notionアプリのダウンロードはPCで7通り|選び分けと初期設定
PCにNotionを入れようとして公式のダウンロードページを開くと、ボタンが1つではありません。macOS向けが3つ、Windows向けが4つ並び、どれが自分の機械のものかはページに書かれていません。しかも同じページにNotionカレンダーとWeb Clipperの入口が混ざっているため、目的のファイルにたどり着く前に迷います。選ぶ順番は、まず機械の種類、次に配布形式、最後にCPUです。この順で見れば、押すボタンは1つに絞れます。
ダウンロードのボタンが7つに分かれている理由
notion.com/desktopに並ぶ選択肢は、macOS Universal、macOS Apple Silicon、macOS Intel x64、Windows MSIX x64、Windows MSIX ARM64、Windows .exe x64、Windows .exe ARM64の7種類です。中身のNotionは同じで、違うのは「どの機械の、どの仕組みで動くように包んだか」だけです。
日本語で「PC」と書かれた検索は、Windows機を指す場合と、パソコン全般を指してMacを含む場合の両方があります。ここが最初の分かれ道です。WindowsのノートPCならWindows側の4つ、MacならmacOS側の3つを見ることになり、逆側のファイルを落としても開けません。
さらに紛らわしいのは、同じページに別の製品が同居していることです。Notionカレンダーには専用のダウンロードが用意され、Web ClipperはChrome用の拡張機能として案内されています。ワークスペースのアプリを探しているときに、この2つを押しても目的のものは入りません。ページの上から順に押すのではなく、「Notionアプリ本体」の欄だけを見て、他は無視するのが早い進み方です。
- 機械の種類: Windowsか、Macか
- 配布形式: WindowsはMSIXか.exeか。Macは単一の形式のみ
- CPU: x64かARM64か。MacはApple SiliconかIntelか
Windows側の4つは「形式」と「CPU」の掛け算
Windowsの4つは、MSIXと.exeという2つの配布形式に、x64とARM64という2つのCPUを掛けたものです。ほとんどのWindows PCはx64で、ARM64は一部のSurfaceノートPCのような、Armプロセッサを積んだ機械が対象になります。CPUの確認は、Windowsの設定からシステムの情報を開き、システムの種類の欄を見ると分かります。
形式の違いは、インストールと片づけの作法にあります。ヘルプにはこう書かれています。
NotionはWindows用のMSIXパッケージとしても利用可能です。MSIXは、より安全で、インストールやアンインストールがクリーンで、ITチームが社内で展開しやすい最新のアプリ形式です。 出典: notion.com
MSIXに乗り換えるときの手順も決まっています。いまの.exe版をアンインストールしてから、MSIXファイルを開いてインストールします。データは引き継がれ、以前と同じ場所からプロファイルとログインの情報を読むため、開いていたウィンドウとタブもそのまま戻ります。
MSIXに変えると挙動が変わる箇所も2つあります。ログイン時に起動するかどうかがWindowsの設定側からも管理されるようになり、アプリ内の設定を使うには一度は起動しておく必要があります。もう1つはリンクの処理で、Windowsの設定にあるWebサイト用アプリの項目に移ります。設定が済むと、Notionのページへのhttpsリンクがブラウザを経由せず直接アプリで開きます。会社が管理している端末の場合、切り替える前にIT部門へ確認するよう注意書きも添えられています。
対応OSの下限と、Mac側の3ファイル
配布形式より先に見ておきたいのがOSの下限です。公開されているシステム要件は短く、次のようになっています。
| 種類 | 必要なバージョン |
|---|---|
| macOS | macOS 12以上 |
| Windows | Windows 10 バージョン21H2以上、Windows Server 2016 |
| Chrome | 過去8回の主要な延長安定版リリース |
| Firefox・Safari・Edge | 直近2つのメジャーリリース |
Windows 10のまま使い続けている機械では、バージョンが21H2に届いているかどうかが分かれ目になります。届いていない場合は、Windows Updateを当ててからダウンロードした方が、入れてから動かない理由を探すより短く済みます。
Mac側の3つは、CPUの違いだけです。Universalは両方のプロセッサ向けのコードを1つに含むため、機種を調べずに押せます。ファイルの大きさを気にしないなら、これが迷わない選択です。Apple Silicon版とIntel x64版は軽い代わりに、合わない機械では起動しません。
Linux版は用意されておらず、ヘルプはChrome、Firefox、Safariのいずれかで開くよう案内しています。Linuxの機械を仕事で使っているなら、ダウンロードを探す時間はそのまま無駄になります。
ブラウザの行にも下限がある点は見落とされがちです。ChromeとFirefoxは自動で新しくなるので普段は意識せずに済みますが、SafariはmacOSのバージョンに強く結びついています。OSを何世代も止めたまま使っていると、サイトそのものは開けても、対象の範囲からは静かに外れていきます。アプリを入れずにブラウザで通す方針を選ぶなら、ブラウザ側を新しく保つ手当てはセットで必要になります。
ダウンロードした直後に、既定で決まる設定が2つある
インストールを終えてログインすると、頼んでいない設定が2つ有効になっています。ここを知らないまま使い始めると、翌朝から挙動が変わったように感じます。
1つはコマンド検索です。Notionを前面に出していなくても、キーボードショートカット、Macのメニューバー、Windowsのタスクバーから検索とNotion AIを呼び出せる機能で、既定でオンになります。切るには、サイドバーの設定から個人設定に進み、コマンド検索を使用をオフにします。メニューバーへの常駐だけを消したい場合や、呼び出しのショートカットを変えたい場合も同じ画面で調整できます。
