ジョブカンをPCで使う|Macで打刻画面をすぐ開く手順

ジョブカンをPCで使いたいと調べ始めた人が最初に当たるのは、入口が複数あることです。管理する側のログイン画面と、働く人が打刻するマイページの画面が別で、さらにパソコン向けの画面とスマートフォン向けの画面が分かれています。Macを使っているなら、もう1つ確かめておく点があります。専用の打刻機器が対応しているのは主にWindowsのパソコンで、Macの人はWebの画面から打刻する形になるという点です。この記事では入口の整理から、Macで打刻画面を毎朝すぐ開けるようにするまでを順に扱います。

PCから使う入口は、マイページのログイン画面

働く人が自分で打刻したり申請したりする画面は、マイページと呼ばれています。パソコン向けのマイページは共通IDでログインする形で、スマートフォン向けのモバイルマイページとは表示が分かれています。どちらからでも同じデータを見ますが、画面の作りが違うので、パソコンで使う前提なら最初からパソコン向けのログイン画面をブックマークしておくほうが手数が少なく済みます。

管理する側の入口は別です。設定や集計を扱う管理画面は、マイページとは異なるログイン先になります。1人で両方を使う立場の人は、URLを2つ持つことになります。ここが混ざると、打刻したいだけなのに管理画面に入ってしまう、という遠回りが毎朝発生します。

サービス自体の位置づけは、提供元がこう説明しています。

ジョブカン勤怠管理は、あらゆる業種に対応できるクラウド型の勤怠・シフト管理システムです。労働時間の自動集計はもちろん、多種多様な勤務形態により煩雑化している労務管理やコンプライアンス遵守などの労務対策としても利用されています。 出典: ssl.jobcan.jp

クラウド型なので、パソコンに専用のソフトを入れる前提ではありません。つまりMacでもWindowsでも、ブラウザが動けば画面には入れます。打刻した情報は出勤簿にそのまま反映され、必要なデータは項目を選んでCSVやExcelの形で取り出せます。この「ブラウザで完結する」作りが、あとで扱う画面の置き方の話につながります。

Macだと、選べる打刻の方法が絞られる

打刻の方法は、専用の機器を使うものと、手元にあるデバイスを使うものに分かれています。ここでMacを使う人に関係してくるのが、専用機器側の対応OSです。

公開されている打刻機器の案内では、ICカード打刻の機器が3,500円のWindows対応のものと、12,000円のiOS対応のものに分かれています。指静脈認証の打刻機は55,000円でWindowsのパソコンが必要と書かれ、PitTouch Proという機種は98,000円でパソコンが不要と案内されています。iPadを使う顔認証の打刻アプリは1ライセンス30,000円です。Macのパソコンをつないで使う前提の機器は、この一覧には挙げられていません。

手元のデバイスを使う方法のほうは、Macでも成立します。共用のパソコンで自分または任意の名前を選んで打刻する方法、各従業員のパソコンからマイページにログインして打刻する方法、共有のiPhoneでICカードを読ませる方法、そして各自の携帯電話やスマートフォンからGPS打刻をする方法が挙げられています。Macを1人1台で使っている職場なら、現実的な選択肢は「マイページにログインして打刻」です。初期の導入費用を抑えたい場合にも向く方法として案内されています。

裏を返すと、Macの人の打刻はブラウザの操作になります。カードをかざす動作ではなく、画面を開いてボタンを押す動作です。ここを毎朝確実に踏めるようにするかどうかが、そのまま打刻もれの多さに出てきます。

料金は、使う機能の数で積み上がる

費用の組み立ても押さえておきます。初期費用とサポート費用は0円と案内されています。無料プランは1ユーザあたり0円で、使える機能は1つから4つまで、ただし機能制限があると書かれています。

