Amazon を Safari で開く方法|Mac で専用の窓に出す手順まで

Amazon を Safari で開く方法を探している人の状況は、2つに分かれます。1つは、リンクを押すと意図しない場所で開いてしまい、Safari で見たいという状況。もう1つは、Mac で Amazon を毎日開くのに、Safari のタブの中に埋もれて探すことになっているという状況です。ここでは Mac の環境に絞って、Safari で開くための基本と、そこから一歩進めて Amazon を独立した窓に出す方法までを整理します。

Mac には Amazon の公式デスクトップアプリが無い

前提として押さえておきたいのが、Amazon が Mac 用のデスクトップアプリを配っていないという点です。App Store で配られている Amazon ショッピングのアプリは、互換性の欄に iPhone、iPad、iPod touch が並び、それぞれ iOS または iPadOS の15.0以降が必要と案内されています。Mac はこの一覧に入っていません。

つまり Mac で Amazon を使う道は、ブラウザで開くこと一択です。「Amazon のアプリが見つからない」という詰まり方をしている場合、探す先を変えても見つかりません。代わりに考えることは、ブラウザで開いたものをどう置くか、という問題になります。

Safari で開く操作そのものは単純です。アドレス欄に amazon.co.jp と入力するか、いま開いているページをブックマークに入れておきます。よく開くのであれば、ブックマークバーに置くか、Safari の設定で新しいウィンドウを開いたときの表示先に指定しておく方法もあります。ここまでは追加の道具が要りません。

Safari のタブに置くと、買い物の途中で見失う

問題はその次です。Amazon を1日に何度も開く人ほど、タブの中で行方不明になります。タブは開いた順に左から並び、数が増えるほど1つあたりの幅が縮みます。ある本数を超えるとタイトルの文字が消えてファビコンだけになり、この時点で Amazon のタブは調べ物のタブと見分けがつかなくなります。

買い物特有の事情もあります。商品を比較するために同じサイトの別のページを複数開くので、Amazon のタブだけが3つも4つも並びます。カートに入れたページがどれだったかを探しているうちに、別のタブで同じ商品をもう一度開く、ということが起きます。

さらに、macOS の Command+Tab はアプリ単位で切り替わります。Safari の中にある Amazon へ移動するには、まず Safari へ移動し、それからタブを選ぶという2段階を踏みます。1回あたりは数秒ですが、配送状況の確認や再注文のように短時間で何度も戻る用事では、この2段階が積み重なります。

リンクが Safari ではない場所で開いてしまうとき

同じ言葉で検索している人の中には、リンクを押すと別のところで開いてしまい、Safari で見たいという状況の人もいます。この起き方は端末で違います。

iPhone や iPad では、Amazon のリンクを押したときに、入っているショッピングアプリのほうが起動します。これは URL とアプリを結び付ける仕組みが働いているためで、ブラウザの設定の問題ではありません。Safari で見たいときは、リンクを長く押して出るメニューから開き方を選ぶか、アプリが開いたあとに共有のメニューから Safari で開く経路をたどります。恒常的に Safari で開きたいのであれば、ショッピングアプリを消すか、Safari のブックマークから入る習慣に変えるのが早道です。

Mac では、この現象はほとんど起きません。前述のとおり Amazon の Mac 用アプリが無いためです。Mac で「Safari ではないところで開く」が起きる場合、原因は既定のブラウザの設定にあります。システム設定のデスクトップとDockの項目に既定の Web ブラウザを選ぶ欄があり、ここが Safari 以外になっていると、メールやメッセージから押したリンクはそちらで開きます。Mac で意図しないブラウザが立ち上がるなら、まずここを見てください。

もう1つ、Mac と iPhone で同じ Apple アカウントを使っていると、片方で開いたページがもう片方の Safari のタブ一覧に並びます。これは同期の機能であり、Mac 側で開いたわけではありません。タブが勝手に増えたように見えるときは、この同期が働いている可能性があります。

Safari のまま独立した窓にする、Dock への追加

Safari を使い続けたい場合の答えが、Dock への追加です。macOS Sonoma 14 以降の Safari には、開いているサイトを Dock へ出して独立したウィンドウで開く仕組みがあります。Amazon を開いた状態でメニューから追加すれば、Dock にアイコンが並び、Command+Tab の列にも独立した枠を持ちます。

利点は3つあります。追加の道具が要らないこと、数クリックで終わること、そして macOS の標準の仕組みなので挙動が読めることです。買い物サイトを1つだけ出しておきたい、という用途であれば、これで用は足ります。

制約もあります。この方式で作った窓では、ブラウザの拡張機能が動きません。価格の推移を表示する拡張や、クーポンを自動で当てる拡張を Amazon の画面で使っている場合、それらは効かなくなります。もう1点、プロファイルを分ける仕組みを持たないため、仕事用のアカウントと個人用のアカウントを別々の窓で同時に開く使い方もできません。この2つを使っていないなら、Dock への追加が最も手軽な選択です。

拡張機能を使っているなら、土台を Chromium 系にする

拡張機能を使っている場合の道は2つあります。

1つが Chrome のウェブアプリです。Chrome で Amazon を開き、右上のその他アイコンから「キャスト、保存、共有」を開いて「ページをアプリとしてインストール」を選ぶと、タブの帯のない独立した窓になります。

ウェブアプリを使用すると、ウェブサイトがアプリとして機能し、パソコンやモバイルデバイスのランチャーやホーム画面からアクセスできるようになります。一部のウェブアプリには、オフラインでコンテンツを閲覧するための追加のストレージ、通知、ファイルシステムへのアクセス、アイコンバッジなどの追加機能が含まれています。 出典: support.google.com

