Instagramを専用アプリで開く|DMの通知だけ受け取る
Instagram pc アプリという形で探している人の多くは、投稿の閲覧そのものより、届いたメッセージに気づけないことに困っています。スマートフォンは通知が多すぎて埋もれ、パソコンではブラウザのタブに開いたままで前面に出てこない。結論を先に書くと、Macで独立した窓を作り、通知をその窓に集めて種類を絞る形が現実的な落ち着きどころです。ここでは、Instagram側が配っているアプリの範囲、Macで窓を作る2つの手順、通知をメッセージだけに寄せる考え方を順に整理します。
Instagramが配っているのはスマートフォン向けのアプリ
App StoreのInstagramの掲載情報を見ると、販売元はInstagram, Inc.で、互換性の欄には「iOS 16.3以降が必要です。」と記載されています。サイズは611.2 MB、カテゴリは写真/ビデオという扱いです。互換性の欄にMacの行は置かれておらず、Mac向けのアプリとして配布されている実体はありません。
歴史的な経緯を踏まえると、この形は自然に読めます。Instagramはカメラで撮って加工してすぐ共有するという体験を中心に組み立てられてきたサービスで、提供の中心はスマートフォンに置かれてきました。パソコンからの利用はブラウザで画面を開く形が入口になります。
一方で、使う側の動きは変わってきています。
センセイ: 笑。実際、SNSマーケティングの現場では、素材の撮影はスマホでやるけど、編集と投稿管理はPCでやるっていうワークフローがもう定着してるんだよ。PC版のInstagramアプリがあると、ブラウザのタブに埋もれずに専用ウィンドウで使えるから、作業効率が上がる。タスクバーにピン留めしておけば、ワンクリックでアクセスできるしね。 出典: note.com
撮影はスマートフォン、原稿と返信はパソコンという分担は、個人で運用している人にも当てはまります。長い文章を打つのも、画像の置き場所を探すのも、キーボードとFinderがあるほうが速いためです。だからこそ、パソコン側に置き場所が欲しくなります。
Macで独立した窓を作る2つの手順
Safariを使う手順が1つ目です。macOS Sonoma 14以降であれば、Safariでinstagram.comを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を付けて追加します。作られたものはホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockからもSpotlightからも開けるようになります。Appleの説明では、名前とアイコンは好きなものを指定でき、設定画面の「アプリケーションURL」から参照先の住所を後から差し替えられるとされています。
もう1つがChromeを使う手順です。Chromeでinstagram.comを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。サイトによってはアドレスバーの右側にインストールのアイコンが出ます。Chromeのヘルプでは、こうしたウェブアプリにはオフラインでコンテンツを閲覧するための追加のストレージ、通知、ファイルシステムへのアクセス、アイコンバッジといった機能が含まれる場合があると説明されています。
作った窓で見える画面は、ブラウザで開いたときと同じです。変わるのは置き場所と切り替え方で、具体的には次の4点です。
- Command+Tabの並びにアイコンが入る。タブを探す動きが、アプリを切り替える動きに置き換わります
- 通知を窓の中で許可すれば、Dockのアイコンに未読の件数を出せます
- 通知の設定がアプリ単位になります。システム設定の通知一覧には、住所ではなくアプリの名前で並びます
- ログイン項目に追加しておけば、Macにサインインした時点で開いた状態にできます
3つ目が、この記事の主題に直結します。
メッセージの通知だけを残す組み立て方
Instagramのヘルプでは、通知を送る場面としてフォローされたとき、投稿にいいねやコメントが付いたとき、コメント内でメンションされたとき、メッセージを受け取ったとき、ライブ配信が始まったときが挙げられています。スマートフォンでこれを全部受け取っていると、返信が必要なメッセージが、いいねの通知の列に埋もれます。
絞り込みは2段構えで考えると整理できます。
- サービス側の設定で、受け取る通知の種類を選ぶ。Instagramのヘルプには、受け取るプッシュ通知を管理する項目と、お知らせをカスタマイズする項目が用意されています
- Mac側で、通知を出すアプリを選ぶ。窓を分けておくと、この単位がブラウザ全体ではなく、その窓になります
窓を分けていない状態では、Mac側の通知の設定はブラウザに対する設定になります。ブラウザの通知を切ると、そのブラウザで開いている他のサービスの通知も一緒に消えます。窓を分けておけば、Instagramの窓だけ通知を出し、他は出さないという調整ができます。逆に、作業に集中したい時間帯だけその窓の通知を切ることもできます。
通知の音や表示の形も、窓を分けると個別に決められます。メッセージだけは音を鳴らし、それ以外は画面の右上に静かに出すという組み立てにすれば、手を止めるかどうかを音で判断できます。逆に、返信を書いている最中は通知そのものが邪魔になるため、その窓の通知を一時的に切る使い方も選べます。ブラウザ全体の通知を切ると他のサービスまで黙るのに対し、窓が分かれていれば影響の範囲がその窓に収まります。
確かめる順序も決まっています。窓を作ったら、まず窓の中でサインインし、通知の許可を与え、自分宛にメッセージが届く操作を1回通します。届かない場合は、窓の中で許可を与えていないか、サービス側の通知設定が切れているかのどちらかに当たります。ブラウザで許可済みでも新しい窓には引き継がれないため、この1回は省けません。
アカウントを分けている人は窓も分ける
窓を作るうえで最初に効いてくるのが、ログイン状態の持ち方です。
Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。 出典: support.apple.com