もう1つはログイン時の自動起動です。Macならドックのアイコンを右クリックしてオプションを開き、ログイン時に開くのチェックを外します。Windowsならタスクバーのアイコンを右クリックして起動設定を開き、同じ項目のチェックを外します。起動が重いと感じる原因がここにあることは珍しくありません。
新しいタブを作るたびに検索ウィンドウを開く設定も、既定でオンです。オフにすると、起動時の設定で指定した既定のページが新しいタブに表示されます。毎回検索窓が出るのが煩わしい場合は、設定の環境設定から切り替えます。
リンクがアプリとブラウザのどちらで開くかを決める
ダウンロードした後にいちばん多い引っかかりが、Notionのリンクをクリックしたときの行き先です。設定がアプリ側とWeb側の両方にあるため、片方だけを触っても直りません。
アプリで開きたい場合は、ブラウザでNotionを開いて設定の環境設定に進み、デスクトップアプリでリンクを開くをオンにします。そのうえでデスクトップアプリ側の設定で、Notionリンクをブラウザで開くがオフになっていることを確かめます。逆に、常にブラウザで開きたい場合は、アプリ側でNotionリンクをブラウザで開くをオンにし、Web側でデスクトップアプリで開くをオフにします。
Windowsでアプリが勝手に立ち上がるという相談も同じ経路です。両方の設定をブラウザ側に寄せてもアプリが開くなら、機械そのものの既定アプリの設定がNotionの設定を上書きしている可能性があります。その場合はWindowsの設定側で関連付けを見直すことになります。
すでにアプリを入れているのにリンクがアプリに飛ばないときは、ブラウザでそのページを開き、右上の三点のメニューを一番下までたどってMacアプリで開くを押すと、経路が繋がります。
会社から配られたPCで止まったときの進み方
ダウンロードそのものが通らない環境もあります。管理されている端末では、インストールできるアプリや配布形式がIT部門の方針で決まっており、MSIXが許可されていない、あるいは実行ファイルの持ち込みが止められていることがあります。ヘルプも、MSIXへ切り替える前に組織の設定で対応しているかを確認するよう促しています。
更新の扱いも同じで、macOSの端末についてはIT部門が展開プロセスを通じてNotionデスクトップアプリの更新設定を管理できると明記されています。手元で最新版にできない理由が、アプリ側ではなく配布の仕組み側にあることは十分にあり得ます。
自分の判断で入れられる端末なら、更新は自動で進みます。手で確かめたいときは、Macならメニューバーの表示からアップデートを確認、Windowsならファイルからアップデートを確認をたどります。メニューバーが見えない場合はAltキーを先に押します。反映されないときはcmd/ctrl + Rで再読み込みし、ごく稀に入れ直しが必要になる場合だけ案内が出ます。
入れられない端末では、ブラウザでnotion.soを開く形が正規の使い方になります。要件表にブラウザの行が用意されているのは、そちらが代替ではなく想定された経路だからです。
独自データから見える傾向
ダウンロードで解決するのは配布と起動の話までで、その先には別の詰まりがあります。デスクトップアプリはブラウザの拡張機能を読み込まず、同時にサインインできるアカウントも1つです。パスワード管理や翻訳の拡張機能を前提に仕事をしている人、個人と勤務先のワークスペースを毎日行き来する人は、アプリを入れた後に同じ場所へ戻ってきます。
この層が選ぶ3つ目の形が、ブラウザを土台にした独立した窓です。実際にどのサービスがアプリにされているかを見ると、対応の顔ぶれは300以上のプリセットからすぐ作れる状態にあり、仕事で毎日開くものに偏っています。土台にできるブラウザはChrome、Chrome Canary、Chromium、Brave、Microsoft Edge、Vivaldi、Operaの7種類で、アプリごとに別のブラウザプロファイルが割り当てられるため、Cookieとログインの状態が窓ごとに分かれます。
作れるものと設定できる範囲はできることにまとまっており、URLを入れてアイコンを選ぶまでの流れは使い方ガイドで追えます。自分が毎日開くサービスが含まれているかどうかは対応サービス一覧で確認でき、無料で作れる本数と買い切りの金額は料金に、作る前に迷いやすい点はよくある質問に載っています。
先に決めるのは、Windowsか Macか、そしてOSのバージョンが下限に届いているかの2点です。この2つでダウンロードするファイルは確定します。そのうえで拡張機能と2つ目のアカウントが日常に入っているなら、公式のファイルを落とすだけでは片づかない部分が残ります。
よくある質問
PC版のNotionはどのファイルをダウンロードすればよいですか?
Windowsなら形式とCPUの組み合わせで4つ、Macならプロセッサ違いで3つあります。Windowsはほとんどの機械がx64で、Armプロセッサの機械だけARM64です。Macで迷う場合はmacOS Universalを選ぶと、機種を調べずに開けます。
WindowsのMSIX版と.exe版は何が違いますか?
中身のNotionは同じで、インストールと管理の作法が違います。MSIXはアンインストールがきれいに済み、IT部門が社内へ展開しやすい形式です。乗り換える場合は現在のアプリをアンインストールしてから入れ直しますが、ログイン情報とタブは引き継がれます。
ダウンロードした後、Notionが勝手に起動するのはなぜですか?
インストール時に、コマンド検索とログイン時の自動起動が既定でオンになるためです。Macはドックのアイコンを右クリックしてオプションから、Windowsはタスクバーのアイコンを右クリックして起動設定から、それぞれチェックを外せます。
会社のPCでインストールが許可されていない場合はどうすればよいですか?
ブラウザでNotionを開く形が正規の使い方として案内されています。システム要件にはブラウザの対応バージョンも示されており、Chromeは過去8回の主要な延長安定版リリース、Firefox、Safari、Edgeは直近2つのメジャーリリースが対象です。