AudibleをPCで聴く|Macで読み上げを止めずに開く置き場所
audible pc で探している人が引っかかるのは、インストーラが見つからないことです。結論から書くと、パソコン用のアプリは配られておらず、公式が案内しているのはブラウザで動くクラウドプレーヤーです。そして朗読を流したまま別の作業をしたいのであれば、そのクラウドプレーヤーをブラウザのタブから切り離して、Macの独立した窓にしておくほうが扱いやすくなります。
公式が案内しているパソコンでの聴き方
提供元のヘルプセンターには「ウェブブラウザで聴く」という記事が置かれています。そこには、パソコンやノートパソコンで聴く場合はパソコン用のアプリがないため、ウェブブラウザからクラウドプレーヤーを利用するよう書かれています。Windows、Mac、その他のパソコンで手軽に聴けるという案内も添えられています。ヘルプセンターの「端末別に閲覧」の並びを見ても、項目はiOS、Android、Fire、Windows、Alexaで、macOS用の行はありません。
クラウドプレーヤーの利点として、ヘルプには3つが挙げられています。すべての端末で途中中断したところからすぐに再生を再開できること、ダウンロード不要ですぐに再生ができること、追加のソフトウェアのインストールが不要なことです。スマートフォンで通勤中に聴き、机の前ではパソコンで続きから聴くという使い方を想定した作りになっています。
使うための条件も明記されています。必要なのは、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、Microsoft Edgeのいずれかの最新版です。Macで標準のSafariがそのまま条件に入っているため、別のブラウザを入れ直す必要はありません。聴くまでの流れは、ブラウザで提供元のサイトを開いてサインインし、「ライブラリー」を選び、タイトルの横にある「今すぐ聴く」を選ぶとクラウドプレーヤーが表示される、という3手です。
料金と無料体験の条件
料金は提供元の会員プランのページに書かれています。プレミアムプランは無料体験後に月額1,500円、スタンダードプランは無料体験後に月額880円で、どちらも30日間の無料体験のあとに自動更新し、退会はいつでもできると案内されています。
Audibleには2つの月額プランがあります。 ・スタンダードプラン:月額¥880 ・プレミアムプラン:月額¥1,500 各プランは新規のお客様向けに、30日間の無料体験があります。無料体験期間が終わると、会員プランは月額料金で自動的に更新されます。詳しくは料金プランページをご確認ください。 出典: audible.co.jp
取引の条件は、特定商取引法に基づく表示のページに整理されています。販売業者はAudible, Inc.で、日本でのお問い合わせ先はアマゾン ジャパン合同会社と記載されています。消費税は10パーセントで、価格は税込で表示されているとも書かれています。支払いに使えるのは請求先住所が日本国内のクレジットカードとデビットカードで、J-Debitは使えないと明記されています。
聴き放題の対象と単品での購入が分かれている点も、押さえておくと迷いません。退会の扱いについては、聴き放題の対象が特典の場合は退会申し込みの完了後、前回の請求日から1ヶ月経過した時点で会員資格が失効し、ライブラリーからタイトルが自動的に削除されると書かれています。購入したタイトルは引き続き利用できるとも記載されています。窓を作る前に、自分がどちらの使い方なのかを確かめておくと、あとで慌てずに済みます。
窓を分ける作業と料金は無関係です。ブラウザで開くか独立した窓で開くかは、Mac側でどこに置くかという話に収まります。同じアカウントで開く先が増えるだけなので、請求の金額も回数も変わりません。
ブラウザのタブに置いたままにすると起きること
朗読は、音楽よりも中断の損失が大きい種類の音です。曲であれば頭から聴き直しても数分ですが、本であれば章のどこまで進んだかを探すところから始まります。クラウドプレーヤーは途中の位置を覚えていますが、聴いていた文脈は覚えてくれません。数十秒巻き戻して話の流れを拾い直す作業が、そのたびに発生します。
