Google MeetをMacアプリにするの費用|無料でできる範囲

Google MeetをMacアプリにするときの費用は、2つに分けて数えると分かりやすくなります。1つはMeetそのものの料金で、これは利用する人数で増えます。もう1つはアプリ化に使う道具の費用で、こちらは使う台数や本数で増えます。単位が違うものを1つの見積もりに混ぜると、判断を誤ります。この記事では両方の金額を分けて並べ、どこまでを0円で試せるかを示します。金額はGoogleが公開している料金ページの値を基準にしています。

会議そのものを、どこまで無料で使えるか

Googleアカウントを持っていれば、ビデオ会議を開く側になれます。無料の範囲は参加者が100人まで、1回の会議は最長60分まで。モバイルからの通話と1対1の通話には時間の制限がありません。この条件は、日々の使い方によって印象が大きく変わります。

たとえば、相談ごとを1対1で長く話す使い方なら、無料のままで困る場面はほとんどありません。上限が効くのは3人目が入ってからです。一方、チームの定例が週に3回あり、毎回4人以上で90分話すという使い方なら、毎回途中で入り直すことになります。入り直すこと自体は可能ですが、会議のたびに全員の手が止まります。

無料の範囲で提供されないものもはっきりしています。会議を録画してGoogleドライブに保存する機能、海外からの参加用電話番号、ライブ配信、管理者向けの設定。これらが必要になった時点が、有料プランを検討する境目です。Dockに置くかどうかとは無関係に決まる部分なので、先に確かめておきます。

有料プランの金額と、Meetに関わる条件

Google Workspaceの料金は、利用者1人あたりの月額で示されます。日本の料金ページに出ている年間プランの価格と、Meetに関わる条件を並べると次のようになります。金額は税別です。

プラン 1人あたり月額 参加者の上限 会議の長さ ドライブへの録画
Business Starter 800円 100人 最長24時間 対象外
Business Standard 1,600円 150人 最長24時間 利用できる
Business Plus 2,500円 500人 最長24時間 利用できる
Enterprise 問い合わせ 1,000人 最長24時間 利用できる

会議の長さは、有料であればどのプランでも最長24時間です。プランによって変わるのは参加者の上限と、録画や出欠の確認といった付随する機能のほうです。長時間つなぎたいだけなら、いちばん下のプランでも条件は満たします。

契約できる人数にも条件があります。

Starter、Standard、Plus プランのご購入で、最大 300 人のユーザーにご利用いただけます。Enterprise の各プランにユーザー数の上限、下限はありません。 出典: apps.google.com

支払いは月単位の請求で、年間プランと月ごとのプランを選べます。料金ページには、1年契約にした場合の割引が案内されています。また、最初の数か月を対象にした期間限定の割引が表示されることがあり、割引は購入の手続きのときに適用されると書かれています。表示される割引の率は時期によって変わるため、契約の直前に料金ページで確かめるのが確実です。

アプリ化そのものには、いくらかかるか

ここからが本題です。Meetを独立した窓にする作業の費用は、方法によって3通りに分かれます。

  • SafariでDockに追加する方法。追加の支払いはありません。macOS Sonoma 14以降で使えます
  • Chromeでページをアプリとしてインストールする方法。こちらも追加の支払いはありません
  • サイトをアプリに変える専用の道具を使う方法。無料のものと有料のものがあり、買い切りのものと継続して支払うものに分かれます

つまり、Meetを独立した窓にするだけなら0円で実現できます。標準の方法で足りるかどうかを先に試して、足りないと分かってから道具を検討しても、失うのは検証にかけた時間だけです。

有料の道具に費用を払う理由になりやすいのは、次のような点です。ログインの持ち方を入れ物ごとに分けたい、アイコンや名前を自由に付けたい、複数のサービスを同じやり方でまとめて管理したい、開くURLを後から差し替えたい。Meet1本のためだけに支払う判断になることは多くありません。毎日開くサイトが5本を超えたあたりから、管理をそろえる価値が出てきます。

人数で増える費用と、台数で増える費用を分ける

見積もりで最も間違えやすいのがここです。

Meetの料金は、利用者1人あたりの月額です。5人のチームでBusiness Standardを使うなら、月額は1,600円ではなく8,000円になります。人が増えれば比例して増えます。一方、アプリ化の道具の費用は、多くの場合Mac1台あたり、または利用者1人あたりの一度きりの支払いです。会議の参加人数が増えても変わりません。

この2つを1つの表に足し込むと、判断がぶれます。分けて数えると、次のように整理できます。会議の条件を良くしたいならMeetのプランを動かす。開く手数を減らしたいならアプリ化を動かす。片方の問題を、もう片方の支払いで解決しようとしない。この線引きだけで、余計な支払いはかなり減ります。

チームで導入する場合も同じです。全員のMeetのプランを上げる判断と、各自のMacにDockのアイコンを作る判断は、別の会議で決めてよい話です。前者は総務や情報システムの決裁が要りますが、後者は各自の手元で完結します。

人数を当てはめて、1年分の支払いを出す

月額の単価だけを見ていると規模の感覚がつかめません。実際の人数を入れて計算すると、判断の材料になります。以下はいずれも税別の年間プランの単価で計算したものです。

  • 3人でBusiness Starterを使う場合。月額は2,400円、1年で28,800円
  • 3人でBusiness Standardを使う場合。月額は4,800円、1年で57,600円
  • 10人でBusiness Starterを使う場合。月額は8,000円、1年で96,000円
  • 10人でBusiness Standardを使う場合。月額は16,000円、1年で192,000円

