保存先はホームフォルダの中のアプリケーションフォルダで、システム全体の領域ではないため管理者のパスワードを求められません。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されないと明記されており、名前、アイコン、開くURL、ナビゲーションの表示、タイトルバーの色を設定パネルから変えられます。

もう1つはChromeの「アプリとしてインストール」です。三点メニューから「キャスト、保存、共有」に進んで選ぶと、同じようにDockに出せます。こちらは作ったプロファイルに属する形になるので、そのプロファイルでHuluにログインしていればログインの手間が省けます。その代わり、プロファイルを共有するぶんセッションの分離はされません。

作り方 ログインの扱い 開く場所 条件
ブラウザのタブ ブラウザと共通 前回のまま なし
Safariの「Dockに追加」 窓ごとに独立 指定したURL macOS Sonoma 14以降
Chromeの「アプリとしてインストール」 プロファイルと共通 指定したURL Chromeが必要
サイトをアプリにする道具 窓ごとに独立 指定したURL 道具の導入が必要

家族で1台のMacを共有していて、プロフィールを分けて使っている場合は、窓ごとにログイン状態が分かれるかどうかが選択の分かれ目になります。窓を2つ作って別々にログインしておけば、切り替えのたびにログインし直す必要がなくなります。

小さな窓で効いてくるキーボード操作

Huluはパソコンでの再生中に使えるショートカットを公表しています。窓を小さくしてボタンが押しにくくなるほど、この一覧の価値が上がります。

  • 再生と一時停止はSpaceキーまたはEnterキー
  • フルスクリーンはFキー、解除はFキーまたはEscキー
  • 10秒送りは右矢印キー、10秒戻しは左矢印キー
  • 長押しで再生位置の連続移動
  • 音量は上矢印キーと下矢印キー、ミュートの切り替えはMキー
  • 対応作品のオープニングスキップはSキー

注意点が1つあり、これらのショートカットは再生画面の中にマウスのポインターが入っていることが条件とされています。小さな窓を画面の隅に置いて作業をしていると、ポインターは別のウインドウの上にあるのが普通です。一時停止したいときは、まず窓の上にポインターを移してからキーを押す、という手順になります。

再生の設定側も見ておくと、ながら見の質が変わります。再生速度は 0.8倍速から1.8倍速 までの5種類から選べ、テレビ番組では連続再生を入にしておくと次のエピソードが自動で始まります。字幕の言語や日本語字幕ガイドの表示も同じ設定から切り替えられます。作業しながら流す用途では、連続再生を入にして速度を等倍のまま置いておくのが扱いやすい組み合わせです。

外付けディスプレイに置くときのHDCP

もう1つのディスプレイに窓を移して流しておきたい、という使い方には条件が付きます。Huluはこの点をヘルプセンターで明示しています。

※macOS にて Safari をお使いの場合、映像出力をする場合は HDCP 対応の環境が必要です。HDCP 非対応の環境では、別ディスプレイに映像出力はできません。 出典: help.hulu.jp

対応機器のページにはさらに踏み込んだ注記があります。デュアルモニターでSafariを使うときは、どちらのディスプレイもHDCPに対応していて、HDMIケーブルなどでデジタル出力している必要があり、片方が条件を満たしていない場合はもう片方もHDCP未対応かつアナログ出力と判断されて視聴できなくなる、という内容です。古い変換アダプタやVGA端子を経由している環境が該当します。

HuluはHDCPに対応した接続として、HDMI、DVI-D、DisplayPortを挙げ、VGAとD-subをHDCP非対応として区別しています。またブラウザによって画質や出力の制限のされ方が変わるとも書いているため、外付けディスプレイ側で映らない場合は、SafariではなくChromeから作った窓で試してみる価値があります。ここは環境ごとに結果が変わる部分なので、2つ作って手元で比べるのが早い判断方法です。

何本も作るときに、作り方をそろえておく

動画のサービスを窓にして効果を感じた人は、たいてい次に別のサイトでも同じことを考えます。1日に何度も開くもの、たとえば業務の管理画面やチャットのほうが、実は効き目が大きいためです。

ここで起きるのが、作り方が窓ごとにばらつく問題です。あるサイトはSafariの「Dockに追加」、別のサイトはChromeの「アプリとしてインストール」、さらに別のサイトはmacOSの版が合わなくて作れない、という状態になると、アイコンの見た目もログインの分かれ方もそろいません。作り方を1つに寄せたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路があります。URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る仕組みで、アプリごとにログイン状態を分けることが前提になっているものが多いです。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる形であれば、よく使われるサービスはURLの入力もアイコンの用意も要りません。作れる範囲はできることに整理されており、実際に1本作るまでの流れは使い方ガイドで確認できます。

選ぶときに見る点は3つです。ブラウザが更新されたときに作った窓がどうなるか、窓ごとにログイン状態を分けられるか、複数のサービスを1つの窓にまとめる形も選べるか。動画のサービスは通知が要らないので窓を分けたほうが素直で、業務の画面は逆にまとめたほうが行き来が速くなります。どのサービスが登録済みかは対応サービス一覧で確認でき、無料の範囲でどこまで作れるかは料金にまとまっています。細かい挙動の違いはよくある質問にも並んでいます。

順序としては、まずSafariの「Dockに追加」でHuluの窓を1つ作り、1週間使ってみるのが確実です。それで足りるなら追加の道具は要りません。macOSの版が条件に合わない、家族でログインを分けたい、ほかのサイトも同じ形にそろえたい。この3つのどれかに当たった人だけが、次の選択肢を見ればよい話です。

よくある質問

HuluにパソコンやMac用のアプリはありますか?

配られていません。Huluの対応機器のページでアプリの入手先が案内されているのはスマートフォンとタブレットの欄だけで、パソコンの欄には対応するOSの版と対応ブラウザしか書かれていません。パソコンで見る手段はブラウザに限られるため、Dockに置きたい場合はブラウザの機能で窓を作る形になります。

MacでHuluを見るには、どのブラウザを使えばよいですか?

ヘルプセンターの記載では、Macで使えるのはChromeの最新版、Firefoxの最新版、Safariの最新版です。Microsoft EdgeにはWindowsのみという注記が付いています。いずれも最新版であることが条件なので、自動更新を止めているブラウザは避けたほうが安全です。

Macでピクチャインピクチャのように小さく流せますか?

Huluのピクチャインピクチャはスマートフォンとタブレットのアプリ向けの機能で、パソコンについての案内はありません。Macで同じことをしたい場合は、Huluだけが入った小さなウインドウを作って画面の隅に置く形になります。タブと違い、ほかの画面に切り替えても消えず、間違って閉じることもありません。

外付けディスプレイに移して流したいのですが注意点はありますか?

HuluはmacOSでSafariを使う場合、映像出力にはHDCP対応の環境が必要で、非対応の環境では別ディスプレイに出力できないとしています。デュアルモニターの場合は両方のディスプレイがHDCPに対応し、デジタル出力である必要があります。VGAなどのアナログ接続が混ざっている環境では映らないことがあります。

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