タブに置いた状態では、この中断が起きやすくなります。調べもののタブと朗読のタブが同じ窓に並んでいると、作業が終わってCommand+Wを押した瞬間、前に出ていたのが朗読のタブだった場合は再生が止まります。タブが10枚を超えると、タブの見出しは数文字しか出ません。速度を変えたいだけなのに、どのタブが朗読なのかを探すところから始まります。
- タブを閉じる操作を取り違えて、朗読が止まる
- タブが増えて、朗読のタブがどこにあるか分からなくなる
- ブラウザ全体を閉じ直すたびに、聴いていたものが消える
窓を分けると、この3つは同時に消えます。朗読の窓は朗読だけの窓になり、閉じる操作の対象が1つに絞られます。Dockのアイコンを押せば、探さずに前に出ます。
Macで独立した窓を作る2つの手順
1つめはSafariの機能です。macOS Sonoma 14以降であれば、Safariでクラウドプレーヤーのページを開き、メニューバーの「ファイル」から「Dockに追加」を選び、名前を付けて追加します。ホームフォルダの「アプリケーション」フォルダに保存され、DockからもSpotlightからも開けるようになります。名前とアイコン、そして開いたときに表示するページは、あとから設定画面で変更できます。ライブラリーのページを起点にしておくと、開いてから聴き始めるまでの手数が減ります。
Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。そのため、Safariプロファイルを使う場合と同様に、ブラウズをほかとは切り分けることができます。Webアプリで行ったことは、その中だけで完結します。 出典: support.apple.com
この仕様のため、Safariで既にサインインしていても、作った窓では改めてサインインを求められます。作業は1回で終わりますが、2段階の確認が有効になっている場合はコードの受け取りが必要です。窓を作ったその場でサインインまで通し、1冊を数十秒再生して音が出るところまで確かめておくと、聴きたいときに止まりません。
2つめはChromeの機能です。Chromeでページを開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を選び、「ページをアプリとしてインストール」を選びます。Chromeのヘルプでは、こうして作ったウェブアプリはランチャーやホーム画面から開ける形になり、通知やアイコンのバッジ、オフライン用の追加ストレージを含む場合があると説明されています。macOS Sonomaより前の環境では、こちらが選択肢になります。公式の対応ブラウザにChromeもSafariも入っているため、どちらで作っても聴く前提から外れません。
窓にしたあとの置き方を決める
置き場所を固定すると、切り替えが体に入ります。Dockのアイコンを右クリックして「オプション」を開き、「このデスクトップ」を選ぶと、その窓は決めたスペースで開くようになります。朗読の窓を右側のスペースに置き、作業用のブラウザを左側に置けば、Control+方向キーでの移動がそのまま朗読と作業の行き来になります。
大きさも一度決めておきます。朗読は画面を見続ける必要がないため、再生ボタンと残り時間だけ見える形に縮めて隅に置くのが現実的です。その大きさにしてから閉じると、次に開いたときも同じ大きさで開きます。章の一覧を見ながら行き先を決めたい場合は、縦に長くしておくと行数が稼げます。
通知の扱いも変わります。システム設定の通知一覧には、URLではなく窓の名前で並ぶため、朗読の窓だけ通知を切るという調整ができます。集中して聴く時間に、別のサイトの通知音が重なるのを避けられます。
- 作業しながら流すときは、小さくして隅のスペースに固定する
- 章を選びながら聴くときは、縦長にして作業用の窓と左右に並べる
- 集中して聴くときは、朗読の窓の通知だけを切る
アプリでしかできないことと、窓にしても変わらないこと
窓を分けても中身は変わりません。聴ける作品も、画面の作りも、ブラウザで開いたときと同じです。提供元のヘルプには、ブラウザではできない操作も書かれています。クリップの作成と管理はアプリからのみ行える、とはっきり記載されています。気になった箇所を切り出して残す使い方をしている場合は、その操作だけスマートフォンのアプリ側に残ります。