作った窓は、元のブラウザとCookieやWebサイトデータを共有しません。開いた直後はサインインしていない状態から始まるため、最初にサインインする手順が要ります。手間が増えるように見えますが、複数のアカウントを扱う人にはこの性質が利点になります。
個人のアカウントと、店や作品の発信用のアカウントを両方持っている場合、1つのブラウザで切り替えていると、投稿する前にどちらで入っているかを確かめる作業が毎回入ります。窓を2つ作り、それぞれ別のアカウントでサインインしておけば、開いた時点でどちらかが確定します。名前とアイコンを変えられるので、Dockの中でも見分けが付きます。誤爆の可能性を仕組みで下げられるのが、この形の一番の効き目です。
Chromeの手順で作った場合は、作ったときのプロファイルのサインイン状態を引き継ぎます。初回の手順が省ける代わりに、同じプロファイルの中ではアカウントを分けられません。アカウントを2つ以上扱うなら、Safariの手順で窓を分けるか、Chrome側でプロファイルを分けてからそれぞれで作る形になります。
窓の中でできること、できないこと
窓を分けても、表示される画面とサービス側の仕様は変わりません。ブラウザで開いたときにできることはできて、できないことはできません。ここを取り違えると、窓を作れば機能が増えると期待してしまいます。
作業の中身で変わるのは次の点です。画像や動画をFinderから添付するとき、窓を横に並べたままドラッグできるので、タブを前に出す一手が消えます。返信を書いている途中で別の調べ物をしても、書きかけの画面はその窓の中に残ります。通知をクリックしたときに、ブラウザの何番目かのタブが前に出るのではなく、その窓が前に出ます。どれも小さな差ですが、1日に何度も起きる動作なので体感では大きく出ます。
動画や画像を扱う場面では、画面の並べ方を決めておくと作業が安定します。窓を画面の右半分に置き、左半分にFinderや原稿の画面を並べる形にすれば、素材を選ぶ動きと投稿する動きが1つの画面の中で完結します。ブラウザのタブで開いていると、他のタブを見に行った拍子に見ていた位置が変わり、そのたびに戻す手間が入ります。窓が別に立っていれば、他の作業に移ってもInstagramの画面はその窓の中に残ります。毎日同じ配置で始められることは、作業の速さそのものより、取りかかるまでの負担を下げる側に効きます。
一方で、窓を分けたからといって投稿の予約や分析の機能が増えることはありません。必要であれば、サービス側が用意している管理の画面の住所から窓を作るほうが素直です。住所が分かれている画面なら、その画面を直接開く窓を作れるため、開いてから目的地まで進む手数を消せます。
どの画面を窓にするか、決め方をそろえる
窓にする候補を選ぶ基準は、1日に開く回数です。回数が多いものほど、1回あたりの手数の差が積み上がります。回数はブラウザの履歴を見れば分かるので、多い順に手を付ければ効き目の大きいところから変えられます。
数が増えると、作り方のばらつきが問題になります。SafariのWebアプリはmacOS Sonoma 14以降が前提で、ChromeのPWAはプロファイルに紐づき、サイトによってはインストールの項目が出てこないこともあります。作り方を1つにそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路があります。住所とアイコンを指定してアプリの実体を作る形で、アプリごとに独立したブラウザのデータ領域を割り当てるものが多く、アカウントの分離を前提に設計されています。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる作りであれば、よく使われるサービスは住所の入力もアイコンの用意も要りません。作れる範囲はできることにまとまっており、実際の流れは使い方ガイドで確認できます。
選ぶときに見る点は3つあります。ブラウザが更新されたときに作ったアプリがどうなるか、通知をアプリごとに切り替えられるか、複数のサービスを1つの窓にまとめる形を選べるか。発信に使うサービスが3つも4つもある場合は1つの窓にまとめたほうが行き来が速く、通知とアカウントを完全に分けたいならアイコンを分けたほうが向きます。登録済みのサービスは対応サービス一覧で確認でき、費用の条件は料金に出ています。挙動の細かい違いはよくある質問に整理されています。
進め方としては、SafariのDockに追加で1つ作り、1週間そのまま使う順序が確実です。見るのは2点で、メッセージに気づくのが早くなったか、アカウントの取り違えが減ったか。これで足りるなら追加の道具は要りません。macOSの版が合わない、アカウントを2つ以上使い分けている、ほかの発信用の画面も同じ形にそろえたい。このどれかに当たった人だけが、次を見ればよい話です。
よくある質問
InstagramにMac用の公式アプリはありますか?
App StoreのInstagramの掲載情報では、販売元がInstagram, Inc.で、互換性の欄は「iOS 16.3以降が必要です。」と記載されています。Macの行は置かれておらず、Mac向けのアプリとして配布されている実体はありません。パソコンからの利用はブラウザでinstagram.comを開く形が入口になります。
メッセージの通知だけを受け取ることはできますか?
2段構えで絞り込みます。Instagramのヘルプには受け取るプッシュ通知を管理する項目が用意されており、まずサービス側で種類を選びます。そのうえで窓を分けておくと、Mac側の通知の設定がブラウザ全体ではなくその窓に対する設定になるため、他のサービスに影響を出さずに調整できます。
2つのアカウントを別々の窓で開けますか?
開けます。Appleの説明では、SafariのWebアプリは閲覧履歴やCookie、Webサイトデータ、設定情報をSafariと共有しません。窓を2つ作ってそれぞれ別のアカウントでサインインしておけば、開いた時点でどちらかが確定します。名前とアイコンも別にできるので、Dockの中で見分けが付きます。
窓を作ると投稿の予約や分析の機能が増えますか?
増えません。窓を分けても表示される画面とサービス側の仕様は変わらず、ブラウザで開いたときにできることと同じ範囲です。管理用の画面が別の住所で用意されている場合は、その住所から窓を作ると、開いてから目的の画面まで進む手数を消せます。