google ads editor download for mac|条件と残る作業
google ads editor download for macで探している作業自体は、数分で終わります。ファイルは1つ、ライセンスキーもなく、インストール中に設定する項目もありません。時間を取られるのはそのあとです。使っているMacが条件を満たしているか、インストールしたアプリで1日の仕事のどこまでが片付くのか、そしてブラウザから離れられない作業がどれだけ残るのか。この3点を先に把握しておかないと、ダウンロードしたのにタブが1本も減らない、という結果になります。
配布されているファイルの中身
Google 広告エディタは、Google 広告のキャンペーンを管理する無料のダウンロード型アプリです。製品ページのダウンロードボタンから受け取れるのは dl.google.com にある google_ads_editor.dmg という1つのディスクイメージで、現在配布されているビルドの大きさはおよそ 334 MBです。回線が細い環境では待ち時間を感じます。開いてアイコンをアプリケーションフォルダにドラッグすれば、インストールは終わりです。
AppleシリコンとIntelで別々のファイルを選ぶ必要はありません。同じ1つのファイルが両方に対応します。表示言語もダウンロード時点では決まらず、日本語を含むおよそ40の言語がアプリ内の設定で切り替えられます。ダウンロードしたページの言語に縛られない作りです。
ディスクの空きも見ておく価値があります。配布ファイル自体が大きいうえに、ダウンロードしたアカウントのデータがローカルに溜まっていきます。抱えている顧客アカウントの数と規模に比例して増えるので、容量の小さいノートパソコンで代理店業務をしていると効いてきます。
初回の起動でGoogleアカウントへのログインと広告アカウントへのアクセス許可を求められます。新しいビルドでは認証コードをコピーして貼り付ける手順が不要になっており、この受け渡しは裏側で処理されます。古い解説記事にコードの貼り付けが出てくるのはそのためです。
条件はプロセッサではなくmacOSのバージョン
インストールできるかどうかは、公式のシステム要件の1行で決まります。
Google 広告エディタは、64 ビット版 Windows 10 以降および macOS 13 以降でご利用いただけます。 出典: support.google.com
基準になっているのはOSのバージョンです。Intel搭載のMacでもmacOS 13 Ventura以降なら対象に入ります。逆に、AppleシリコンのMacでもmacOS 12のままなら入りません。チップで線を引く新しいアプリが増えているため感覚が狂いやすい部分で、購入時期ではなく「このMacについて」に出るバージョンを確認するのが確実です。
この下限は年ごとに上がっていきます。プラグインや録音機材、社内システムとの相性で古いmacOSに留めているMacは、いずれデスクトップ版のソフトから外れていきます。そのときブラウザは代替手段ではなく、唯一の窓口になります。広告の運用を続ける以上、ブラウザ側の置き場所を整えておく価値は年々上がっていることになります。
エディタで終わる作業と、ブラウザに戻る作業
基本の流れは単純です。アカウントをダウンロードし、オフラインで編集し、変更をアップロードして反映します。この流れの周りに、導入の理由になる機能が並びます。複数キャンペーンへの一括編集、広告グループをまたぐ検索と置換、キャンペーン間やアカウント間でのコピーと移動、複数アカウントの同時編集、下書き状態での作業、長い操作列の取り消しです。
一方で、エディタに載っていない作業も公式に一覧化されています。
| 作業 | エディタでの扱い | 実際に行う場所 |
|---|---|---|
| キーワードや広告文の一括編集 | 対応 | どちらでも可 |
| 共有クリエイティブ | 非対応 | Google 広告の管理画面 |
| 共有予算 | 閲覧のみ | Google 広告の管理画面 |
| 広告ギャラリー広告の作成 | 非対応(既存のコピーは可) | Google 広告の管理画面 |
| アプリ プロモーション広告の作成 | 非対応(既存のコピーは可) | Google 広告の管理画面 |