持ち出すための保存も、同じ考え方です。ヘルプのダウンロードに関する記事では、パソコンのサイトからはクラウドプレーヤーでストリーミング再生する形が案内されています。機内や地下で聴くために端末へ保存しておく使い方は、アプリの担当です。窓を作ったからといって、保存できるようになるわけではありません。
- 窓を分けて変わるのは、置き場所と切り替え方、そして誤って閉じにくくなること
- クリップの作成と管理は、アプリ側の操作として残る
- 持ち出して聴くための保存も、アプリ側の操作として残る
再生が止まったときの切り分けも楽になります。ブラウザに多数のタブを開いた状態では、重くなった原因がどのタブにあるのか分かりません。窓が分かれていれば、朗読の窓だけを閉じて開き直すという対処が取れます。公式のヘルプでも、クラウドプレーヤーが読み込まれない場合は保存されたブラウザの履歴に問題がある可能性があると触れられており、切り分けの単位を小さくしておくこと自体が復帰の速さにつながります。
毎日開くサイトのうち、どれを窓にするか
窓にすべきものを見極める基準は2つです。1日に何度も開くか。そして、閉じてしまったときに元の状態へ戻す手間が大きいか。朗読は後者に強く当てはまります。再生位置は残っても、話の流れは巻き戻して拾い直すしかないからです。同じ理由で、勤怠の画面や社内の管理画面のように、状態を持ったまま長く開いておくものも窓にする価値が出ます。
作り方をそろえたい場合は、サイトをアプリにする専用の道具を使う経路もあります。URLとアイコンを指定して独立したアプリを作る形で、アプリごとに別のブラウザプロファイルを割り当てるものが多く、ログイン状態の分離を前提に設計されています。300以上のプリセットから選ぶだけで作れる作りであれば、よく使われるサービスはURLの入力もアイコンの用意も要りません。どこまで作れるかはできることにまとまっており、作る流れは使い方ガイドで追えます。
選ぶときに見る点は3つあります。ブラウザが更新されたあとも作ったアプリがそのまま動くか、窓の大きさと置き場所を覚えてくれるか、通知をアプリごとに切り替えられるか。音を流し続ける用途では、スリープやスペース移動のあとに再生が続くかどうかも確かめる対象になります。あらかじめ登録されているサービスは対応サービス一覧で確かめられ、無料でどこまで作れるかは料金に書かれています。細かい挙動の違いはよくある質問に整理されています。
進め方としては、クラウドプレーヤーを1つだけ窓にして、1週間そのまま使うのが確実です。誤って閉じる回数が減ったか、聴きたいときにすぐ前に出せたかを見ます。そこで足りるなら追加の道具は要りません。macOSの版が合わない、ほかの音や動画のサイトも同じ形にそろえたい。このどちらかに当たった人だけが、次を検討すればよい話です。
よくある質問
AudibleにMac用のアプリはありますか?
提供元のヘルプには、パソコンやノートパソコンで聴く場合はパソコン用のアプリがないため、ウェブブラウザからクラウドプレーヤーを利用するよう書かれています。ヘルプの「端末別に閲覧」の並びもiOS、Android、Fire、Windows、Alexaで、macOS用の項目はありません。Macではブラウザで聴く形になります。
パソコンで聴くには、どのブラウザが必要ですか?
公式ヘルプでは、クラウドプレーヤーを使うために必要なものとして、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、Microsoft Edgeの最新版が挙げられています。Macの標準のSafariがそのまま条件に入っているため、別のブラウザを入れ直す必要はありません。
料金と無料体験はどうなっていますか?
提供元の会員プランのページでは、プレミアムプランが無料体験後に月額1,500円、スタンダードプランが無料体験後に月額880円と案内されています。どちらも30日間の無料体験のあとに自動更新し、退会はいつでもできると書かれています。価格は税込で表示されています。
独立した窓にすると、端末へ保存して持ち出せるようになりますか?
なりません。パソコンのサイトからはクラウドプレーヤーでのストリーミング再生が案内されており、持ち出すための保存やクリップの作成と管理はアプリ側の操作として残ります。窓を分けて変わるのは置き場所と切り替え方、そして誤って閉じにくくなることだけです。