もう1つが、サイトをアプリにする道具を使う方法です。すでに入っているブラウザを土台にして、Amazon の URL を持った .app を作ります。画面はそのままで、Dock にアイコンが並びます。土台に選べるブラウザの幅は道具によって違い、Chrome、Chrome Canary、Chromium、Brave、Microsoft Edge、Vivaldi、Opera の7種から選べるものもあります。広告のブロックを重視するなら Brave、Microsoft の認証基盤に合わせるなら Edge、といった具合に窓ごとに土台を変えられます。この種の機能の範囲はできることにまとまっています。

作成の流れは URL を入れ、アイコンを選び、作成を押すという3ステップにまとまっているものが多く、実際の手順は使い方ガイドで確認できます。300以上のプリセットから選ぶだけでアプリにできる作りであれば、Amazon のように広く使われているサイトは URL の入力もアイコンの設定も要りません。

買い物サイトを独立させるときに、先に決めておくこと

買い物サイトには、他のサービスと違う扱いが要る点が3つあります。

1つ目がアカウントです。個人の買い物と、仕事の備品の発注で別のアカウントを使っている人は珍しくありません。同じブラウザで両方にログインすると、切り替えを経由することになり、注文の直前に配送先を見誤ります。.app ごとに独立したブラウザプロファイルが割り当てられる作りであれば、Cookie もログイン状態も窓ごとに分かれるため、2つの窓を同時に開いても互いに影響しません。取り違えは注意力ではなく入れ物で防ぐほうが確実です。

2つ目がログインの維持です。買い物サイトは一定期間で再ログインを求める作りになっていることがあり、窓を分けるとその回数が増えたように感じることがあります。これは窓ごとにログイン状態が独立しているためで、不具合ではありません。頻繁に開くほうの窓だけログインを保ち、もう一方は必要なときにログインする、という運用にすると落ち着きます。

3つ目がリンクの飛び先です。Amazon のメールに載っているリンクを押すと、独立した窓ではなく通常のブラウザが前面に出てきます。これは外部のサイトはブラウザ側で開くという設計によるもので、窓の中で完結させたい場合と、外部はブラウザへ逃がしたい場合で好みが分かれます。実際に数回押してから決めるのが確実です。この種の挙動の違いはよくある質問にも整理されています。

独立させる価値があるサイトの見極め方

3つの道のどれを取るかは、次の2問で決まります。Amazon の画面の上で拡張機能を使っているか。仕事用と個人用で別のアカウントを使い分けているか。どちらも「いいえ」なら Safari の Dock への追加で足ります。片方でも「はい」なら、Chromium 系のブラウザを土台にする方式を選ぶことになります。この2問を先に済ませると、機能の一覧を端から比べる手間が省けます。

毎日開くサイトをすべてアプリにする必要はありません。判断の軸は3つです。1日に何回そこへ戻るか、戻るたびに探しているか、通知を受け取る必要があるか。この3つが揃うものだけを出し、残りはタブに置いたままにするのが、結果としていちばん散らかりません。

Amazon は、人によって当てはまり方が大きく変わるサイトです。仕事で備品を継続的に発注している、出品者として注文を管理している、といった使い方であれば1日に何度も戻るため、独立させる価値があります。月に数回の買い物で使うだけなら、ブックマークで足ります。Amazon を独立させる場合、同じ判断でメール、カレンダー、チャット、勤怠の管理画面も候補に上がります。アプリ化できるサービスの範囲は対応サービス一覧で確認できます。

なお、Chrome 系のブラウザを土台にする方式には、ブラウザが更新されるたびに .app が参照する実体との版がずれ、アイコンが元に戻ったり起動しなくなったりする弱点があります。常駐の監視が更新を検知して同期し直す、起動時に版のズレを取り込み直すといった自己修復の仕組みを持つかどうかで、その後の手間が変わります。

費用の面では、無料の範囲で3アプリまで作れて、有料版との機能差が作成数だけという作りのものもあります。買い切りで3,980円という価格帯のものもあり、月額課金を避けたい場合の選択肢になります。条件は料金で確認できます。まず1つだけ独立させ、1週間使ってから2つ目を決める。この順序なら、Dock に並べるべきものと、タブに置いたままでよいものの線引きが自分の使い方から見えてきます。

よくある質問

Mac 用の Amazon アプリはありますか?

App Store で配られている Amazon ショッピングのアプリは、互換性の欄に iPhone、iPad、iPod touch が並んでおり、Mac は含まれていません。Mac で使う道はブラウザで開くこと一択です。そのうえで、Safari の Dock への追加や、サイトをアプリにする道具を使えば、独立した窓として扱えます。

Safari の「Dock に追加」で作った窓では拡張機能が使えますか?

この方式で作った窓では Chrome ウェブストアの拡張機能は動きません。価格の推移を表示する拡張やクーポンを当てる拡張を Amazon の画面で使っているなら、Chromium 系のブラウザを土台にする方式を選ぶことになります。拡張機能を使っていないなら、Dock への追加が最も手軽です。

仕事用と個人用の Amazon アカウントを、別の窓で同時に開けますか?

アプリごとに独立したブラウザプロファイルが割り当てられる道具であれば可能です。Cookie とログイン状態が窓ごとに分かれるため、片方をログアウトしてももう片方はそのまま使えます。配送先の取り違えを、注意ではなく入れ物の分離で防げます。

独立した窓の中でリンクを押すと、なぜブラウザが開くのですか?

外部のサイトへのリンクはブラウザ側で開くという設計によるものです。不具合ではありません。窓の中で完結させたい場合は、タブを表示する設定を持つ道具を選ぶと挙動が変わります。実際に数回押して、どちらの動きが自分の使い方に合うかを確かめてから決めるのが確実です。

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