| キャンペーン テスト | ステータス更新のみ | Google 広告の管理画面 |
| 最適化案・請求・アカウント設定 | 対象外 | Google 広告の管理画面 |
右側の列を1週間の予定として読むと、実態が見えます。エディタを中心に使っている運用者でも、週に何度かは管理画面に戻ります。アカウント単位の作業に至っては常に管理画面です。インストールしたアプリは、プラットフォームのもう1つの姿ではなく、オフラインのキャッシュを持った一括編集ツールだと捉えるのが正確です。
通信するのは3つの瞬間だけ
セキュリティに関する公式の説明は、通信のタイミングをはっきり書いています。アカウントのデータをダウンロードするとき、変更をアップロードするとき、そして更新を確認するとき(起動時と、連続使用 25 時間ごと)です。それ以外の時間、エディタはオフラインです。
この設計から実務上の帰結が3つ生まれます。キャンペーンの横に出ている数値は最後にダウンロードした時点のもので、おかしく見える数字はたいてい古いだけです。同じアカウントを別の担当者が編集していても互いに見えないため、大きな編集の直前にダウンロードし直す数分は保険として安い部類に入ります。そしてアカウントの構造がローカルディスクに残るため、共有のMacや退職時の端末では扱いを決めておく必要があります。
欠点ではありません。回線が不安定なノートパソコンでも一括編集が速い理由がこの設計です。ただし、生きた情報を扱う場所はブラウザ側だという結論も同時に出てきます。
1日を3つのブロックに分ける
両方を用意したあとは、作業を3つに分けて呼び分けると、また1枚のブラウザウィンドウに戻る流れを止められます。
- 朝の確認 … 実績、消化と予算、不承認、最適化案。編集は不要で、毎日同じ時刻に同じアカウントで開く作業です
- 一括編集 … 先にアカウントをダウンロードし、オフラインで直し、まとめてアップロードします。1回のアップロードにまとめるほうが、確認も説明も取り消しも楽になります
- 管理画面でしかできない作業 … エディタで作れない広告の作成、共有予算の調整、請求やアカウント設定、複数キャンペーンで共有する素材の扱い
崩れるのはたいてい2つ目で、ダウンロードを飛ばしたときです。古いローカルデータに対して行った編集は、他人の変更を上書きするか、アップロードで弾かれるかのどちらかになります。省いた数分より高く付きます。
この分け方には副次的な効果もあります。編集を1つのブロックにまとめると、アップロードの前に変更内容をまとめて見直す時間が自然に生まれます。思いつきで管理画面を直していく運用では、誰がいつ何を変えたのかが1週間後に追えなくなり、成果が動いたときに原因を特定できません。エディタの下書き機能と取り消し機能は、この見直しの時間を作るためにあります。逆に言えば、朝の確認まで一括編集ツールで済ませようとすると、古い数値を見ながら判断することになり、設計と噛み合いません。
残るのはアカウント切り替えの手間
エディタを入れても、1日の残り半分は変わりません。ブラウザのウィンドウが1枚あり、Google 広告のタブ、管理アカウント、その下のクライアントアカウント、アナリティクスのタブ、Merchant Centerのタブ、そしてログインを奪い合う個人のGoogleアカウントが同居している状態です。
切り替えのたびにリダイレクトとパスワード管理ツールの確認、ときには2段階認証が挟まります。社内で1アカウントだけを見ているなら煩わしい程度ですが、複数の顧客アカウントを持っている場合は秒ではなく分の単位で毎日消えていきます。さらに厄介なのは、いまどのアカウントでログインしているのかが画面を読み込むまで分からないことです。別の顧客のレポートを出したり、別のアカウントの予算を触ったりする事故は、この見えなさから生まれます。
サイトをアプリにする道具は、この部分だけを扱います。ブラウザエンジンを同梱するのではなく、すでにMacに入っているChromium系ブラウザの実体をsymlinkで参照する小さなアプリを作る仕組みです。土台にはChrome、Brave、Edge、Opera、Vivaldi、Chromium、Arcが選べ、参照なのでブラウザを更新すれば作ったアプリにも反映されます。1本ずつ独立したプロファイルを持つため、片方の窓で顧客Aにログインしたまま、もう片方で顧客Bを開けます。通知の受け取り方、Dockに出すかどうか、タブバーを見せるかどうかは作成時のスイッチで、それぞれの意味は使い方ガイドに整理されています。