有料プランは1ユーザあたり月額200円から500円で、いずれかの機能を単独で使う場合が200円、1機能追加するごとに100円ずつ増える形です。組み合わせられる機能は出勤管理、シフト管理、休暇と申請の管理、工数管理の4つで、工数管理は単独では使えないと注記されています。価格はすべて税抜表記で、毎月の登録ユーザ数が請求の対象になります。月額の最低利用料金は2,000円(税抜)です。

支払い方法はクレジットカードまたは請求書払いで、請求書払いは銀行振り込みとコンビニ払いから選べます。500名を目安とする大規模な企業の場合は、別途見積もりを発行すると案内されています。試すだけなら、登録後に30日間の無料お試しができる作りです。

問い合わせの窓口は電話とメールとチャットで随時受け付けており、費用はかからないと書かれています。ただし初期設定を代行してもらうサポートは有料のサービスと注記されているので、自社で設定を組むのか任せるのかは費用の話として先に決めておく項目です。

パソコンで見ておきたい画面は、打刻だけではない

打刻の画面ばかりが話題になりますが、パソコンで開く価値があるのは他にもあります。出勤管理では、打刻した情報がリアルタイムで出勤簿に反映され、100以上の項目から必要なデータだけをCSVやExcelの形で取り出せると案内されています。この取り出し作業は画面の幅が要るので、スマートフォンよりパソコンのほうが向きます。

シフト管理では、申請を元にシフトを作成でき、作成したシフトはスタッフページからいつでも確認できる作りです。休暇と申請の管理では、各管理者へ自動で通知が飛び、承認や却下はワンクリックで済み、結果はすぐに反映されると書かれています。承認する立場の人は、通知が届いてから画面を開くまでの時間がそのまま相手を待たせる時間になるので、開くまでの手数を削る意味が打刻より大きくなります。

機能はどれか1つだけを単独で使うことも、いくつかを組み合わせて使うこともできる作りです。自分の職場でどの機能が有効になっているかによって、パソコンで開く画面の数も変わります。まずは自分が1日に何回開くかを機能ごとに数えて、上位の1つか2つだけを手当てするのが現実的な進め方です。

ブラウザのタブに任せると、打刻もれが起きる

Macで打刻がブラウザの操作になるということは、打刻の成否がブラウザの使い方に左右されるという意味でもあります。実際に起きやすいのは3つの型です。

1つめは埋もれることです。毎日開くサイトをタブに並べていると、タブの幅が縮んでアイコンだけになり、打刻の画面を選ぶ前に横に並んだタブを確かめる動作が入ります。朝いちばんの数十秒は惜しいので、面倒になって後回しにし、そのまま忘れます。

2つめは再ログインです。ブラウザを閉じるたびにCookieを消す設定にしていたり、履歴の掃除を習慣にしていると、そのたびに共通IDの入力からやり直しになります。パスワードマネージャーを使っていても、二要素の確認が挟まれば手数は増えます。

3つめは取り違えです。管理画面とマイページを同じブラウザで開いていると、打刻したいだけの朝に管理画面へ入ってしまいます。退勤の打刻を忘れた日の修正申請も、マイページ側の操作です。入口を間違えるほど、直したい項目までの道が長くなります。

Macで打刻画面を独立した窓にする

Macの標準機能で、特定のページだけを別の窓として持つ方法が2つあります。SafariはmacOS Sonoma 14以降が条件で、打刻の画面を開いた状態でメニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前とアイコンを決めます。ホームフォルダの「アプリケーション」に保存され、DockからもSpotlightからも開けます。Chromeの場合は右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、ページをアプリとしてインストールを選びます。

作った窓は、ブラウザ本体とは切り離されます。

Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。 出典: support.apple.com

打刻の画面ではこの切り離しが効きます。ブラウザ側で履歴を消してもログイン状態が残るので、朝いちばんに開いてそのまま押せます。管理画面を使う立場の人は、マイページと管理画面を別々の窓として2つ作れば、入口の取り違えもなくなります。仕上げとして、システム設定のログイン項目に打刻の窓を加えておくと、Macを起動した時点で画面が出てきます。

