大学生 Mac アプリ おすすめの前に決めるログインの分け方

大学生 Mac アプリ おすすめで検索すると、入れておくべきものの一覧が並ぶ。ただ、実際に毎日開くものを数えてみると、その多くはブラウザの中にあり、入れる対象になるアプリは思ったより少ない。むしろ決めておくべきなのは、何を入れるかではなく、大学のアカウントと個人のアカウントをどう分けるかになる。この記事では、入れるものの数え方と、分け方の選択肢を順に並べる。

毎日開くものは、ほとんどブラウザの中にある

大学の課題や連絡のやり取りに使う仕組みは、ブラウザで動くものが中心になっている。Google の案内によると、Classroom はウェブ版とモバイルアプリ版があると書かれている。パソコン向けの専用アプリは並んでいない。

大学が独自に用意している仕組みも同じ形が多い。履修の登録、シラバスの閲覧、成績の確認、授業の資料の配布といった画面は、学内の管理画面としてブラウザで提供される。配布されるのは URL とアカウントで、アプリではない。

つまり、Mac に入れるアプリを探す前に、ブラウザで開くものが何本あるかを数えるほうが先になる。この数え方をしておくと、入れるべきものと、窓にすればよいものが分かれる。

数えてみると、多くの学生で5本から8本になる。大学の学務システム、授業の連絡用の画面、メール、資料を置く場所、課題を書く場所、それにサークルやアルバイトの連絡先といった内訳が典型になる。

入れるものと、窓にするものを分ける

公式のアプリが出ているサービスは、そのまま入れるほうが素直になる。通知の扱いや省電力の動きが作り込まれているため、ブラウザで開き続けるより負担が軽い。

一方、ブラウザでしか提供されていないものは、入れる対象にならない。ここで選べるのは、タブに置いたままにするか、独立した窓にして Dock から開けるようにするかの2択になる。

分け方の基準は開く頻度になる。週に1回しか開かないものはブックマークで足り、毎日決まった時間に開くものだけが窓の候補になる。授業のある日に朝一番で開くもの、課題の締め切りを確かめるために日に何度も開くものが、だいたいこれに当たる。

この2段階を先に済ませると、おすすめの一覧を上から入れていく必要が無くなる。手元の使い方から逆算するほうが、Dock も散らからない。

大学のアカウントと個人のアカウントが混ざる

Mac を使い始めて最初に詰まるのが、ここになる。大学から配られたアカウントと、以前から使っている個人のアカウントを、同じブラウザで使い分けることになる。

混ざると起きることは決まっている。課題を提出しようとしたら個人のアカウントで開いていて弾かれる。共有された資料を開こうとして権限が無いと言われる。授業の連絡を個人のメールで待っていて気づかない。どれも作業そのものより、切り替えに時間を取られる形になる。

切り替えのたびにログアウトとログインを繰り返す運用は、続きにくい。二段階の確認が入る環境では、1回の切り替えに数十秒かかることもある。1日に何度も起きるなら、切り替えない作りにするほうが早い。

分けるための方法は3つある。ブラウザの機能で使い分ける方法、Safari の機能で窓を作る方法、そしてサイトを独立したアプリに変える道具を使う方法になる。

学校のアカウントには制限が掛かっていることがある

もう1つ、事前に知っておくと無駄が減る点がある。学校や職場が配るアカウントには、管理者が設定した制限が入っている場合がある。

Google のヘルプには、パソコン版のドライブについて、仕事用または学校用のアカウントを使っている場合は使えないケースや、組織でインストールが制限されていることがあると書かれている。同じことは他の機能にも当てはまる。

つまり、おすすめの一覧に載っていた方法が、自分の大学のアカウントでは通らないことがある。手順どおりに進めて画面が出てこないとき、操作の誤りではなく制限の側で止まっている可能性を先に疑うと、探す時間が短くなる。