広告運用と相性がよい設定が2つあります。1つはURLルールで、許可リストを使うと窓の中で開けるURLを ads.google.com に限定できます。業務用の窓が普通のブラウザに戻っていくのを防げます。もう1つはプリセットで、300以上のプリセットにURLとアイコンと名前が組で登録されているため、設定作業がほとんど残りません。登録済みのサービスは対応サービス一覧で確認できます。作成時に選べるスイッチの一覧はできることにまとまっており、無料で作れる本数と買い切りの価格は料金、迷いやすい点はよくある質問にあります。無料は 3 本まで、上限を外す買い切りは 3,980 円です。
窓をいくつ用意するかは、サービスの数ではなくアカウントの数で決まります。社内で1アカウントを見ているなら1本で足ります。顧客を5社抱えているなら、管理アカウントに1本と、頻繁に触る顧客に数本という配り方になります。Dockに並ぶアイコンの位置がそのまま顧客の並びになるので、どのアカウントを開いているのかがウィンドウを見ただけで分かる状態になります。ブラウザのプロファイル切り替えでも近いことはできますが、プロファイルはブラウザの内側にあるため、同じ見た目のウィンドウの中から目的のものを探す作業が残り、ブラウザを終了すれば画面から消えます。
できないことも書いておきます。この窓の中身は管理画面そのものなので、一括編集の機能は増えませんし、エディタのようなオフライン編集もできません。ダウンロードの代わりにはならず、管理画面の置き場所とログインするアカウントを固定するだけの道具です。
保存場所とアンインストール
最後に、あとで困りやすい2点です。更新の確認は起動時と連続使用25時間ごとなので、Macを再起動せずに使い続けていると古いビルドのまま動きます。機能が見当たらないときは、いったん終了して開き直すのがいちばん速い確認方法です。
削除はアイコンをゴミ箱に入れるだけでは終わりません。公式の手順では、ローカルデータの置き場所として ~/Library/Application Support/Google/Google-Google Ads-Editor と ~/.config/Google/Google-Google Ads-Editor.ini が挙げられています。アプリだけを消すと、ダウンロード済みのアカウント構造がディスクに残ります。両方を消せば初期状態での再インストールになり、端末を人に渡す場合はここまでやって初めて顧客のデータが消えます。
最初に確認するのは「このMacについて」のmacOSのバージョンです。13未満ならこの記事の他の話は関係がなく、管理画面をどこに置くかだけが検討事項になります。
よくある質問
Google 広告エディタのダウンロードは無料ですか?
無料です。Google 広告のキャンペーンを管理する無料のダウンロード型アプリだと公式に説明されています。購入するライセンスや上位プランはなく、アカウントの規模や広告費に関係なく同じビルドを使います。
macOS 12以前のMacでも使えますか?
使えません。公開されているシステム要件は64ビット版のWindows 10以降とmacOS 13以降です。基準がOSのバージョンなので、Intel搭載のMacでもmacOS 13以降なら対象に入り、AppleシリコンでもmacOS 12のままなら対象外になります。
エディタを入れれば管理画面を開かずに済みますか?
済みません。共有クリエイティブは非対応、共有予算は閲覧のみ、広告ギャラリー広告やアプリ プロモーション広告の作成にはオンラインでのログインが必要です。請求、アカウント設定、最適化案も管理画面側に残ります。
エディタの数値と管理画面の数値が合わないのはなぜですか?
エディタはアカウントのダウンロード、変更のアップロード、更新の確認のとき以外はオフラインで動くため、表示されている実績は最後にダウンロードした時点のものです。アカウントをダウンロードし直してから見比べると、ほとんどの食い違いは解消します。