作ったあとに確かめる点と、注意したい点

作った直後に見ておく項目は3つです。窓の中でログインできること、いったん閉じて開き直してもログイン状態が残ること、Macを再起動したあとも同じ位置と大きさで出ること。この3つが通れば、翌朝から迷わず押せます。

注意したいのは前提の違いです。SafariのWebアプリはmacOS Sonoma 14以降が必要で、それより前のMacでは項目そのものが出ません。Chromeのウェブアプリは、サイトによってインストールの案内が出ないことがあります。社内のネットワークにIPアドレスの制限がかかっている場合は、自宅から同じ窓を開いても入れない点も先に確かめておきます。

もう1つは会社の運用との兼ね合いです。打刻の方法は職場ごとに決められているので、共用のパソコンでの打刻を前提にしている職場で、自分だけマイページからの打刻に切り替えることはできません。画面の置き方を変える話と、打刻の方法そのものを変える話は別物です。後者は管理する部署に確認する話になります。

どの画面を窓にするかの見極め方

判断の基準は2つで足ります。1日に開く回数と、ログイン状態を他と分けたいかどうかです。打刻の画面は毎日2回以上開き、ログイン状態を保っておきたい画面なので、窓にする価値がはっきりしている側に入ります。反対に、月末にまとめて触る集計の画面は、その都度ブラウザで開けば済みます。

作り方をそろえたいときに使えるのが、URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る専用の道具です。ブラウザの機能に頼らないので、SafariのバージョンやサイトごとのUIの違いに左右されません。300以上のプリセットから選ぶだけでアプリにできる作りであれば、URLの入力もアイコンの用意も要りません。作れる範囲はできることに整理されており、実際の流れは使い方ガイドで確認できます。

選ぶときに見る点は3つです。ブラウザが更新されたあとも作ったアプリがそのまま動くか、窓の大きさと位置を覚えてくれるか、ログイン状態をアプリごとに分けられるか。勤怠の画面では3つめが効きます。社内の管理画面と自分のマイページを同時に開いておきたい場面が出てくるためです。あらかじめ登録されているサービスは対応サービス一覧で確認でき、無料で作れる範囲は料金に、挙動の細かい違いはよくある質問に書かれています。

進め方としては、まず打刻の画面だけを1つ窓にして1週間使うのが確実です。打刻を忘れた日が減ったかどうかを見れば、管理画面や申請の画面まで窓を増やすべきかどうかも自分で判断できます。

よくある質問

Macで打刻するにはどの方法を選べばよいですか?

手元のデバイスを使う方法のうち、各従業員のパソコンからマイページにログインして打刻する方法がMacと相性のよい選択肢です。専用の打刻機器は、ICカード打刻の3,500円の機種と指静脈認証の55,000円の機種がWindowsのパソコンを前提にしており、Macをつないで使う案内はありません。

パソコン向けの画面とスマートフォン向けの画面は違いますか?

違います。パソコン向けのマイページは共通IDでログインする形で、モバイルマイページとは表示が分かれています。見ているデータは同じですが、画面の作りが異なるため、パソコンで毎日使うならパソコン向けのログイン画面を控えておくほうが手数が少なく済みます。

料金はいくらかかりますか?

初期費用とサポート費用は0円と案内されています。無料プランは1ユーザあたり0円で機能制限があり、有料プランは1ユーザあたり月額200円から500円です。いずれかの機能を単独で使う場合が200円で、1機能追加ごとに100円加わります。価格は税抜で、月額の最低利用料金は2,000円です。

打刻の画面を独立した窓にすると、会社に確認は必要ですか?

画面の置き方を変えるだけなら、使う入口もログインの方法も変わりません。ただし打刻の方法そのものを、共用のパソコンでの打刻から自分のパソコンでの打刻へ変えたい場合は、職場の運用の話になります。設定を管理している部署に確認してから進めます。

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