この場合、個人のアカウントでは同じ方法が使えることが多い。両方を試して、どちらで通るかを確かめておくと、以降の設定が決めやすくなる。

Safari の機能で窓を分ける

macOS の版が新しければ、追加の道具を入れずに窓を作れる。Apple のサポートには、その仕組みと条件が書かれている。

Webアプリは、Safariとは別に機能します。閲覧履歴、Cookie、Webサイトデータ、設定情報はSafariと共有されません。 出典: support.apple.com

閲覧の情報を共有しないという点が、アカウントの分け方に効く。Safari では個人のアカウントでログインしたまま、窓のほうは大学のアカウントで開いておける。切り替えの操作が要らなくなる。

条件は macOS Sonoma 14 以降になっている。手元の Mac が古い場合は使えないため、別の方法を選ぶことになる。

作り方は、Safari でページを開き、ファイルから Dock に追加を選ぶだけになる。名前を入力すると、ホームフォルダのアプリケーションフォルダに保存され、Dock や Spotlight から開けるようになると書かれている。

窓には好きな名前とアイコンを付けられる。大学の画面と個人の画面が Dock に並んでも、見分けが付く状態にできる。

Chrome を使っている場合の分け方

Safari 以外を使っている場合も、同じことはできる。Chrome にはページをアプリとして入れる機能があり、入れたものはランチャーから開けるようになる。Chrome のシステム要件は macOS 13 Ventura 以降となっているため、Safari の機能が使えない環境でも選べる。

ただし、この方法で作った窓は Chrome の設定を引き継ぐ。ログインしているアカウントも Chrome のものになるため、アカウントを分けたい場合は、Chrome 側でプロファイルを分けたうえで作る形になる。

プロファイルを分けると、ブックマークも履歴も別々になる。大学用と個人用でプロファイルを作り、それぞれから窓を作れば、Dock に並んだアイコンがそのままアカウントの区別になる。

手順が2段になる分、最初の設定に時間がかかる。ただし一度作れば、以降は切り替えの操作が消える。

家族と1台を共有している場合

自分専用ではない Mac を使っている場合、もう1段の判断が入る。ログインしたままの窓を Dock に置くと、その Mac を使う他の人からも開ける状態になる。

この場合、Mac のユーザーアカウント自体を分けるのが基本になる。自分のユーザーで作った窓は、他のユーザーからは見えない。設定の手間は増えるが、アカウントの情報を守る方法としては確実になる。

ユーザーを分けられない事情がある場合は、置く対象を選ぶことになる。授業の資料や時間割のように見られても困らないものだけを窓にして、メールや成績の画面は毎回ログインする形にする。

窓を作るときに、ログインを保存するかどうかを選べる作りであれば、ここで使い分けられる。閉じるたびにログアウトする窓と、ログインを保つ窓を分けて作っておくと、1台を共有していても運用が回る。

有料の道具を検討する前に数える

課題やノートの管理に使う道具を探していると、有料のプランが目に入る。たとえば Notion の料金ページでは、フリーが0円、プラスがメンバー1人あたり月1,650円、ビジネスが月3,150円と表示されている。

こうした道具は、1人で使う範囲であれば無料のプランで足りることが多い。有料に上げる理由が出るのは、人数で共同編集する場面や、容量の上限に当たる場面になる。授業のノートを自分だけで取る使い方では、上限に当たるまで時間がかかる。

道具を増やす前に、いま毎日開いているものの一覧を作り、そこに足りないものがあるかを確かめる。足りないと感じたものだけを追加すると、使わないまま契約が続く状態を避けられる。

窓を作る側の道具についても同じで、作りたい本数を先に数えてから条件を見ると、比べる作業が1回で終わる。

入学直後にやっておくと後が楽になる設定

学期が始まってから設定を変えると、課題の締め切りと重なって手が回らなくなる。先に済ませておくと効く作業は多くない。

1つ目は、大学から配られたアカウントでログインする場所を決めることになる。ブラウザのどのプロファイルを使うのか、あるいはどの窓を使うのかを最初に決めておくと、以降はそこに集まる。決めずに始めると、同じサービスを日によって違う場所で開くことになり、どこに何を保存したか分からなくなる。