StarterとStandardの差は1人あたり月800円です。10人なら年間で96,000円の差になります。この差で何が変わるかというと、参加者の上限が100人から150人に増えること、会議をドライブに録画できるようになること、この2つが中心です。会議の長さはどちらも最長24時間で変わりません。

判断の順番としては、まず録画が要るかどうかを決めます。録画を業務で使うなら差額を払う理由があり、使わないならStarterのままで会議の長さの条件は満たせます。参加者が100人を超える会議は、多くの職場では年に数回あるかどうかです。頻度の低い1回のために全員分の単価を上げるより、その回だけ別の手段を用意するほうが総額は下がります。

ここにアプリ化の費用を足すときは、期間をそろえます。買い切りの道具なら、支払いを使用予定の年数で割って1年あたりに直してから並べます。年数を仮に3年と置けば、ほとんどの場合、Meetの月額のほうが桁1つ大きくなります。その大小関係が見えた時点で、どちらを先に検討すべきかは決まります。

0円のまま、どこまで確かめられるか

費用をかける前に確かめられることを、順に並べます。

  • 標準の方法で入れ物を作る。SafariならファイルメニューからDockに追加、Chromeならメニューからページをアプリとしてインストールを選ぶ
  • テスト用の会議を1つ開き、カメラ・マイク・画面共有を通す。macOSの許可はアプリごとなので、ここで出し直しが発生します
  • 招待リンクから入ったときの動きを見る。リンクの行き先は既定のブラウザなので、作った入れ物は使われません
  • 1週間使って、実際に何回その入れ物から開いたかを数える

4番目が判断の材料になります。1週間で2回しか使わなかったなら、その入れ物は必要なかったということです。作るのも消すのも費用はかかりません。Safariで作ったものはホームフォルダのアプリケーションフォルダからゴミ箱へ移すだけ、Chromeで作ったものはアンインストールを選ぶだけです。

この確かめ方の良いところは、判断に使う材料が自分の実測になることです。他人の環境で効いた方法が自分に効くとは限りません。会議の入り方は職場のツールの構成で決まるので、数えてみるまでは分かりません。

同じ考え方は、Meetのプランを上げるかどうかにも当てはめられます。有料プランには試用の期間が用意されているので、会議の長さや録画が実際に必要かどうかを、支払いを始める前に確かめられます。試用の間に見るのは1点だけでよく、無料の範囲で入り直しが発生した会議が週に何回あったかを数えます。回数が0回の週が続くなら、その職場ではまだ支払う理由が育っていないということです。

もう1つ、費用の話でしばしば抜ける項目があります。無料の範囲で運用したまま、会議のたびに入り直す手間そのものです。5人の会議で入り直しに2分かかるなら、1回あたり合計で10人分の時間が消えます。金額としては請求書に出てきませんが、判断材料としては有料プランの単価と同じ土俵に乗ります。回数が多い職場ほど、この項目は無視できません。

サイトをアプリにする道具の側から見た、費用の考え方

Webサイトを独立したアプリに変える道具の価格は、対象の本数で意味が変わります。1本だけ作るなら標準の方法で足ります。本数が増えると、作り方も消し方も通知の設定も別々になり、覚えておくことが増えていきます。金額は0円のままでも、管理の手間という形で費用が発生している状態です。

自分が対象にしたいサービスが何本あるかを数えるには、実際に想定されている顔ぶれを見るのが早い方法です。会議・チャット・資料・業務システムまで含めた一覧は対応サービス一覧にあります。数えた本数が判断の入口になります。

道具に支払う前に、標準の方法との差がどこにあるかを把握しておくと納得して決められます。窓の作り、通知の扱い、複数アカウントの持ち方といった範囲はできることにまとまっています。実際の作成から設定までの流れを一度通して見ておきたい場合は使い方ガイドが参考になります。

支払いの単位そのものについては料金で確かめられます。Meetの1人あたり月額と単位が違うため、並べて比べるときは期間と台数をそろえてから計算してください。判断に残る細かい論点はよくある質問に整理されています。

最後に、費用の見直しをする間隔について触れておきます。Meetの料金ページは割引の表示が入れ替わり、プランに含まれる機能も追加されていきます。契約したときの条件がそのまま続くとは限りません。年に1度、契約中のプランで使っていない機能がないか、逆に無料の範囲で足りている人が有料の枠に入っていないかを確かめるだけで、支払いは実態に近づきます。

よくある質問

Google MeetをMacアプリにするのにお金はかかりますか?

アプリ化そのものは0円でできます。SafariのDockに追加、またはChromeのページをアプリとしてインストールを使えば、追加の支払いはありません。専用の道具には有料のものもありますが、まず標準の方法で足りるかを試してから検討しても遅くありません。

無料のGoogleアカウントでは会議は何分まで使えますか?

参加者100人まで、1回の会議は最長60分までが無料の範囲です。1対1の通話とモバイルからの通話には時間の制限がありません。上限が効き始めるのは3人目が入ってからなので、少人数での長い打ち合わせは無料のままでも成立します。

有料プランにすると会議は何時間つなげますか?

Business Starter以上のプランでは、会議の長さの上限が最長24時間になります。プランによって変わるのは参加者の上限と、録画や出欠の確認といった機能のほうです。長時間つなぎたいだけであれば、いちばん下のプランでも条件は満たします。

会議を録画したいのですが、どのプランから使えますか?

会議を録画してGoogleドライブに保存する機能は、Business Standard以上で利用できます。Business Starterは対象外です。アプリ化の方法を変えても録画の項目は出てこないため、プラン側の条件として確かめてください。

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