2つ目は、通知の出し方を決めることになる。授業の連絡をメールで受け取るのか、専用の画面で確かめるのかによって、見る場所が変わる。両方から通知が来る状態にすると、同じ内容を二度読むことになり、かえって見落としが増える。

3つ目は、ファイルの置き場所を1か所に決めることになる。手元の Mac に置くのか、クラウドに置くのかを混ぜると、提出の直前に探すことになる。大学が容量を用意している場合は、そちらに寄せておくと卒業まで持ち出しの心配が要らない。

4つ目は、バックアップの経路を1本用意することになる。課題のファイルが消えたという事故は、締め切りの前日に起きる。外付けの装置を使う方法でも、クラウドに自動で送る方法でもよいが、決めておかないと何も残らない。

この4つを最初の週に決めておくと、以降の設定は足し算だけで済む。

条件から、入れる順番を決める

整理すると、順番は3段になる。1段目は数えることで、毎日開くものを書き出す。2段目は分けることで、公式のアプリがあるものと、ブラウザだけのものに分ける。3段目はアカウントの持ち方を決めることになる。

この作り方でできることの範囲はできることにまとめられていて、窓ごとにログインを分ける仕組みや、通知の扱い、アイコンの差し替えといった項目が並ぶ。大学のアカウントと個人のアカウントを分ける目的であれば、見るべき項目はそう多くない。

実際の手順は使い方ガイドに画面の順番どおりに書かれているため、URL を入れて名前とアイコンを決めるところまで迷わず進める。1本目を作る時間で、この方法が自分に合うかどうかの判断が付く。

大学で使う仕組みが対象になるかどうかは対応サービス一覧にサービス名で並んでいる。300以上のプリセットからすぐ作れる形になっているため、よく使うサービスであれば URL を調べる手間が省ける。学内の管理画面のように一覧に無いものでも、URL を入れれば同じように作れる。

何本まで作れるか、支払いが1回で済むのかどうかは料金に条件として書かれている。学生の間だけ使うつもりなら、買い切りと継続の支払いのどちらが安いかは在学の年数で変わる。作る前の疑問はよくある質問に並んでいるため、迷った点だけを拾えばよい。

おすすめの一覧を上から入れるより、手元の使い方を数えてから決めるほうが、Mac は軽いまま保てる。

よくある質問

大学生が Mac に入れるアプリは、何本くらいが目安ですか?

毎日開くものを数えると5本から8本になることが多いですが、そのうち公式のアプリが出ているものは限られます。Google の Classroom はウェブ版とモバイルアプリ版があると案内されており、パソコン向けの専用アプリはありません。大学の学務システムも同様にブラウザで提供されるため、入れる対象になるのは一部です。

大学のアカウントと個人のアカウントを、同じ Mac でどう分けますか?

切り替えのたびにログアウトする運用は続きにくいので、窓ごとにログインを分ける形が現実的です。macOS 14 以降なら Safari のDockに追加で作った窓が Safari と Cookie を共有しないため、片方を個人、もう片方を大学のアカウントにできます。Chrome の場合はプロファイルを分けてから作ります。

手順どおりに進めても設定の画面が出ないのはなぜですか?

学校が配るアカウントには管理者が設定した制限が入っていることがあります。Google のヘルプにも、仕事用または学校用のアカウントではパソコン版のドライブを使えないケースや、組織でインストールが制限されることがあると書かれています。個人のアカウントで同じ手順を試すと、通るかどうかが切り分けられます。

家族と1台の Mac を共有していますが、ログインしたままで大丈夫ですか?

Dock に置いた窓は同じユーザーで Mac を使う人からも開けます。基本は Mac のユーザーアカウントを分けることで、自分のユーザーで作った窓は他のユーザーからは見えません。分けられない場合は、時間割や授業の資料のように見られても困らないものだけを窓にして、メールや成績の画面は毎回ログインする形にします。

記事一覧へ戻る